はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

がっくり!

2008-02-24 19:15:38 | アカショウビンのつぶやき










 春の嵐が吹き荒れた昨日がうそのよう、朝から穏やかな一日だった。
 今日は、鹿屋市民合唱団の定期演奏会。教会の日曜礼拝が終わってから、久しぶりに会場まで歩くことにした、私の足で20分ぐらいかな。
 野鳥の姿などを追いながらいい気分で歩き続けた。「まあ、最近この辺りも開発されちゃって…」なんて思いながらしばらく行って気がついた。
 どっか違う、ええっ! どこで間違えたの、信じられない。でも引き返すのは悔しい。
 方角は文化会館の方に間違いないんだから、時間はたっぷりあるし行ける所まで行っちゃえーと。30分以上も歩き回ってやっと着いた。
 待ち合わせた高校時代の友人に早速報告。「私、やっぱり認知症が始まったみたい、これこれしかじか…」と。
 でも愛する友は「あるある、私も、これこれしかじか…」と慰めてくれるが、ショックは大きい。もともと、超方向音痴で「お前1人ではどこにも出せん!」と夫に言われ続けた私、そろそろ要注意の時期が来たのかなあ。

 でも、楽しいステージが、迷子の情けない思いを忘れさせてくれた。
 楽しい一日だった(*^_^*) お父さんしっかり見守っててよう。

ツルマラソン

2008-02-24 18:42:06 | はがき随筆
 2月10日、ツルマラソン。快晴にほっとした。熱湯を入れたポットを持って友と出かけた。
 37㌔の地点で、給水や栄養の物を準備して待つ。11時20分、トップランナーが見えると、飲物を知らせる友の声。軽快な足どりで走りすぎた。
 まもなく犬のぬいぐるみを着た人も交じる一団が来る。接待が忙しくなった。美女や動物の仮面をかぶった走者もいて、その愛きょうにほほ笑む。暖かい茶を所望された72歳の健脚に驚いた。あと5㌔、頑張れ。
 北海道からも参加があり、私は応援しながら、走者から元気をもらった。
   出水市 年神貞子(72) 2008/2/24 毎日新聞鹿児島版掲載