東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

樋口一葉ゆかりの地を歩く

2021-07-07 | 散歩

  宿題になっていた一葉を訪ねて、、、。
  今までにもいろいろ歩いてみたけど
  近くに集まっているので改めて歩いてみました。
  一葉は本郷にも足跡があるけどそれとは別に吉原近辺をね。

 

   一葉が「小野輝さん」と呼んでいた小野照崎神社、
   近くなのでよく行くけどここには特に一葉に関する記念碑などはありません。
   一葉と聞くと真っ先に思い浮かべるのでまず「小野輝さん」から歩きましょう。

 

 

   ここにも夏越の祓の神事に使う茅の輪が作られていました、
   太くて立派な茅の輪、しっかり足を上げてくぐらないとつまずいちゃうそう。
   6月30日は山開きも行われるけど一昨年行ったときは
   境内が人でいっぱいになっていたので今年は"君子危うきに近づかず"です。

 

 

   ちょっと根岸の方へ入って三島神社、
   「小野輝さん」からちょっとの距離なので一葉が歩いても楽だったのでは。

   「たけくらべ」
   「打つや鼓のしらべ、三味の音色に事かかぬ場所も、祭りは別物、
   酉の市を除けては、一年に一度の賑ひぞかし。
   三島さま小野照さま、お隣社づから負けまじの競ひ心おかしく・・・」

   雷さまを封じ込めたという「雷井戸」などもあって
   これから参拝の人が増えるのかな。

 

 

   「たけくらべ」に「これぞと見ゆる家もなく」とあるけど
   江戸のころは上野の山を火から守る火除地だったので
   人家は無かったのかも。
   境内には火除稲荷もあります。

 

 

   その「三島様の石橋」、
   この楕円形の石が橋になっていたのでしょうね。

 

 

   今まで何度も登場した千束稲荷神社、
   吉原の近くなので一葉には馴染みの場所だったのかも。
   南東へ300mくらいのところに旧居があったようです。

 

 

   これもお馴染み、一葉の胸像。
   台座には「塵中日記」の一節が自筆の文字で刻まれています。

 

 

   戸籍名は「奈津」だが、本人は「夏子」と名乗ることが多かった、
   一葉はそれ自体が筆名で、樋口一葉は後世の通名のような感じでしょうね。

   「塵中日記」
   「明日は鎮守なる千束神社の大祭なり。
   今歳は殊ににぎはしく、山車などをも引出るとて、人々さわぐ。
   隣りなる酒屋にて両日間うり出しをなすとて、
   かざり樽など積みたつるさま勇ましきに・・・」。

 

 

   一葉が見ている先の方にかつて住んでいた街があります、
   1893年7月から翌年4月まで過ごした
   決して楽しくはなかったであろう一葉一家のあった場所です。
   旧居跡とか一葉記念館など歩いても5,6分くらいかな
   短かった人生のそのまた短い期間だったけど一葉が住んでいた街、
   次回もまた歩いてみましょう。

 

          PowerShot G7X MarkⅡ。 撮影  6月28日  一葉の足跡を訪ねて

          

コメント (2)
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