パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

endless 山田正亮の絵画 at 東京近代美術館

2017年01月02日 | アート・文化
第二次世界大戦後間もない頃から半世紀以上にわたり5,000点近い絵画を描き、戦後日本の美術史に比類のない足跡を残した画家だそうです。すみません。詳しくは知りません。
ストライプの画家で有名だそうです。
ま、でもこのストライプは、70年代に入ってから。時代と共にその作風は変わっていきます。その中で、ストライプにこだわったのは、70年代。
終戦後間もなくは、キュビズムの作風です。しかも瓶、砂糖壺、テーブルを繰り返し描いています。まるで、去年、東京ステーションギャラリーで開催された「ジョルジョ・モランディ―終わりなき変奏」を観ている様。


それが、モザイクのような不定形の形の絵になります。


テレビのテストパターンの様なタイル画になります。


そして、ストライプ画。
  

一連の絵に共通するのは、「無彩色」と言う事です。全体的にセピア色というか、灰色かかっていると言うか。
描き方はワンパターンなのですが、飽きずに見続ける事が出来たのは、この無彩色のおかげではないかと。
先の「ジョルジョ・モランディ―終わりなき変奏」を見続ける事が出来たのも、この無彩色のおかげかな?
無彩色で描けると言う事は、むしろ、色彩豊かな才能を持っていたから、と言えるのかもしれません。

それが、80年代に入るとガラッと趣が変わり、極彩色になります。所々、クロスの線画が描かれています。


最後に一色塗りです。極めるとこうなると。


制作ノートも多数展示してあります。1000円にしては見応えのある展示会でした。
画家のアトリエ風展示コーナーがあります。
ここは、撮影可能です。
 

常設展示は、無料でした。
ジンガイ、いっぱい来てました。こんな情報、何処から入手するのか?


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