秋の七草
万葉集の8巻に山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ和歌が2首、
これががもとになっていて、後に広く知られるようになりました。
「萩の花 尾花(おばな)葛花(くずばな) なでしこの花
女郎花(おみなえし)また藤袴 朝貌(あさがお)の花」。
ハギの花もここへきてあれよあれよという間にいっぱい咲いてきた、
この気温の変化を敏感に受け止めているのだろうか。
尾花(おばな)とは動物のしっぽみたいにふさふさしたススキのことで、
9月のお月見に欠かせない秋の代名詞としても有名です。
クズの花。
ちょっと前に咲いたんだけどすぐになくなってしまったが
ここへきてまた盛大に咲きだしました。
暑かったので間を置いたのかな。
この七草の中で一番困ったのがナデシコの花、
もうほとんど終わっていて探して探してやっと見っけ。
オミナエシは目下満腹中、
あっちを見てもこっちを見てもオミナエシでいっぱい。
フジバカマ。
ナデシコとは違った意味で探しました、
もう咲いているかなぁ、、、やっと咲いているのを見っけ。
秋の七草のうちで一番遅く咲くのかな。
「朝貌(あさがお)の花」というのはキキョウと考えられています。
アサガオはもっと遅くなってから日本へ入ってきた。
帰ってから見たら花の上に赤い頭が覗いている、
テントウムシかな消すのには忍びないのでそのままね。
秋ですねぇ、誰がなんといっても秋です。
誰も何も言わないか・・・。
「肩に来て 人懐かしや赤蜻蛉」 夏目漱石
河川敷を走っていると赤とんぼの群れと出合います、
出合うというか群れの中に飛び込んだ感じ。
「おいおい、前をよく見て飛んでくれよ
こっちは急に止まれないんだから・・・。
data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 月 日 向島百花園