マルクスですら現代においては過去の人であるから、ディーツゲンに至ってはその名前すら聞いたことが無いという方がほとんどでは無いかと思う。況や、鍼灸の世界に於いてをや。
しかし、である。過去のものとしてしまうのにはあまりにも惜しい内容がそこにはあると思える。以下に、引用した文章を読んでいただければ分かるように、実践家である鍼灸師が(本来あるべき)東洋医学・鍼灸理論を学ぶ意義が見事に説かれてあると . . . 本文を読む
鍼灸学校で何故に解剖学・生理学を学ぶのか?と改めて問い返すと、「人間の解剖は猿の解剖のための鍵である」(マルクス)との言の偉大性痛感する。
素直に考えれば鍼灸は東洋医学の一分野で、西洋医学とは別の理論体系を持っているのだから、東洋医学の学びと鍼灸の実技の学びをすれば十分であり、一般教養として西洋医学を学ぶことはあっても、それ以上の西洋医学の学びは不要である。とも思える。
しかし、である。現 . . . 本文を読む