マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

機動戦士ガンダムBD-BOX 3

2014-02-08 17:35:00 | スパロボ
ってわけで、宇宙に上がったWB。大気圏を突破したところで、彼らを追撃していたシャアのザンジバルと、その腹心ドレン率いるキャメル艦隊から挟撃を受けます。
とはいえ、アムロを始めとする各パイロットも、指揮を執るブライトさんも、着実に成長しており、また、新戦力スレッガー中尉の力もあって、見事、撃退に成功します。
まあ、映画版ではシャアのザンジバルは間に合わず、キャメル艦隊がアムロに一方的に蹴散らされてね、ここでのアムロのヒーローっぷり、無双っぷりが何気にカッコいいんですが、これ(TV版)はこれでカッコいいやね。もっとも、シャアはMSで出るわけでなく(直前まで与えられてたのが地球用のズゴッグですからね)、あくまで艦長として戦ってましたが。
で、WBはサイド6に寄港し、そこでアムロは酸素欠乏症になってしまった父親テム・レイとの再会、別れを経験するんですが・・・まあ、ここはそれより、ミライさんを巡る男たちの心理描写ですかね。
カムランさんとしてもね、彼は彼なりにミライさんを想ってはいるんだよね。ただ、彼がミライさんに与えることができるものとは、ミライさんの望むものではなかった。
ブライトさんも不器用ですよね(笑)。映画版では、

ブライト「オレだって、せめて生きてるうちは人並みに・・・不器用だからな」
ミライ「・・・・・・ホント」

みたいなやりとりがあってね。自身で認めてるうえ、最も身近なミライさんにまで(笑)。
のちにスレッガーさんの「男っぷり」に惹かれたりもしますが、母性の強いミライさんとしては、最終的には(スレッガーさんの戦死もあるけど)ブライトさんのそういうトコに惹かれたのかもしれませんね。
で、スレッガーさん。





まさに、昭和のイケメン(笑)。



軽口叩いてすかしてはいるけど、やっぱ場数踏んでいるがゆえの「男の余裕」が滲み出てるんだよね。戦闘(仕事)だけではなく、男女の色恋沙汰についてもね。
もうね、「イケメン」というよりは、





ハンサム



だよね。すっかり死語になっちゃってるけど、顔のよさだけでなく「男っぷりもいい」っていうかさ。
そんな彼ですが、いや、そんな彼ゆえに、ビグザムに特攻かけて、ガンダムに活路を与え、自身は散っていきます。





「悲しいけど、これ、戦争なのよね!」



これは名台詞ですよね。
それと、カムランさんの身の引き方。まあ、ちょっと未練あったけど、それは人間誰しもね。
そんなこんなで、サイド6を出航したWBは、ソロモン攻略戦に参加し、ソロモン陥落後はほかの連邦軍部隊たちとともに、同要塞に留まります。
ちなみに、ソロモンで散った将ドズル・ザビですが、この際、妻子や女官たちを逃がしており、その娘ミネバ・ザビは続編に出てきます。直接の続編であるZガンダムではまだ幼く大した役柄ではありませんが、ガンダムUCでは亡国の王女として立派にヒロインを演じてたりします(まあ、後者については、私もちらっとしか見てませんが/笑)。
それはともかく、このソロモンでね、シャアの暗躍とララァの活躍が本格化します。
シャアはこのときはキシリア配下なんでね、ソロモンへは救援には向かったんですが、間に合わず・・・。これ、もしシャアとララァがソロモン戦に加わってたら、あるいは連邦は撃退されてたかもね。
事前にソーラーレイで大打撃与えたとはいえ、ビグザム一機にあれだけ手こずってたんだからね。スレッガーとアムロいなかったらヤバかったくらい。そのうえ、エルメスのビットとシャアの指揮能力、パイロット能力が加わればね。
オレは別に連邦びいきでもジオンびいきでもないけど、後者の人たちにとっては、つくつぐ「ザビ家に内紛なければ・・・」って感じかもね。
また話はそれてしまいましたが(笑)。
その後、事実上、廃棄されたテキサスコロニーにて、残敵掃討の任務に当たっていたアムロは、マ・クベ駆るギャンと、シャアの乗るゲルググと戦闘を行います。
ギャンの存在自体もそうですが、マ・クベの戦死もTV版だけなんですよね。劇場版では、ギャンは出なかったし、マ・クベはフェードアウト(生きてるのか、死んでるのかわからないまま)。
で、シャアゲルこの呼び名が懐かしいです/笑)戦。アムロはNTとして完全に覚醒していたので、スペック的にはガンダム以上であるゲルググに乗っているにもかかわらず、シャアはアムロに圧倒されます。
ただし、ガンダムの操縦系統のほうがアムロの過敏な反応速度についていくことができず、結局、アムロはシャアを討ち切れず、彼に逃げられます。
その後、ソロモン(連邦名コンペイトウ)付近での戦闘の際も、シャアはアムロに圧倒されます。結構ネタにされてる、





