ひさしぶりに青空が広がった土曜日。
オフの朝は、NHK‐FMの音楽番組「ウィークエンド・サンシャイン」を聴きながらのんびり過ごすことが多い。
リビングの奥まで射しこむ、晩秋のやさしい陽ざしの中、
平日とは違うリラックス気分で朝食を終えた頃、流れてきた曲が「すべての人の心に花を」だった。
ご存じ、喜納昌吉の名作で、様々な音楽ジャンルでのカヴァーも多い曲だが、一瞬、違和感を覚えた。
というのも、音楽評論家のピーター・バラカンが選曲し、DJもつとめるこの番組で、
日本の曲が流れることなどほとんどないからだ。
しかし、選曲されたバージョンは、ライ・クーダーが編曲とギターで参加していると聞いて納得。
ライ・クーダーといえば、ギターの名手で、カントリー・ミュージックをルーツとしながらも、
テックスメックス、ハワイアンと世界の音楽に意欲的に取り組み、琉球音階を散りばめた曲も書いている。
喜納昌吉と共演していたことは知らなかったが、
いかにもライ・クーダー!
...そんなやさしいギターが、出すぎることなく、それでいて、曲全体を包み込むような名演だと思う。
すべての人の心に花を / 喜納昌吉&チャンプルーズ (featuring Ry Cooder)
とってつけたような一枚だが...。
この日、出かけた先で見かけた花。
ただし、例によって花オンチ、花の名前は知らない。