東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

久しぶりに百花園

2017-07-14 | 季節の花
  ずっと天候不良が続いたためしばらくぶりの百花園、
  もう行く道を忘れちゃうくらいのご無沙汰でした。
  幸か不幸かこの時期なので大きな変化はなくてよかった、
  が、しかしそこはかとなく秋の気配が。


  

     一家(ひとつや)に遊女も寝たり 萩と月  芭蕉




  

     桔梗の花 咲く時ぽんと言ひそうな  加賀千代女

     万葉集のなかで秋の七草と歌われている「朝貌の花」は桔梗であろうと言われている。




  

     我がやどの葛葉日に異(け)に色づきぬ 来まさぬ君は何心ぞも  万葉集(作者不詳)

     私の家の庭の葛の葉が日に日にいっそう色づきて来ました。
     来ないあなたはどんなお気持ちなのでしょうか。




  

     手に取れば袖さへにほふ女郎花 この白露に散らまく惜しも  万葉集(作者不詳)

     手に取れば袖にさえ染まりそうな女郎花が、
     この白露に散ってしまうのは惜しいことです。




  

     「秋の七草」は、奈良時代の歌人、山上憶良が
     万葉集において選定した。

     萩の花 尾花葛花 撫子の花
     女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花」


     しばらく行かなかったら百花園には秋の七草が、
     これから夏本番なのにちょっと早いような気もするが
     季節はさりげなく変わろうとしているようです。

                                              7月8日 向島百花園
          

コメント (2)
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