原作は辻内智貴の小説。
監督は伊勢谷友介。
主演は西島秀俊。
国道沿いのドライブインの
雇われ店主セイジを演じます。
大学最後の夏休みを利用して、
自転車で一人旅へ、
その途中に起きた自転車事故がきっかけで、
セイジのいるドライブインに、
住み込みで働くようになった
大学生には森山未來。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/50/d9d281fe5357155a689a87017b942c6b.jpg)
ドライブインの主人には裕木奈江。
新井浩文 津川雅彦等、
存在感のある俳優達が脇を固めています。
西島秀俊演じるセイジは、
闇を抱え込んでいるような、
静かな佇まいの中に
人を見る優しいまなざしも、
併せ持っていて魅力的でした。
森山未來の自然な演技、
傷ついた過去を持つ裕木奈江は
切なさを感じさせます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/ae/f7ac590efddc4ce02cbb5e28061fbfb2.jpg)
ドラマは重く深く、
心に残る自然の映像美、
癒しの音楽とともに進行していきます。
この映画の放つ不思議で特殊な
空気感に引きつけられました。
ラストのセイジの行動は衝撃的で、
余計に心に残る映画になりました。
セイジの出した答えはセイジならでは。
でもやっぱり同調できる範囲を
超えていてつらさが残りました。
もう一度見たら、
また本をよんでいたら印象が変わるかも
しれないです。
年末に映画化を知り、
本を読みたくて
注文しましたが、
楽天、セブンネットも、
在庫なし、あるいは
長期間待たされ、
もういいやと諦めてしまった
経緯があります。