折にふれて

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白山さんのおみくじ 

2025-01-06 | 日常

白山比咩神社、令和7年元旦午前6時。

我が家の初詣は元旦早朝の白山さんと決めている。

白山さんとは白山比咩(しらやまひめ)神社のことで格式でいうと加賀一の宮。

さらに全国に三千社余りある白山神社の総本宮でもある。

一の宮だけあって三が日、とりわけ元旦は参拝客の車が大渋滞するので

いちばん空いている早朝に参拝している。

そう決めてからもう20年ほどは経つが、もうひとつ決めていることがあって

それは白山さんで引いたおみくじを一年間財布に入れておくことだ。

格式ゆえからか白山さんのおみくじは末吉か小吉がほとんどで

大吉が出たという話はあまり聞かない。

そして、おみくじに記された神託にしてもかなりの辛口だ。

「願事」「商売」「旅行」など細目を気にしたら社会生活など成り立たない。

けれども、いつの頃からか、その神託には中々実があると思うようになって

それ以来、財布にしまい込んで、時折り神託を見直すようになった。

そして、今年のおみくじ。

吉凶は例によって末吉。そして、その神託は。



「此のみくじに逢う人は、おいおい古い物事を改めてゆく兆しがあるから

宜しきに従って程よく改め、常に心も生活も清々しくするように心掛ければ

人からも親しまれ、自分も幸福になる運勢である。

志を固く辛抱を遂げる者は後、必ず幸せであるが、

姦計を以って私利私欲をたくらむ者は大凶である。」

 

今年、サラリーマン生活に区切りをつける。

しばらくは会社に残ることにはなるが

業績に対する責任などからは解放される。

つまり「古い物事をあらためる」のである。

そして、「常に心も生活も清々しくするように心掛ければ幸せになる運勢」とある

「私利私欲をたくらむ」などあるはずもないから

吉凶は「末吉」であろうが、新しい生活を前にした自分にとっては「大吉」に違いないと

この神託を受けとめたのである。

 


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