明日は選挙です。
この国が、物言えぬ社会にならぬよう、原発で人びとが苦しむことのないよう、格差がひろがり子どもたちの貧困がさらに拡大しないよう、子どもたちが笑顔で過ごせるよう・・・。
そして、だれもが人間らしく生きられる社会になるよう・・・。
想像力を働かせ、目を凝らし、一票を投じましょう。
自民優勢と新聞などで予想していますが、投票率次第では激変も起こせます。
1%の得票率は、100万票に相当するそうです。
このまま進んでいっていいのか、あるいは暴走をストップさせるのか。
私たちの、国について想像する力や、学ぶ力が、試されています。
「選ぶべき候補者・政党がないというタワゴト」という、政治学者の白井聡さんがお書きになった文章を、一部引用させていただきます。
「政治に携わる人々が「使い物にならない」のなら、使えるようにしなければならない。現状で国政政治家たちが使い物にならないのだとすれば、それは彼らがそのような仕事ぶりでも許されているからである。このような緊張感の欠如は、日本人の多くがもうとっくに破綻している戦後の《平和と繁栄》の幻影に惑わされていることから生じているのであろう。戦後の矛盾を最も過酷なかたちで引き受けさせられた沖縄は、逸早くこの幻影から脱出した。平和主義が目に見えて脅かされ、経済的繁栄も刻一刻と失われてきた本土の日本人にとっても、本当は余裕などもはや微塵もないのである。」