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折にふれて

季節の話題、写真など…。
音楽とともに、折にふれてあれこれ。

秋の名残り日

2019-11-03 | 風の風景 光の風景

 

わずかばかりの残照に秋の名残りを感じていた。

 

Sony α99  F2.8G/70-200㎜ (70mm  f/9/400sec , ISO200) 

 

空の写真がテーマのひとつとなっている。

ところが、この秋はすっきりしない天気が続き

とりわけ週末ともなると

決まったように台風がやって来るなど

荒れた天気となることが多かった。

晴れた空が必ずしも写真写りがいいわけでもないが

これだけ雲の多い空が続くと

抜けるような秋空を大きく撮りたくなる。

 

そして、秋も深まったその休日。

朝から快晴の空が広がってくれた。

海までは車で30分。

大きな空を撮るなら海と決めていたので

夕焼けに間に合うようにと

西の空を気にしながら向かったのだが...。

冬も近いこの頃となると、天気も長持ちはしてくれないらしい。

渚に出てみるとすでに水平線には厚い雲が立ち込めていて

沈みゆく陽の光を遮っている。

 

ところが、その時...。

それは落胆して帰ろうとした瞬間だった。

雲の合間から鋭く射した光が

波が引いた後の砂を金色に照らし始めていた。

ほんの一瞬の出来事。

秋の名残りとも思える光に急ぎカメラを向けたのだった。

 


晩秋の物悲しさを思いながら、ふと思い出した曲。

 
 Hush-a-bye Seagull   宇崎竜童

 

 

 

 

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