ララァ「大佐、邪魔です! どいてください!」



――この台詞はここでのものです(笑)。
ただね・・・今回、改めて視聴して思ったけど、





みんな、シャアを過小評価しすぎ(笑)。



まあ、オレも散々ネタにしてるけどさ(笑)。いや、シャアは充分強いのよ。充分に天才。ただ、





1st後半とCCAのアムロ、そしてララァが化物レベルなんだよね。



のちにシャアが戦って敗れたハマーンやシロッコもそう。シャアはあくまで人間レベルの天才なんです。化物じみた、神がかったといってもいいアムロを相手に(最後には)痛み分けに持ち込んだり、ハマーン、シロッコに対しても性能の劣るMSで善戦したりなんて、シャアでないとできないって。
むしろ「弱者の戦い」「機転を利かせて、完全敗北は避ける」ってほうが、「等身大に近いヒーロー」って感じがしてオレは好きだなぁ。それに、そういった戦い方ができるっていうのは、結局はメンタルが人一倍強いってことですからね。情けないことも口にはするけど、最後には踏ん張る、っつーか。アムロにしてもララァにしても、あるいはハマーンにしてもカミーユにしても、彼のそういうトコを「実力」として認めてたのかな、と。
まあ、ララァの場合は、シャアに対して母性本能もあったっぽいですが(彼女と、のちのナナイの場合は/笑)。
って、ガンダムの話って、ホント脱線しちゃうよなぁ(笑)。
話を戻すと、コンペイトウ付近で戦火を交えるアムロとシャア&ララァ。そこにセイラが割って入り、シャアは彼女を撃墜しそうになります。それを己のNT能力で察したララァの制止で、自身もセイラの存在に気づくシャア。その際、一瞬動きが止まった隙をつき、アムロはゲルググに攻撃をしかけます。
死を覚悟するシャア。そのとき、ララァの乗るエルメスが割って入り・・・
これはオレが知らないだけかもしれないけどさ、「敵味方に分かれた男女が惹かれ合う」っていうのはあったかもしれないけど、「それが恋愛感情を超越したもの」「第三者がヒロインを殺すということはあったかもしれないけど、主人公自らが」ってのは、それまでのアニメにはなかったかもね。
こういう文字通り劇的な描写は、ホントにすごいです。これが30年以上昔のアニメなんですから、さらに驚きです。
ただ、ララァの死を巡るアムロとシャアの嘆きは、案外あっさりしてます。まあ、TV版は尺の問題がありますからね(笑)。打ち切りも決まってたし。

そんなこんなで、最終決戦です。ア・バオア・クーです。
ここはまず出撃前のカイさんがカッコいいですよね。
その前に、アムロとブライトにこんなやりとりがあってね――

アムロ「作戦は成功します」
ブライト「NTの勘か?」
アムロ「はい」

台詞はうろ覚えですが、ともかく、それを近くで聞いてたカイが、エレベーターの中で自分とアムロとセイラの三人だけになったのを見計らって、





「よぉ、アムロ。さっきの話・・・ホントかよ?」



ってね。直前までチビ三人たちもいて、彼らの前ではいつもどおりヘラヘラした言動を見せててね、チビたちが途中でエレベーターから降りたあと、一転して真顔になってね。
で、アムロが「嘘ですよ。NTになって未来のことがわかれば、苦労はありません」いって、セイラさんが「アムロにああでも言ってもらわなきゃ、みんな逃げ出してたわ。怖くてね」いったあと、「そりゃそうだな。人間、逆立ちしたって神様にはなれないからな」ってのが、カイさんらしいカッコよさですよね。
その後、いよいよ最終決戦です。
キシリアはシャアにNT専用機であるジオングを預け、自身は総帥ギレンが指揮を執る司令部へ向かいます。
この前にね、ソーラーシステムで父親であるデギン公王もろとも、連邦艦隊のおよそ半数をギレンが葬っていてね。それを疑っていたキシリアは、直接ギレンの口から確認したあと、今度は彼女が兄であるギレンに手をかけます。
これね・・・前述のとおり、オレは別にジオンびいきでも連邦びいきでもないけど、キシリアははやまったよね。
ギレンが指揮執っている間は、ジオン優勢だったんですよ。そりゃ、防衛側に有利な要塞戦ですし、前述のとおり、連邦艦隊の大半はソーラーシステムで消滅してましたからね。
キシリアがギレン殺したことで、一瞬、指揮系統が断絶し、そこを連邦に突かれたわけだし、そもそも彼女は政策立案、実行能力や、政局争いの才はあるのかもしれんけど、実戦指揮なんかは未知数だと思うのね。ギレンは超天才ゆえにオールマイティに備わっているのに対してね。まあ、ギレンの資質もキシリアの資質も、あくまでイメージですが。
だから、(ギレン暗殺は)連邦が撤退したタイミングを見計らうべきでしたね。戦闘が完全に終わったあとだと、今度は「ギレンは救国の英雄」ってことで、「父殺し」も理由になりにくくなるし。
ただ、まあ、アムロの人間離れした戦果と、連邦の物量、さらにはジオン側の人材難を考えると、ギレン指揮でも結局は押し返されたかもしれませんが。
ここらで、話をアムロとシャアのほうに向けます。
前述のとおり、キシリアがシャアに固執するのは、これは仕方ないことではありますよね。「戦局を打開できる可能性を秘めているパイロット」がシャアしかいないんだから。たとえ、アムロと比べれば見劣りしてしまう彼でもね。
「赤い彗星も地に落ちたものだな。しかし、ガンダムのパイロットがNTとして異常発達したものならば、やむを得ぬというところか」――キシリアのこのひとことに、すべてが集約されているように思えます。
とはいえ、腐っても赤い彗星です(笑)。彼もやはり戦闘の天才です。また、やはりジオングはオーバーテクノロジーです。
あれだけ苦しめられたガンダム、それもアムロの反応についていけるようにマグネットコーティングを施されたガンダムを、逆に散々に苦しめます。
まあ、マグネットコーティングなんて所詮は急場凌ぎですし、基本スペックとしてもジオングのほうがガンダムをはるかに凌駕してはいるんですが(笑)。
ちなみに、この辺は名台詞のオンパレードです(笑)。

シャア「足はついていない?」
整備兵「あんなのは飾りですよぉ。偉い人にはわからんのですよ」
シャア「使い方はさっきの説明でわかるが・・・サイコミュな、私に使えるか?」
整備兵「大佐のNTの能力は未知数です。保障できるわけありません」
シャア「はっきりいう。気に入らんな」
整備兵「どうも・・・
――気休めかもしれませんが、大佐ならうまくやれますよ!」
シャア「ありがとう」

