パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
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それしかないのです。

2013年06月02日 | アート・文化

20130531_2 先週の金曜日、仕事を定時で上がり、そそくさと上野へ。西洋美術館で開催中のラファエロ展を見に行きました。GWの前に見たのですけど、今回は確認ともう二度とラファエロ見る事が出来ないんじゃないかと言う強迫観念から行ってきました。
にしても、混み過ぎ。最終日間近だから仕方ないか。

 

確認と言うのは、この絵も偽物を展示しているのでは?と言う疑惑があるからです。何度かこのブログに書きましたが、歴史に名を残す美術品に関して言えば、我々は本物を見る機会がないのです。多分。今回の「大公の聖母」もそうなんじゃないかと思ったのです。 

 

Img_464023_48122729_1 何故なら、今回展示している「大公の聖母」には傷が無いのです。左の画像には、聖母マリアの左目上に縦の傷があります。また、胸から幼子イエスの手首のあたりまで同様に傷があります。
これは、テレビ東京「美の巨人」、NHK「日曜美術館」でも同様に傷が映っていました。
ところが今回の展示品には傷がありません。2度目の訪問の際、3回並んで観ましたから、間違いありません。

 

ま、仕方ないですね。わざわざ高いリスクを背負って日本まで空輸するなんて。イタリアにとっては、ほぼ国宝ですからね。国家ぐるみで制作された複製画がいかに超精巧であるのか、それを感嘆するのも一興かと。何れにしても、それしかないのです。

 

しかし、展示しているものすべてが偽物とは限らないと思います。たまに数点、その絵の回りをすべてアクリルの板で覆われた絵画が突如展示されている場合があります。これらは本物でしょう。そう言う作品って、大して興味を引く様な作品ではない事が多いです。つまり、価値が低いので、レプリカを作る手間を省こうとしたのかもしれません。

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