「三代徳田八十吉展」を観にそごう美術館に行ってきました。
焼き物にはまるで関心がなかったのですが、近代絵画の様な抽象的な図柄に驚いて観に行きました。
古九谷焼という、古い伝統的な焼き物に使われている釉薬からこんな幻想的な絵が表現できるとは驚異です。
何でも、焼くときの温度を高くすると、釉薬が溶けて流れて偶然こんな模様になるとか。奇跡の芸術ですね。
このグラデーションが素晴らしい。元々の古九谷焼の図柄からは想像出来ないモダンアートになっています。
初代、二代目の作品の他、江戸時代のものまで展示してあるので、古九谷焼の歴史も分かるのかな?
とにかく、このグラデーションにうっとりしてしまいました。
で、この作品群、そごうで展示しているので、売っているのですが、ン百万円なんですよ。小さい物でも30万円以上します。
観るだけで十分ですね。今年初めの目の保養としては十分な展示会でした。
安曇野なんかに行くと、ガラス、彫刻、絵画など、地方興しがどういうものか、見た目で分かります。
成功してウン十万の値が付くようになるまでの苦労は、陶芸家の真剣さに比例するといいのですが。
名古屋にあったイタリア村にも、ベネチアングラスの美術館がありました。
が、イタリア村閉鎖・・・。
篤志家が購入するだけでは、これからの陶芸はきびしいのかなあ。
ところで、前に指摘して頂いたエアコンのポンプ効果なんだけれど、
あれは室内の温度が低いときの現象では?
暖かい空気の法が体積が大きいからでしょう?