jokichi つれづれ日記

自然観察大好きじいさんが 見たこと 感じたこと を気ままに綴ります。

ハクサンコザクラ に見る生物多様性

2016-04-20 22:16:20 | 棚場のこと

大仰な タイトル を付けたが jokichi はホントにそう思って感動したのです。

2013年秋に ハクサンコザクラ の種子を小さなプランタに蒔きました。
2014年春にはたくさんの芽が出たが 熱帯夜の続く夏は ハクサンコザクラ には過酷だったようだ。
秋に生き残っていたのは20株程度だった。生育のいい株をいくつか小鉢に植えて翌春の開花を待った。
2015年6月に一株だけ青い小鉢に植えた株が開花した。

2015年8月 自生地に咲く ハクサンコザクラ です。

青い小鉢の花は自生品と比べると 花は小さく花色も薄い。
初花だから貧弱だが来年はもっといい花を咲かせよう・・・・と思っていたが熱帯夜の夏を越せなかった。
2015年の夏を越して 冬も越して 2016年の春を迎えた株は 5株ほどしかなかった。
その内の一株が先日開花した。目の覚めるような鮮やかな花の色に驚いた。

自生地でも こんな色の花はほとんど見つけられない。

花色の他に花の中心の白い部分の大きさや 葉の鋸歯の様子 葉と花の大きさの比なども違いがある。
何よりも 発芽した苗の内の90%が枯死する熱帯夜の続く夏を乗り越える生命力がすごい。
願わくば 今年の夏も乗り越えて 株分けで殖やせるほどに育ってほしい。

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