パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

スポーツと気晴らし by シャルル・マルタン

2022年09月07日 | アート・文化
『スポーツと気晴らし』 は、アール・デコ時代に活躍したイラストレーター、シャルル・マルタンが描い た20枚のイラストにエリック・サティが曲を付した21曲からなるピアノ小曲集です。
シャルル・マルタンに関する本は見つかりませんでした。この絵葉書のセットぐらいしか。

アール・デコを代表するイラストレーターと言えば、ジョルジュ・バルビエですが、自分的には、シャルル・マルタンの方が好みです。

この直線的な幾何学模様が子供の時に見た、あるいは学生時代に読んだ星新一の本の表紙のデザインー真鍋博に似ている、と思うからです。
  

自分的には、美術で言うと印象派よりも「エコール・ド・パリ」
商業デザインで言うとアール・ヌーボーよりも「アール・デコ」の方が好みです。
要は、美術の世界において革新的なムーブメントであった印象派が落ち着いて、その後どうなったのか?に関心があります。

アール・デコとは、1910年代半ばから1930年代にかけて流行した装飾美術です。
幾何学図形をモチーフにした直線的で記号的な表現が特徴です。
第一次世界大戦と第二次世界大戦の間で、「消費は美徳」と言われた欧米がバブル経済期に流行ったデザイン。
日本でいえば大正時代(1912年– 1926年)「大正デモクラシー」「大正ロマン」の頃です。
時代のあだ花と言えるかもしれません。誰も継承していませんからね(探せばいるかも)。

エコール・ド・パリとは、1920年代パリで制作活動をした外国人アーティストたちの集団。
特定の様式、芸術運動を伴わない外国人芸術家たちのゆるやかな集まりの事。
作品は一人一人個性があります。藤田嗣治もその一人です。
コメント
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