アムロ「本当の敵はあの中にいる。シャアじゃない!」

シャア「見えるぞ! 私にも敵が見える!」

アムロ「こう近づけば四方からの攻撃は無理だな、シャア!」
シャア「な・・・なんだ?」
アムロ「なぜララァを巻き込んだんだ。ララァは戦いをする人じゃなかった!」

アムロ「まだだ! たかがメインカメラをやられただけだ!」


そういったやりとりがあり、ガンダムは頭部と左腕を失い、ジオングも頭部のみになって、ア・バオア・クー内部へ。
そして、




ラストシューティング。


ガンダムはほぼ大破、ジオングは完全に撃墜。
と、まあ、それまでのロボットアニメだったらここで終わってもよさそうなものですが、そこはガンダム。それで終わるわけもありません。
アムロもシャアもMSを乗り捨て、ふたりの戦いは白兵戦に移行します。
ただ、ここはさ・・・士官学校主席で出て、戦争初期から功績残してる歴戦の軍人シャアが、つい最近まで半引きこもりの機械オタクだったアムロに、フェンシングで押されちゃうのはね・・・(笑)。
まあ、それいったら、話は進まなくなるんですが。
ともかく、そのふたりの戦いに、セイラが割って入ってね。不意に起こった爆発もあって、アムロもシャアもその場を離れ、やがて脱出を試みることになります。
途中、

シャア「アルテイシアは脱出しろ」
セイラ「兄さんはどうするのです?」
シャア「チャンスを最大限に活かすのが私のやり方だ。ザビ家の人間は、やはり許せぬとわかった。ケリはつける」


セイラ「兄さん」



シャア「おまえももう大人だろ。戦争も忘れろ。



――いい女になるのだな」


といった兄妹のやりとりがあり(この後、続編においても、この兄妹が再会することはありません)、シャアがザビ家でひとり生き残ったキシリアを暗殺し、その後行方をくらまします。
なお、脱出した巨大戦艦にシャアのシルエットが確認できるのは劇場版のほうであり、TV版では完全に行方不明です。まあ、私を含む当時の子供たちも、劇場版見る前から、誰もシャアが死んだなんて思ってなかったのを覚えてますが(「絶対、シャア、死んでないよな」なんて/笑)。

一方、アムロのほうも無事脱出し、WBのクルーたちのもとへ帰っていきます。最初のころはあんなにギスギスしてたクルーたちが、みな、両手を広げ、笑顔でアムロを迎えます。



っつーか、カイさんなんて、キャラ違っちゃってるくらいの笑顔です(笑)。


それに対し、

「ごめんよ。まだボクには帰れるトコがあるんだ。こんなうれしいことはない。



わかってくれるよね。ララァにはいつでも会いに行けるから」


と、涙ながらに呟くアムロ。この辺は、アムロ、ブライトをはじめとするWBのクルーたちの成長描写でしょうね。人はこうやってわかり合うことができるっつーか。

先日、この1stガンダムのナレーションもやってた永井一郎さんがお亡くなりになられました。
もうね、ガキのころ、ガンダムの再放送見てて、永井さんによる冒頭の「人類が、増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになり、すでに半世紀」と、次回予告での「君は、生き延びることができるか?」で、背筋がピンとしたような気持ちにさせられてね(笑)。
そういえば、このBD-BOXの映像特典で、1stガンダムの番宣があってね。これは貴重ですよね。
2パターンあって、永井さんナレーションのものと、多分、鈴置さんナレーションのものですかね。どちらも、作品の内容に反し、いかにも70年代のロボットアニメなノリ(笑)。
それはそうと、永井さんに話を戻すと、TV版では、デギン、コンスコン、エルランはじめ、ビッグネームなキャラからモブまで、いろんな声当ててましたね。「奥さん、ここが○○(都市名。忘れた)だった場所です」いって去って行った、紳士的なジオン軍人も永井さんだったようで。
ともかく、非常に残念です。まあ、もうご高齢ではありましたが、この人はね・・・子供のころから声聞いてたからね。
もう、「おじいちゃんキャラ」といえばこの人でしたから。波平さんは、サザエさん、カツオ君、ワカメちゃんから見ればお父さんではありますが(笑)。
それに、オレがアニメから離れてたころなんかも、いろんな番組のナレーションで聞いてたような気がするし。「あ、これ、波平さんの人だ」って感じでね。
それにしても・・・・最近(というか近年)、やたら声優さんがお亡くなりになられるような・・・
オレがネット始めたころ、塩沢兼人さんがお亡くなりになられてね。マ・クベや北斗の拳のレイ、湘爆の江口もそうかな? まだ、50になったかそこらで・・・
で、その後、セイラさんの井上瑶さん、ブライトさんの鈴置洋孝さんと、立て続けに・・・
そのうえで、昨年の本多知恵子さん(プル、プルツー、桂木弥生)、納谷悟朗さん(銭形のとっつぁん、桂木源三郎)もね。
今年に入ってからは、永井さんとそのちょっと前の加藤精三さん(星一徹)、永井さんとほぼ同時期に、塚田正昭さんもお亡くなりになられたそうです。
加藤さんもね、星一徹の声は未だに脳内再生できますからね。塚田さんという方は、正直、存じ上げなかったのですが、やはり大ベテランで、野沢雅子さんの旦那様とのことです(最近だと、BLEACHとかに出てたそうです)。
もうね、ガキのころ見てた人、あるいは私がネットデビューしたころから活躍していた方が次々と・・・しょうがないこととはいえ、やはり残念です。
永井さんはじめ、皆様に対し、謹んでお悔やみ申し上げます。


――宇宙世紀0080。この戦いのあと、地球連邦政府とジオン共和国の間に、終戦協定が結ばれた。 (ナレーション・永井一郎)
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機動戦士ガンダムBD-BOX 2

