先日、CM(コンストラクション・マネジメント)を生業としている会社が、某ディスカウントストアの新店舗建築工事についての見積方法の説明すると言うので、その説明会に行ってきました。
さすが斜陽産業。100人以上は出席しています。
ピラニアみたいに食らいつきますね。メチャ混みでした。
建築面積1,000平米、S造500t、平屋、軒高6m、屋根は折板、壁はガルバリウム鋼板、工場みたいな建物です。発注主曰く、「ローコスト店舗を独自に開発した」そうです。建物もディスカウント(笑)。
ちょっと考えると、こんなおいしい物件スーパーゼネコンが見逃すはずがありません。
何故こうなったのか、それなりの理由があったからです。
工事期間は4ヶ月。着工は4月1日。この時期になっても設計図書は完成してません。何を見積もれというのか。
この見積もりには専門業者の他にゼネコンも参加です。つまり、施工を管理する元請け自体も決まっていないのに、4月1日から着工です。
工期のムチャぶりもここまで来ると笑うしかありません。
資金繰りに苦しんでいる業者は食らいつくんだろうなあ。
建設業界は誰が最後にババを引くかのデスマッチですね。これでは。
以前、この会社から受注したことがありました。支払いはきちんとしますが、それ以外の事がね。
今の会社の社長は施工に関してはド素人なので、こんなことにも引っかかるのです。
私は前もって何も言いませんでした。良い時間潰しになると思ったので。
うちの近くも数年がかりでホームセンターブームがありました。カーマとかカインズとか、コメリとか。もはやこれ以上立てるのは難しそうです。
このブームが終わったら、ホームセンターの建設需要なはなくなります。少なくとも我が地域では。
設計手法を公開するほど、複雑ではないのだと思うよ^^;