東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

ナンバンギセルは面白い花

2017-08-24 | 季節の花
  ひと頃と違って咲く場所が狭くなってしまったナンバンギセル、
  今は1メートル四方くらいの場所で咲いている。
  世の珍花と同じで絶滅が心配しているけど
  それは百花園での話、他の場所ではどうなんだろう。


  

     ナンバンギセル(南蛮煙管)  ハマウツボ科ナンバンギセル属

     かつて南蛮人と言われていたポルトガル人やスペイン人の船員がくわえていた
     マドロスパイプに見立てて「ナンバンギセル」の名前がついたのでしょう。




  

     こんな筒状の花を見ると中を覗きたくなるけど
     高さが15センチくらい、なかなか簡単には覗かせてくれない。




  

     ツボミはおちょぼ口で笑っちゃうくらいかわいい。




  

     この植物は葉緑体を持たない寄生植物、
     ススキなどイネ科の植物に寄生して生活をしている。




  

     他の植物のように日当たりを気にすることはない、
     ススキの根元奥深くにも平気で咲いている。




  

     ナンバンギセルは寄生しないと単独では生きられない。
     自分ちでは見られないのかなと思って通販サイトを見てみたら
     ちゃんとススキとセットで鉢植えを売っていた、
     1,000円ちょっとなのでお手頃だね。


     万葉集では「思草(おもいぐさ)」の名前で登場しており
     古くから日本で親しまれていた植物だったのでしょう。
     うつむきかげんに咲く花の姿から来た名前でしょうね、「思草」。

     道のへの尾花が下の思ひ草 今更さらに何をか思はむ   万葉集


                                              8月17日 向島百花園
          


     アチいよ~!

  

     お日さまギラギラ、アチチチチ !!。

     ぐずついた天気が終ったと思ったら気温が猛暑日まであと一歩の34.8℃、
     夜中の1:32で29.7℃、最低気温は5:11の26.4℃。
     ここで負けてなるものか、ママチャリ出勤で帰り百花園へ
     前回には咲いていなかったハナトラノオが「アチいよ~ !」と悲鳴を上げていた。

     この焼けつくような暑い日にはこの花を見るのが楽しみで
     今日はどんな顔してるかな?。
     そしてこの顔を見ると思わず笑っちゃう、
     今日みたいな日のためにあるような花。

     でもまあ暑いけど灼熱の太陽を背に河川敷を走るのもまた乙なもの、
     この間のようなどんよりした空の下では走る気さえ起きない。
     アチチ、アチチと言いながらいい汗かいてきました。

コメント (2)
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