2014-01-11 21:53:15 | スパロボ
4月に第三次スパロボZが出ますね。
vitaは持ってるけど・・・いっそPS3ごと買おうかな(笑)。ただ、ほかにやりたいゲームが全くない、っつーか、スパロボさえ、二次ZもUXも途中でやめちゃったしなぁ・・・

それはともかく、本題です。
今回は中盤辺りですかね。アムロとランバ・ラルの邂逅と、死闘です。
まあ、ラルはね、アムロにとっては「越えるべき父親」的存在でしたよね。敵でありながら。
アムロが後にまともな大人になれたのは、戦争という極限状態に叩き込まれたからでしょうね。その中で、





ラルのような「人として強く、そしてやさしい大人」



に出会い、彼と接し、そして戦うことが大きかったでしょうね。






伊達に、30余年後、ラルさんというやさしく、それでいて大物な(?)キャラとして新作に再登場してません(笑)。



初めてビルドファイターズ見たとき、まさかランバ・ラルが、しかもあんなキャラで出てくるとは思わなかった(笑)。
それはともかく。
アムロのほうに話を戻すけど、仮に平和が続き、あんな両親のもとで生まれ育ってたら、絶対、いい年こいて甘ったれた、そのくせ他人には必要以上に厳しい、醜い大人になってたって。
それこそ、大人になってもまだ「○○さんがいってたんですか。自分の言葉で話したらどうです?」みたいなこといってたんじゃないかと(笑)。
親父のテムが酸素欠乏症になろうとなるまいとね。事実、ラルと出会うまでのアムロは、価値のない人間のままだったし。
テムの豹変ぶりにショックを受けながらも、結局は現実を受け入れ、彼と決別するという判断を下せたのも、すでに成長してたからじゃないかな? 成長前のアムロだったら、うろたえちゃって、さらに塞ぎ込んで、心の壁もさらに高く、厚くしてたんじゃないかな?
やっぱろくでもない両親だったら、それを察したところで完全に縁切っちゃうほうが、それは言い過ぎかもしれないけど、少なくとも距離を置いちゃったほうが、子供は成長できるのかもしれません(察する前から、周囲が親と離してあげるのがベストなのかもしれませんが)。
ただし、「ちゃんと世間を知っている常識的な親の、非常識で自分よがりではない愛情」「つまりはまともな親の愛情」を知らないまま大人になってしまうのはやむを得ないことであって、その意味では、家庭人としては苦労するでしょうね。奥さんに対しては、付き合っていたころからの呼吸みたいなものもあるからまだしも、子供に対しては普通の父親以上に接し方がわからない、といった感じで。
ただ、まあ、もしベルトーチカかチェーンと結婚してたら、ふたりともそんなアムロを見かねてなにかとフォローしてくれそうではありますが(笑)。

で、中盤で忘れてはならないのが、カイとミハルのエピソード。ある意味、中盤の影の主人公とヒロインはこのふたりでしょうね。
これは、オレがカイのファンだから、ってのを差し引いてもいえることじゃないかな?
それまでの作品だったら、カイみたいなキャラは「たまにいい奴ぶりを発揮するけど、結局は主人公の引き立て役」「場合によっては没個性化、あるいはフェードアウト」「場合によっては、最後だけ花を持たせ、主人公らの犠牲になって・・・」ってポジションだったと思うのね。
それが、ミハルとの触れ合い(これがまたカイさんらしい、表面上はどっか冷めた接し方/笑)を経ることによって、徐々に成長していってね。皮肉屋のままではあっても、シラケっぱなしではない、嫌なことからも逃げずに、ちゃんと筋は通す大人になっていく、というね。
ただ、「戦闘が終わって、ミハルがいないことに気付いたカイの嘆き」ってシーンについては、劇場版のほうがいいですね。さすがにTV版の再編ということもあり、反省や新しいアイデアが詰まってるだけに。
TV版のカイの嘆きは、案外あっさりしてます。もちろん、尺の問題もあるのでしょうが。
あの、





ミハルの幻影との、涙ながらの会話――





カイ「じゃあ、おまえはどうなっちまうんだよ!」


ミハル「間が・・・悪かったんだよ・・・」




このシーンは劇場版のほうです。
ちなみに、このシーンにおける古川登志夫(カイ役)と間嶋里美(ミハル役)の演技、いいですよね。とくに上の台詞によるやりとり。
普段はすらっとぼけて、どちらかといえば本心を見せようとしないカイが、周りの目が気にならなくなるほどの悲しみにくれてるさまとか、そんなカイのお株を奪うかのようなとぼけた口調――でも、微妙に自身の悲しみも込められているミハルの物言いとかね。
とくに、涙声での「じゃあ、お前は~」は、初めてこの作品見たのが、俳優さんや声優さんの演技がある程度わかるようになった以降だったら、鳥肌立ったかもしれません。ガキのころはさすがにそんなことわかりませんでしたが。

そんなわけで、ホワイトベースはベルファストを経て、ジャブローにてジオンの襲撃を連邦軍の一翼として退けたのち、再び宇宙(そら)へ飛び立ちます。
この間、一度失脚したシャアが、キシリアに拾われ、復活してます。最後、赤いズゴッグでジャブローを急襲し、基本スペックはガンダムとそう変わらないジムをあっさり撃破するなどの活躍を見せます。ただし、アムロはパイロットとしても成長しており、対ガンダムでは退却を余儀なくされましたが。
そういえば、このシャア専用ズゴック、昔は「作るの難しいガンプラ」のひとつだった気が(笑)。少なくとも、オレは手出せませんでした(笑)。
それと、ジム。オレらの世代にとってはボールと並ぶやられ役だったんですが、その後語られている設定上では、スペック高いらしいですぜ(笑)。まあ、よくよく考えればガンダムの量産型ですからね。劣化コピーではありますが。

