公園に、犬たちの遊び場であるクローバー広場があります。
ここを通りかかるたびに、リードを外された犬たちが、うれしそうに飛び回っているのを見かけます。
飼い主たちは、どうもお馴染みさんのようで、ベンチにすわっておしゃべりをしています。
あたりには、クローバーの花が咲き乱れています。
花かんむりを作りたくなるくらい。
犬も、人間も、花々も、思いっきり初夏の空気をすいこみながら、歓喜しています。
そのつど、思います。
原発に苦しめられている土地に住む人たちのことを。
放射能漏れを一刻も早く解決してもらい、もう原発などなくし、み~んなが、初夏の、この澄みわたった空気を吸える、あたりまえの日常が戻ってきますように、と。