ア、秋
2016-09-27 | 日常
ふと気がつくと、秋がすでにやって来ていた。
毎年この時期になると同じことを書いているが、
太宰治の創作ノート、「ア、秋」の一節。
「夏の中に、秋がこっそり隠れて、もはや来ているのであるが、人は、炎熱にだまされて、それを見破ることが出来ぬ。」
今年は、炎熱もあったが、台風や長雨のせいで、
またしても、こっそりと隠れてやって来た秋を見破ることができなかった(笑)
冗談はさておき、
要は、他の季節の移り変わりに比べて、夏から秋への変化がわかりにくいことを太宰治は表現したかったのだと思う。
サトウハチローの「小さい秋みつけた」も、
一見、難解な歌詞に思えるが、実は「ア、秋」的に感じた秋を点描したのではないかと思っている。
ただし、あくまでも個人的な感想。
そんな能書きはさておいて、
木々の間に、ふと見つけた桜の病葉(わくらば)を眺めながら、
「ア、秋」とつぶやいた次第である。
おはようございます。
桜の病葉(…、と言うのですね!)がさり気なく、
でも圧倒的に美しいです!
「ア、秋」、の証拠がここにもひとつ。
いよいよ開幕した秋劇場。
今年はどんな彩りを見せてくれるのか、
秋にもjuraku-5thさんにも期待しています~♪
秋劇場ですか!?
今年の秋は長雨で残念ですね。
季節の移り変わりを存分に感じることなく、
もうキンモクセイの香が漂いはじめました。
そして、もう10月。
お互いにいい季節を撮ることができたらいいですね。
lunayaさんのセンスの良い写真も楽しみですよ。
知らなかったです。
「ア、秋」ですね。
先日、太宰治が芥川賞を懇願する手紙を見たので、なんだか太宰治が続きます。
本当に、キャッチコピーの天才ですね。
今年は猛暑で、9月に入ると少しましかと思ったら台風や大雨ばかりで。
今日も朝からずっと大雨なのです。
洗濯物に困ります。
ちゃんとした文学作品ではありませんが、
「ア、秋」で検索すると出てくると思いますよ。
言いえて妙...というか、なかなか面白い文章です。
芥川賞の話、私も聞いたことがあります。
川端康成の弟子の三島由紀夫にもボロクソに言われたという話も含めて、ですが。
それにしても残念な秋の始まりですね。
今日は名古屋へ行っていましたが、私も大雨にやられました。
怒ってます。マジに。