そういえば、冒頭でスパロボに触れましたが・・・1stガンダムのストーリーをなぞったのって、第二次と第三次スパロボくらいだよね。あ、64もそうなのか(プレイしてないけど)。
ともかく、あまりないことはたしかなんで、またスパロボで再現してくんねぇかな。
もちろん、





カイとミハルのやりとりは、ボイス付きで(笑)。



それか、ミハル生存ルートとか。条件を満たせばミハルは生き延び、「以降、ミハルはカイのサブパイロット扱い(精神コマンド要員)」で(笑)。
ただ、ガンキャノンのコクピットも、要はコアファイターのそれなんで、いくらふたりがスレンダー体型だからとはいえ、ふたりも乗れるのか、ってのはありますが(笑)。
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機動戦士ガンダムBD-BOX

2013-09-16 17:57:41 | スパロボ
OPだけで、懐かしさのあまり笑っちゃいました(笑)。
それと、やっぱ永井一郎によるナレーション。この重々しい口調が、物語に重厚感を与えてると思います。まあ、次回予告のBGMには、やはり懐かしさのあまり笑っちゃいましたが(それに続く「アムロ、永遠に」も/笑)。

って、まだ「ランバ・ラル特攻!」や「マチルダ救出作戦」(Gアーマーが届くトコ)までしか見てませんが、やっぱ忘れてるというか、勝手に解釈したまま、その理解が染み付いちゃってるトコありますよね。
その筆頭がシャア。
序盤の彼は、文句なくカッコいいです。





ネットやら一時期のパロディ4コマなんかでネタにされちゃってるせいか、「情けないキャラ」ってイメージが強いですが(笑)。



まあ、私も散々ネタにしてますが(笑)。
ともかく、シャアは稀代の策士であり、超一流のパイロットでもあります。
ルナツー奇襲にしろ、大気圏突入時の強襲にしろ、ガルマをWBに討たせた際にしろ、それぞれの策がちゃんと理にかなっており、説得力がある――どころか、感心しちゃいました。
また、ザクでのMS戦も、アムロが素人だったからとはいえ、圧倒的な性能差を物ともせずに、むしろ押しまくってます。ってか、シャアとアムロは、昔のF1におけるプロストとセナみたいな感じですかね(シャア=プロスト、アムロ=セナね/笑)。
それはともかく、このころのシャアは、





まさに颯爽としたライバルキャラ。



いま考えれば、当時からアムロよりも人気があったことも肯けます。
ってか、Zのころの、クワトロだったシャアも、Z序盤を始め、随所にカッコいい部分もあったりするんですけどね。
まあ、シャアは、明らかに過小評価されちゃってるトコありますよね。1stガンダム見てると、それが実感できる気がします。

お次はブライトさん。
この人、序盤は危なっかしいですよね(笑)。まあ、「相手がシャアという稀代の策士」「自身は任官したての19歳」なんで、どうしても後手後手に回っちゃうんですが(って、シャアも20歳ですが、彼はルウム戦役以来、実戦経験が豊富ですからね)。
それと、やたらヒステリック(笑)。このBD-BOXの付録の設定資料集では、





「男のくせに癇癪持ち」



なんて書かれてましたし(笑)。
でも、19で、士官学校切り上げて、いきなり最前線の指揮官やれ、いわれたら・・・しかも、

部下
→アムロもカイも、民間人って意識が強すぎて、自分の命令無視したり、あるいは茶化すようなこといってきたり。ってか、セイラさんまでもが、独断で・・・

上官
→自分より実戦経験のない、そのくせ威張り散らしてるリード中尉。

とあってはね(笑)。
ただ、それでも「後の名艦長ぶり」を垣間見ることができますけどね。
ブライトさんの指揮は、シャアのような「鮮やかで華やかな戦術、用兵術」とはちがって、「堅実でセーフティファーストな戦術」といえますが、それゆえに、囮であるWBや、後のアーガマ、ラーカイラムのようなフラッグシップの艦長が適任なんでしょうね。
まあ、もちろん、私に彼のような能力、才覚はありませんが、それでも、30代半ばや後半辺りからは、やっぱブライトさんに感情移入しちゃいますね(笑)。個人的には、1stで一番好きなキャラはカイさんですし、また、主人公とライバルキャラであるアムロやシャアのほうが、話のメインとしておもしろいんでしょうが、なんかブライトさんを意識して追いかけちゃいますね、このBD見てると(って、ブライトさんは「副主人公」と設定されているようですが。前述の設定資料集読む限り)。

で、ようやく主人公のアムロ。
やっぱ映画版よりこのTV版のほうが救いようのない奴(笑)。
脱走して戻ってきた彼が独房に入れられた際、リュウさんに「マチルダさんがおまえのことをエスパーといってたけど、おまえらしいな(云々)なんて思ってたが・・・」って説教されてね。で、そんときのアムロの台詞、





「マチルダさんですか・・・自分の言葉で説教したらどうです?」





温厚なリュウさんも、面倒見のいいフラウも、そりゃ呆れて出ていきます
(笑)。




とはいえ、このアムロも、この1st作中でも成長していきます(さすがに、CCAの大人アムロほどにはなりませんが)。
自己中で世間知らずで、「功はすべて自分、責は(たとえ自分のミスであっても)すべて他人」という、しょうもないガキ、価値のない人間だった彼も、戦いを通じてまっとうな人間へと成長していきます。後の彼の不幸(と言っていいのかわからんが)は、NT能力が発現してしまったことによるものでしょう。
でね、さっきは「アムロよりシャアのほうが魅力的」といわんばかりの文章を書いてましたが、ってか、実際、キャラクターとしての魅力はシャアのほうがあると思いますが、





