パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

川端龍子 超ど級の日本画 at 山種美術館

2017年07月15日 | アート・文化
「健剛なる芸術」を唱え、一般大衆向けに作品を描き続けた川端龍子。
画壇から一歩退き、在野の画家として全うした巨匠です。
ダイナミックで分かりやすい画です。
 

この大胆で大仰な画は、「会場芸術」と批判されましたが、これを逆手にとって、自分の特徴としてしまいます。
横山大観の特徴、朦朧体・没骨法(もっこつほう)だって馬鹿にされた技法だし、フランスでは、「印象派」は元々批判的な言葉であったわけだし。
大変革を起こす芸術は大抵、その当時非難されるものです。


当初、洋画家出身でしたが、洋画を究めるために、渡欧。その後、日本画へと転向します。
安定した収入を得るため、新聞や雑誌の挿絵画家でもありました。そこからジャーナリズム性も身につけます。
そういうわけで、アウトロー的要素を持っていたのでしょう。


日本画は、美術好きでないと、なかなか取っ掛かりにくいと思います。その辺の垣根を壊した部分、歴史に名を遺す巨匠ですね。


その画なんですけど、ダイナミックなだけあって、デカい画が多いのです。屏風に描くような。いやそれ以上。
なので、それにふさわしいポストカードが売ってなかったと。
2枚ほどそれらしいヤツが売っているのですが、私のスキャナーでは読み取れません。長すぎて。
と言うわけで、小作品でご勘弁。
この屏風だけ、撮影可です。


活動は大胆ですが、私生活は普通だったそうです。家族思い、ペット(犬)大好き。
俳句の世界でも有名で、一日一句作っていたそうです。


そして、山種美術館としては珍しく、他の美術館から貸し出しを受けて展示しています。
山種は、自らのコレクションを繰り返し展示する美術館です。さすがにこのデカさのコレクションは持っていなかったのでしょうか?

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オーディオ・ガジェット・シリーズ(その4)

2017年07月12日 | 家電
Fire TV Stick (New モデル)

今更ながらのFire TV Stick ですが、ご報告を。
Amazonのプライム会員なら、購入した方がよろしいと思います。
Fire TV Stickは、動画、音楽に特化していて、お手軽に無料で視聴できる点が素晴らしいです。

内容物の構成は、旧モデルと変わりなし。


旧モデルとの違いは、
CPUがクアッドコアになった→動作が早くなった
音声検索が可能となった→Fire TV Stickで文字打ちするのが面倒。コントローラー上部のマイクボタンですね。


旧モデルよりも一回り大きくなりました。


メニュー構成も変わりました。使いやすくなった様な・・・・


そして、このFire TV Stickの欠点は、何か?それは音質ではないかと。
TVのスピーカーは、音楽を聴くには貧弱です。
しかし、Fire TV Stickには、音声出力端子がありません。
せっかく無料でダダ漏れして聞けるというのに・・・・・さてどうする?以下次号!
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猪熊弦一郎展『いのくまさん』 at うらわ美術館

2017年07月09日 | アート・文化
これは、見応えのある展示会でした。
猪熊弦一郎、洋画家です。
三越の包装紙のデザイン、あの白地に赤いの玉のヤツ、さらに上野駅中央改札口の上部に描かれている巨大な壁画、「自由」これらは彼の作品です。


帝国劇場のホワイエにあるステンドガラスも彼の作品。意外と身近にあると言うことは、相当な巨匠であらせられたと言う訳で、知らない私が恥ずかしい。


『いのくまさん』と言う絵本があります。谷川俊太郎の詩とともに、彼の生涯にわたる作品を子どもたち向けに紹介した絵本です。


その絵本に沿って作品を展示しています。
その絵本は、「じぶんのかお」「とり」「ねこ」「いろ」「かたち」等のテーマごとに紹介されていて、この通りに展示しています。

こどもの ころから
えが すきだった いのくまさん
おもしろい えを いっぱい かいた

こう言う言葉が壁に書かれています。
なので、楽しく閲覧できました。

初期は写実的に描いていたものの、歳をとるに連れて精神が解放されていく・・・・・子供のように純粋な気持ちになって描いていく様は、まるでピカソの様です。
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オーディオ・ガジェット・シリーズ(その3)

2017年07月07日 | 家電
High-Reso CuBit
見た目、安物のMP3プレーヤーに見えます。
しかし、この俺様がそんなものを買うハズがない。
これは、ハイレゾ音源再生プレーヤーです。

お値段なんと、9,800円。普通、5~6万円するものだけど。
しかも、エイベックスが製造。-正確にはグループ会社ですが。


と言うわけで、あちこちとコストダウンの様が見受けられます。
MP3は再生できません。FlacとWavファイルのみ。
このプラスチッキーで幼稚なデザイン。
内蔵メモリは無し。Micro SDのみ対応。
イヤフォンは付属していません。
192kHz/32bitまでの対応。

安けりゃ良いのよ。外出先でお気楽に聞きたい・・・と思いましたが、別途、イヤフォンとMicro SDカードを購入しなくてはなりません。(涙)


イヤフォンは上海問屋のものを購入。初心者向けの安いハイレゾ対応のヤツ。3,000円・・・・安すぎかもしれません。
で、さっそく聴く・・・・・アレッ?こんなにショボい音?


やはり、「安かろう悪かろうか・・・」とガックリうなだれました。
一縷の望みをかけて、ステレオに接続したところ、あらまビックリ!ハイレゾ再生しているではありませんか!これはこれで十分な音質です。

残る問題はイヤフォンだな!と言うことで、さっそく近所のソフマップへ。
あらゆるハイレゾ対応のイヤフォンを試しまくって確信しました。やはり、イヤフォンが音質の良し悪しを決めると。
私的には、ソニーの8,000円ぐらいするイヤフォンが予算的にベストバイだと。で、いつ買えるんだよ。
ああ、恐ろしき、オーディオの世界・・・・(涙)
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レオナルド×ミケランジェロ展 at 三菱一号館美術

2017年07月04日 | アート・文化
「万能の天才」レオナルド・ダ・ビンチ
「神のごとき」ミケランジェロ・ブオナローティ
素描展です。ほぼ素描しかありません。

しかし、彼らの素描は言うまでもなく、半端ありません。
モノトーンでも、あの描き込み具合、鑑賞に耐えるものです。
彼らが制作にかかる前、初めにどう考えていたのか?を知る上でも、知的好奇心もそそられる展示会でもあります。

ミケランジェロ作「<レダと白鳥〉の頭部のための習作」:このモデル、男性です。当時はそれが普通だったみたいです。で、それを女性化するために、まつ毛を長く描いた絵が描き加えてあります。


レオナルド作「少女の頭部/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作」:「最も美しい」素描と言われています。


悪い意味でのライバルだったようです。23歳も年が離れていた割には。
お互い切磋琢磨するのではなくて、足の引っ張り合い。(笑)

閑話休題。
展示会ではなくて、この美術館そのものについて。
天井が見えます。
建築家ジョサイア・コンドルの真骨頂。


あー、中庭が美しい。
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