選択と集中

サンヨーのポータブルラジオレコーダー「ICR-RS110MF」です。これは予約録音ができるラジオです。GW直前に買いました。何故今頃報告するのかというと、私にとって重要な製品なので、長期間の使用でも満足の行く製品なのかどうか検証したかったからです。
何が重要なのかと言うと、語学学習のためです。
英会話スクールでの勉強では飽き足らず、他の方法でコストのかからない英語の勉強をしようと思いました。その最良の答えがNHKラジオ英語講座だったのです。
すでに製造中止の製品ですが、ネット上での評判を見ると「後継機よりも良い」ということなので、あえてこれを買いました。

結論は「買って良かった」です。
ビジネスパーソンにとって放送時間に合わせて勉強するとこはできません。従って予約録音が可能なラジオは必需品となります。
予約する上で重要なのは、ラジオ側が常に正確な時間を保っていることです。
このラジオは「時刻自動補正機能」を搭載しています。ラジオ放送の時報を自動受信して、内臓時間のズレを修正するのです。
電波時計でないのは何故？と思っていました。しかし、地震の影響で福島の電波時計送信所が停止したことを考えると、ナルホドと感心しました。
予約録音ができるラジオは機種が少ないのです。同様な製品でソニーの「ICZ-R50」があります。こちらの方が安いのですが、補正機能を持っていないのです。

受信感度ですが、ネット上では評価が分かれています。この製品にはAM放送用ループアンテナが付属してます。それを利用していますが、近接する局がかすかに聞こえます。またFM放送については更に附属のアンテナ使用の場合、雑音だらけとなります。そこでＴ型フィーダーアンテナを室内に設置しました。多少解消した程度です。ま、目的はNHKラジオ第2を聴くことなので、AM放送は混信以外ノイズ無く受信するので良いか、と割り切っています。

録音についてですが、MP3形式、ビットレートが128bit固定です。データは付属のMicro SDカード(2GB)に録音します。AMなんか64bitでも贅沢なんじゃないかと思うので、変更できないところが残念です。そのほうが録音時間が長くなるし。

最大の欠点といえるのが、クレードルのスピーカーです。1,000円の携帯ラジオ並みに音質にはガッカリです。FMはモノラル？と疑いたくなるような音質です。
しかし、MP3データをPCで聴くと高音質です。そこで、Windows ムービー メーカーで編集後iPhoneで聴く、と言う事もしています。
では「クレードルは必要ないのか」と言うとそんなことはなくて、これが無いと時刻補正機能が働かないのです。

ちなみに私が聴いている番組は「英語五分間トレーニング」と「攻略！英語リスニング」の２つです。これ以上受講すると頭がパンクするのです。「選択と集中」というのはビジネスだけでなく、私生活でも重要なのだということをラジオで知りました（笑）。

SANYO ICレコーダー ポータブルラジオレコーダー ICR-RS110MF(S) 価格：￥ 29,799（税込） 発売日：2008-11-21