1stガンダムは、やっぱアムロの物語。



やっぱ彼の成長物語なんですよ。作風は暗くて重いけど、そのうえ、アムロってかなり屈折した主人公なんで、非常にわかりにくいけど、




それでも、「成長できる、真人間になれる希望」「少年は皆、誰しもが成功する可能性を秘めている」



といったものをしっかり描いてると思う。アムロだけでなく、ブライトやカイも作中で確実に成長しますしね。
対して、続編のZガンダムは、これはやはりシャア(クワトロ)の物語ですよね。ティーンエイジャーの主人公カミーユとのダブルヒーロー制ではありますが、こちらはなんつーか、





「大人に課せられた、厳しくそして冷たい現実」



といったものを表現していると思う。「理想に燃えた、実力もある青年が、それでも挫折していく」というさまをまざまざと見せつけてくるって感じで。
それはともかく、改めて1stを見てると、やっぱ(この時代の)アムロも魅力あります。

カイさんはね・・・まだミハルとのエピソードまでいってないんで、やっぱ嫌な奴です(笑)。ニヒリスト成分が過剰すぎる時期です。
それでも、ガンキャノン乗り始めたころからは、少しずつ協調性も出てきてますし、根性も座ってきてます。
まあ、この人はホントにセンスの人なんでしょうね。なにやらせても、ある程度うまくやれちゃう人。ただし、悪く言えば器用貧乏。で、それが自分でもわかってるから、なおさらニヒルに、ね。
そんな彼も、ニヒリストという本分をしっかり押さえつつも成長していくんで、この先が楽しみです。カイとガンキャノン、大好きだったんで(いまでも好きですが/笑)。

で、メインヒロインといっていい(?)セイラさん。あれ? フラウがヒロインなのか? ララァ? まあ、いいや(笑)。
そのセイラさんなんですが、





やっぱお姫様ぶりが凛々しいですよね。



そのくせ、女としての(弱々しい)魅力もある。




セイラさんのお姫さまっぷり、いいですよねぇ。やっぱ「戦うお姫様」はこうじゃないと! ピンクな電波姫も見習え、ってんだ。
やっぱ美貌と、「人としての苦悩と、女としての情の深さ」といったもの以外、萌え要素はいらんよ、「戦うお姫様」「戦うヒロイン」には。萌えアニメのヒロインに、あざとい萌え要素があるのはわかりますけどね。

この1stガンダム、最初は「今更書くことあるかなぁ?」なんて思ってたんですが、やっば一度書き始めると止まんない(笑)。語り尽くせないですよね。
そんなわけで、ここらでまとめます。キリないんで。
ほかに見所といえば・・・まずマチルダさん。ショムニなんかに出てた戸田恵子が声を当ててます。
ほかにも、キャッツアイの瞳さんなんかもやってたようですね。キャッツアイ、たまに見てたんだが、気づかなかった。
まあ、元々声優なんて職業はなくて、俳優さんが練習がてらや小遣い稼ぎで洋画の吹き替えなんかをやってたのが、この1stガンダムのころに確立していったようですが(アムロの人もシャアの人も、子役上がりだったりします)。
ともかく、このころから声に色気ありますよね、戸田さん。まだ若かったはずなのに(笑)。
それと、キシリア役の小山まみ。このころのキシリア様は、声が若い。ってか、意外とかわいらしい声です(笑)。後のガンダムゲームでのキシリア様や、あるいはタリア艦長とは、明らかに声質が異なります。
当時は、むしろメインヒロイン役のほうが多かったようですね。アラレちゃんも、ある意味メインヒロインだし(笑)。
ですんで、いまの声優さんで例えると、





「けいおん」とかの声優さんが、ある日突然、狡猾で冷徹な女軍人を演じる



って構図ですかね(笑)。もちろん、女(女の子)としてのかわいらしさは一切ないキャラですよ(笑)。
まあ、それはともかく、やっぱこのころの声優さんって、芸達者ですよね。
それと、ガルマの恋人イセリナって、後々ララァを演じる藩恵子だったんだね。これは、今回のBD-BOX見るまで知らなかったわ。
で、忘れちゃならんのがランバ・ラル。アムロのライバルっていったら、シャアとこのラルですよねぇ。
したたかな指揮官、パイロットではあっても、やっぱり貴公子然としている部分もあるシャアとちがって、





このラルはいかにも叩き上げ、いかにも百戦錬磨の古強者って感じが魅力的です。



やっぱ30年前の35歳は立派な大人です(笑)。マジで、アムロにとっては「越えねぱならない父親」といった存在でしょう。こういう人が敵にいるから、主人公が強くなれる。やっぱ「おっさんライバル」は必要だって。
あとは・・・やっぱ主人公のアムロのことですね。
次第に戦い慣れていくアムロですが、中盤、それもシャアやランバ・ラルのような名のあるキャラではない相手でも、結構苦戦してます。まあ、このときはブライトが過労で倒れて、WBの指揮が素人であるミライさんだったんで、戦場が全体的に混乱してた、というのもあるんですが。
また、TV版のアムロは結構ワイルドです(笑)。前述のように陰険な所も多く見受けられますが、やっぱ昔の少年ってこうだったんですよね。
Zのカミーユほどでないにせよ、とりあえず殴りかかります(笑)。乱暴働く連邦の軍人に対し、マウント取ったうえでボコボコにします(笑)。これが種以降のヒーローだったら、キラやアスランはまず言葉で制止するでしょうし、シンや刹那だって、とりあえず軍人の手首を掴むなどしたうえで、その後ようやく手を出しそうでしょ? 対して、アムロには躊躇ありません(笑)。
また、「クソ!」だの「畜生!」といった台詞もバシバシ口にしてます。あるいは、時折、年上キャラを呼び捨てにするなど、キラのようないまどきの草食系主人公ならあり得ないことを当たり前のようにやってます(シンや刹那は結構口悪かったけど、彼らは草食系ではないと思うんで)。

まあ、やっぱり名作ですよね、1stガンダムって。
そういえば、「ORIGIN」をアニメでやるらしいけど・・・あれ、オレには合わないんで(かなり最初のほうで、読むのやめちゃったからなぁ)・・・
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パイスーフェチでなにが悪い!

