青く固かった ウワミズザクラ の実が色づいてきた。
池畔のこの樹は 根元に生えている カントウマユミ と一緒に鳥が種子を運んできたものだ。
発芽当時は育てる気は無く毎秋 雪囲いの頃に根元から刈り取っていたものだった。
刈り取りを止めてから7・8年になるだろうか 今年は樹冠いっぱいに花を咲かせ実を付けた。
今 実が色づいたその樹は 鳥たちの絶好の餌場になっている。
ヒヨドリ スズメ ムクドリなどの外に ハシボソガラス まで子供を連れてやってくる。青い実は熟するにしたがって 黄色 赤 から黒くなる。黒い実は甘くておいしい。
ヒヨドリ も黒い実が甘くおいしいことを知っているようだ。
この実の稔る頃になると jokichi が小学校低学年のころ 父と一緒にこの実を採ったことを思い出す。
川沿いのその場所も鮮明に覚えているが 今はその渓畔林も姿を消しコンクリートの堤防になった。
夏の暑い日のことだった。そのとき 小魚を捕えた手の感触まで残っている。
7月13日は暑かった。魚沼市でも猛暑日だった。
涼しい筈の 浅草山麓エコミュージアムも 31℃まで気温が上昇した。
比較的涼しい ミヤマナラ の木陰の木道で何かが動いた。
近づいてみると2頭の ニホンカナヘビ が争っているようだ。
お互いに相手に噛みついている。
だんだん優劣がついてくる。腹を見せているほうの形勢が悪いようだ。
ほぼ決着がついたようだ。
カメラを近づけすぎたのか 勝負がついたのかこの後すぐ双方とも50cmもジャンプして別れた。
最初にシャッターを切ってからジャンプするまでは50秒たらずだった。
噛みついている個体の右目がカメラを睨んでいるように見えるのは jokici だけだろうか。