一葉の足跡を歩いたけど一つ忘れ物がありました、
せっかくなので追加しておこうと行ってきました。
と言ってもすぐ近く数分のところ、
ただ行ってはみたけど期待外れでした。
大音寺。
「たけくらべ」の信如の育った龍華寺のモデルといわれる大音寺の入り口。
一葉稲荷の1ブロック隣といったところ、
旧居跡からは国際通りを挟んで数分くらいといったところかな。
国際通り沿いなのでいつも通っているところ、
ただあまり静かで気がつかなかった。
門扉は閉まっていて隙間から覗くと人影もなく静まりかえっている、
何かあるかもと期待して行ったけど期待外れだったな。
吉原へでも行ってみようと歩きだしたけど
途中吉原弁天へ寄ってみよう。
ここのお地蔵さまは雨の日にはいろいろなコスチュームをまとっている、
毎日お世話している人がいるんだね。
弁天さまに挨拶してからぐるっと回って帰りに見たらこの衣装。
なんだそうだったのか、
夜になるとそっと抜け出し吉原あたりをパトロールしていてくれるんだ。
弁天さまの道はここへ続いている、吉原仲之町通り。
メイン通りでここから江戸町通りとか京町通りなどが左右へ伸びる。
もっとも江戸のころはお歯黒ドブで遮られこっちから入ることは出来なかった、
お酉さまとか特別の日は裏門が開けられ通れたようだけど。
すぐそこのスカイツリーも半分隠れている、
いつ降り出してもおかしくない天気。
まっすぐ進んで吉原大門のあったところで振り返る。
昼間なので人通りはほとんどないけど
この時期なので夜も同じようなものだろうか。
吉原大門の足元に交番がある、
江戸のころにもここに番所があって町奉行所の同心などが詰めていた。
吉原独自の自警団組織もあって両者で治安維持に当たっていたという。
夜に行ったことないからネオンが輝いているのかどうかは知らない、
ただ昼前でもタクシーがおねえさんを運んでくる。
よく走る道だけどタクシーが急に左に寄って止まるから危ない、
ほとんどの場合おねえさんが降りてくる、
まだ密やかに営業しているのかな。
江戸のころにはいろいろな「紋日」、記念日があって
女性や子どもたちもここに来ていたようです。
一葉もひょっとしたら来ていたのかもしれませんね。
data: PowerShot G7X MarkⅡ。 撮影 7月5日 大音寺から吉原へ