2013-07-06 22:54:22 | スパロボ
唐突ですが、ロボットアニメのパイスーっていいですよね(笑)。
あの、





肌の露出は全くないんだけど、ボディラインがくっきり出る



トコが、むしろエロいっつーか(笑)。

このパイスーですが、基本的には「レオタードか?」っていいたくなるほどのピッチリしたものが多いわけですが、ただ、作品によってはいくらかゆったりしたものがあったり、あるいは、ピッチリなものにプロテクターみたいなのがついてる場合なんかもあったり、何気にバリエーションが豊富だったりしますよね。
まあ、大きくわけりゃそんな感じでしょうが、とりあえずそれら3パターンについて語ってみたいな、と。

まず、単にピッチリとしたもの。これは、まあ、エヴァが真っ先に浮かびますね。
前述のとおり、パイスーってボディラインだからさ、綾波アスカといった14歳の、発育過程の少女(綾波の中身はともかく)が着るから、逆にエロさが出るんだろうね。もし彼女らが巨乳キャラだったら、映えなかったと思う。
だってさ、ミサトさんのような(比較的であっても)





巨乳キャラがパイスー着たら、なんかギャグになっちゃうじゃん(笑)。




壇蜜のスクール水着姿って、笑っちゃうだろ?



ああいう感覚(笑)。ミサトさんはあの服(まあ、あれもどうかと思うけど/笑)だからエロかわいいんであって、「おっぱいキッツキツのパイスー」だと、笑っちゃうだろ? 
例えば、堀北真希なんかがエヴァのパイスーのコスプレやったら(いや、絶対やらんだろうけど/笑)、めっちゃそそられるだろうけど、壇蜜がやったらギャグだって。





スパロボFんときのレイン・ミカムラみたいなもんですよ。



「あーん、きっつ~い」ですよ
女だからって、なめないでよね!/笑)。



話を戻すと、とくに綾波のパイスーは妙な色気があったよなぁ。





これなんて、モノクロなのに充分エロさを感じる。


いや、リメイク前はアスカのほうが好きだったんだけどさ。
って、まあ、現実の女子中学生は、胸だけでなく体全体が成長過程であり、少なくとも私らが中坊だったころは寸胴のコが多かった気もしますが、そこはアニメってことで(笑)。
真希波さんはね・・・いや、キャラとしては好きなんだけど・・・ってか、新劇版は、全体的にパイスーのデザインが好きになれないかな。
あと、最近だと、エウレカAOね。フレアは、そのキャラもあってかわいかったなぁ(笑)。
逆に古い作品でいうと、パイスーといっていいかわかりませんが、元祖ロボットアニメヒロイン、マジンガーZのさやかさんも、最初のツナギのほうがよかったですよね。なんか、ミニスカバージョンもありましたが、あれよりはツナギのほうがいい。

「いくらかゆったり」は、Zガンダム。って、初代ガンダムはかなりピッチリしてましたが、ZやZZはいくらかゆったりしてますよね。
まあ、私にとっては、「パイスー原体験」というか、「パイスーフェチになった(?)きっかけ」というか(笑)。1stガンダムのころはまだ子供でしたからね。「セイラさんは、ノーマルスーツのピチピチぶりより、おっぱい丸出しの入浴シーンのほうが」って感じでね(笑)。
ともかく、ファにしてもルーにしてもフォウにしても、あるいはマウアーにしても、やっぱ彼女らのノーマルスーツ姿、いいですよねぇ。





いや、正直、ファもフォウも劇場版の新しいビジュアルのほうが、ではありますが(笑)。
それと、ルーのパイスーは、「デザインはともかく」ね(笑)。
ってかね、ZガンダムやZZのエゥーゴのパイスー(ノーマルスーツ)って、男性キャラも映えますよね。
クワトロ大尉もカミーユも、ジュドーも、あるいは、カラバ所属だけどアムロも、パイスーのほうがカッコいいと思う。
まあ、彼らの場合、





軍服や普段着がひどすぎる、ってのもありますが(笑)。



だって、グラサンノースリーブですよ! ブリーフですよ! ハイネックですよ! (いや、それらのすべてがダサいわけではないが/笑)
まあ、クワトロさんの名誉のために加えておくと、初期案では袖があったんですが、色彩担当のスタッフさんが「肌色」と勘違いしてああなったようですけどね。
それと、カミーユのブリーフやアムロのハイネックは、時代・・・いや、80年代半ばでも、あれは・・・(笑)

で、最後に、「ピッチリなものにプロテクターみたいなのがついてる」系。まあ、あれらがプロテクターなのかはわかりませんが。
種デスのザフトのパイスーは好きよ。
まあ、男性キャラではありますが、シンレイもパイスー、カッコいいですよね。ってか、パイスーのほうがカッコいい。軍服よりも。
そして、なによりルナ。このコはね、パイスー姿のほうが断然かわいい(笑)。




まあ、シンはおまけってことで。


ってかね、ルナの場合、クワトロ大尉らと同様、でも微妙に違う意味で、軍服がひどすぎるって話もありますが。





誰だよ、あんなミニスカ軍服なんて考えたバカ(笑)。



あんなもん、ファッションとして全然かわいくないやん(笑)。もちろん、軍服としての機能性はゼロ。
いや、別にミニスカートが嫌いってわけじゃないよ。ただ、あのミニスカと、コーディネートはねぇ・・・
っつーか、ガンダムキャラって、全体的にだせぇよな(笑)。
そういえば、ヴァルヴレイヴ流木野さんのパイスー姿もいいですよね(ショーコさん・・・勝ったって/笑)。この作品も「ピッチリなものにプロテクター~」でしょう。
私、この作品のキャラデザはあまり好きではないんですが、流木野さんのパイスー姿だけは「オッケーイ!」です(って、ショーコも好きですよ/笑)。

と、まあ、私のフェティシズムなんざ、どうだっていいんでしょうが(笑)。
で、結局のところなにがいいたいかというと、






森雪のパイスー姿のエロさは最高!




