「9」のつく日は空倶楽部の日。
前回に続き、2月初めの日曜日のこと。
冬の北陸にしては珍しい晴天の中、金沢市中心部を散策。
そしてここは主計町茶屋街。
Sony α7R3 Planar 50㎜ (f/3.2 , 1/1600sec , ISO100)
浅野川の緩やかな流れに
大きな空と桜並木が映り込んでいた。
折しも、空倶楽部の2月のお題は「樹木と空」、
「それならば」と、このお題に沿って主計町を歩いてみることに。
Sony α7R3 Planar 50㎜ (f/3.2 , 1/1600sec , ISO100)
新型コロナウィルス騒動のせいか
この天気のわりには道行く人もまばら。
ふだんなら往来する人の写りを気にするところだが
じっくりと風景だけに集中することができた。
それで、桜の枝ぶりを眺めながら思ったことだが…。
満開の桜が優雅に揺れる様子を連想してしまうせいか、
枝ぶりも嫋やかと勝手に思い込んでいたが
空に突き出すように伸びる姿はむしろ力強い。
Sony α7R3 Planar 50㎜ (f/2.0 , 1/4000sec , ISO100)
さらに枝に近寄って眺めてみると
小さなつぼみがつき始めていて
青空に映える枝先がわずかながら
赤みを帯びているようにも思えた。
まとまった積雪はないものの
ここ数日は最低気温が氷点下となる真冬の気候が続いている。
けれども、その辛抱もあとわずか。
確実に春は近づいている。
記事とはまったく関係ないが
昨夜、映画「キャッツ」を観てきた。
長年、各国で上映されてきたミュージカルを
「なぜ今更?」との声もあるようだが
私はじゅうぶんに楽しんできた。
CATS - Official Trailer [HD]
ミュージカル同様、圧巻は物語終盤。
主人公のひとり(一匹?)グリザベラが歌う「メモリー」だった。
それぞれの猫たちが繰り広げる歌と踊りが
胸の内の感動を徐々に高めていく。
そして、その感動を一気にあふれさせるのが「メモリー」だ。
今も頭の中であのメロディが流れている。