パールライスのつれづれなるままに

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中島千波とおもちゃシリーズ展 at 松濤美術館

2016年06月12日 | アート・文化
中島千波・・・すみません。現代作家のことは、ほとんど知りません。
しかし、顔を見て思い出しました。ニュース番組か何かのコメンテーターをしていませんでしたっけ?
柔和なお顔の方ですね。絵にも表れているようです。


現代日本画業界にて重要な方だそうで、「おもちゃと花」に特化した展示会です。
デビュー当時から、おもちゃはモチーフだったそうです。
おもちゃと言っても、メキシコ寒村の住民が作った動物ものがメインです。
その選択基準は、「こんな物、何の役に立つのか?買う人いるのか?」だそうです。

花については、丁寧なデッサンが重要だそうです。
西洋の花が中心です。

作品の展示と同時に、実際のおもちゃとデッサン画も展示されています。
花の解説と作者のコメントが掲示されています。
これなら、子供でも楽しめる展示会ではないでしょうか?


日本絵画の技術と素材を利用して、西洋の花と南米のおもちゃの絵を描く。多国籍な絵画と言えるのでしょうか?
   

日本のおもちゃ(土人形)を素材とした絵もあります。十二支の絵馬が日本画らしかったです。

ただ、不思議なのは、2/3ぐらいの作品が「2008年制作」ものなのです。
作家の「おもちゃと花」の集大成、と言えないのですね。それでも楽しめる展示会です。
入場料500円ですし。良心的です。


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