いてつく朝、白い意を吐きながらワイパーにみぞれ雨。ほの暗い街の静寂の中、気を引き締める。一人暮らしのAさん。最近とみに足腰が弱り、この寒さに大丈夫かと不安がよぎる。在宅の介護に就いて6年目。さまざまな人間ドラマがある。歳(よわい)の重さを感じながら、予備軍の私もほんの手助けをするにすぎ
ず戸惑うことばかり。「ご飯おいしかったヨ」。よかった。無事だった。時として油断ならない命の現場でもある。明るくなった周囲が活気づく。老母に思いを重ね、踏ん張っている。日々学ぶことがこれからの自身の心の糧となりますように……。
出水市 伊尻清子(59) 2009/2/15 毎日新聞鹿児島版掲載
ず戸惑うことばかり。「ご飯おいしかったヨ」。よかった。無事だった。時として油断ならない命の現場でもある。明るくなった周囲が活気づく。老母に思いを重ね、踏ん張っている。日々学ぶことがこれからの自身の心の糧となりますように……。
出水市 伊尻清子(59) 2009/2/15 毎日新聞鹿児島版掲載