パールライスのつれづれなるままに

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印象派への旅 at Bunkamuraザ・ミュージアム

2019年05月18日 | アート・文化
産業革命期にスコットランドのグラスゴーにて海運業により莫大な財を築いたウィリアム・バレル。洋の東西を問わない膨大なコレクションは、1944年にグラスゴー市に寄贈され、1983年には美術館「バレル・コレクション」の設立となります。
寄贈する条件が「イギリス国外に持ち出さない事」でしたが、当館の改修工事により、日本での公開が可能となりました。


門外不出の貴重なコレクション。今回は「印象派への旅」の題名通り、印象派直前の絵を中心とした展示会です。
一部、同じグラスゴー市内にあるケルヴィングローヴ美術博物館所蔵のルノワールやゴッホ等の作品もあります。

印象派始まる前、バルビゾン派が台頭しました。バルビゾン派を代表する画家、ドービニーが現在、損保ジャパン日本興亜美術館で企画展示されています。ドービニーもこの展示会には数点出展しています。見比べてみるのも良いかもしれません。


写真が発明されて写実主義が意味をなさなくたった当時、印象派の前にどんなタイプの絵画が好まれていたのか?しかもイギリスで。と言う部分で興味深かったです。

個人的に一番興味を持ったのが、 ポール・セザンヌの「倒れた果物かご」
キュビスムが始まるきっかけとなったセザンヌの画風が確立する前の絵だそうで、「ああ、ここから始まるのかぁ。」とチト感動しました。


印象派の作品は少ないので、心づもりはそれなりに。「第3章 川から港、そして外洋へ」のコーナーは撮影可です。


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