ってことで(笑)。
いや、だって、





こんなカッコでうろちょろされたら・・・







男性乗員たちの波動砲が、暴発しかねんですよ(笑)。



「あーん、きっつ~い」どころの騒ぎではありません。男性乗員たちのほうが。
って、最後はロボットアニメのヒロインではない姉ちゃんが全部持ってちゃいましたね(笑)。
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q・感想

2012-12-16 22:39:55 | スパロボ

ネタバレ嫌な奴は、読まないでよ!!




いや、別にアスカのファンってわけでもないんですが、映画館に入る際、上のクリスマスカード(?)貰ったので(笑)。
ともかく、そんなわけで、ネタバレ嫌な人は回れ右。


そんなわけで見てきました。
もう、なにからなにまで衝撃でしたね。
まず、なにに度肝抜かれたかというと――





「究極変態仮面」映画化(笑)。


いや、ネタでもなんでもなく(笑)。本編始まる前の予告(トレーラー映像っていうの?)で、ローアングルからの網タイツ、そのうえで段々アングルが上に向かっていって、そしてあのマスク(?)姿。ひとり噴き出しちゃいましたよ(笑)。
って、まあ、それはいいとして。
やはり本編の前に、同時上映である「巨人兵東京に現る」が流れたんですが、これも言わずもがな庵野監督作品で、ナレーションが林原めぐみさんだったんで、「EVA本編のついでで録ったのかな」なんて呑気なこと考えてたんですが・・・これ、意外なことに、ある意味でEVA本編とリンクというか、本編の暗示みたいなトコもあったりします。これも衝撃的な演出でしたね。

そろそろEVA本編のほうに。
冒頭の戦闘シーンは圧巻でした。意外とあっけなく、とくに何の説明もなしに生きていたアスカ(まあ、後々、説明があるんでしょうが/笑)による格闘戦と、ガンナー的なポジションでそれを援護するマリ。
マリの、唇を軽く「m」字にするような表情がかわいかったです(笑)。
それと、ミサト指揮する戦艦ヴンダーの特攻。ミサトの強引な作戦と相まって、めちゃめちゃ見応えがありました。
チルドレンの才能頼りだったかつての指揮ぶりではありません(笑)。

で、その戦闘シーンの後。
前作、綾波を助けるための戦闘で初号機に取り込まれたシンジ君。意識を取り戻すと、そこにはトウジの妹・鈴原サクラの姿が。
ただし、同い年の友達の妹であるはずのサクラは、「トウジの妹」というより「姉」とでもいうべき年頃の女性です。
そして、見渡せば、見知った顔――ミサトさんやリツコさん、あるいはシゲルやマコトの顔も。
とはいえ、そんな彼女らも、シンジ君自身が知っているはずの彼女らと比べると、妙に違和感があります。
そう、シンジ君が目覚めたのは14年後、しかもミサトらは反ネルフ組織ヴィレを結成しており、その旗艦ともいえるヴンダーの中でした。
少し話はそれるけど、上述のサクラ、沢城みゆきさんが演じてんだね。
この人、やっぱ芸達者だな~。「新卒」というか「新人の、20代前半の初々しいかわいさ」ってのを充分に感じることのできる演技でした。
ってか、いくつ声色持ってんだ~? オレが知ってる限りでも、不二子ちゃん、「PSYCHO-PASS」のエロいお姉さん、メルセデスのCMの赤い髪の女の子、絶園のテンペストの葉風、そして絶望先生のマ太郎(笑)。すっげーな、いろんな世代の、いろんなタイプの女性、女の子演じてんだもんなぁ。
それはともかく。
シンジ君が目覚めた14年後の世界。それは、





サードインパクト後の世界でした。



自身が初号機と一体化したこと、それがサードインパクトのトリガーになってしまいました。
そして、見知ったはずの人々に、変化が見受けられます。
まずミサトは大佐となっており、ヴンダーの艦長というポジションに。
さすがに14年経っているので、





チャラい部分がなくなっています(笑)。



服装も、軍人らしいパンツスタイルです。彼女特有の「かわいいお姉さんぶり」は、





予告における「次回もサービスしちゃうわよん♪」だけです(笑)。



で、リッちゃん。リッちゃんは髪型がベリーショートになってました。ただ、中身はそんなに変わってませんかね。
で、アスカ。彼女は、アイパッチをつけてる以外は、外見的には変わってません。これは彼女曰く「EVAの呪縛」とのことでしたが・・・そういや、シンジ君、アスカ、マリのパイロットはもちろん、ミサトさんやリッちゃんも老けてないように見えましたが、やはり彼女らにも影響を与えてるんでしょうか?
そんなアスカですが、中身は案外大人になってます。終盤、いじけて内に籠ってしまったシンジ君と、彼が14年前に助けることに成功したと思っていたのが、じつはさらなるクローンで自我がほとんどない綾波を引っ張り、これから三人が向かうべき場所にふたりを導くかのように引っ張っていきます。
今回、最も魅力的なキャラはアスカだったかもしれません。なんつーか、一番人間味があったというか、ベースは変わらずも、着実に大人になってるというか。
で、いまちょっとだけ触れた綾波。
彼女の駆るEVANGELION Mark.09の手でヴンダーから脱出したシンジ君。しかし、そのパイロットは、自分が助けたはずの綾波とは微妙に異なる人格の持ち主でした。
感情の起伏に乏しいながらも、どこかで人間味のあった、リメイク版綾波――そんな彼女が、リメイク前を彷彿させるような、感情がまるで欠落したような彼女になってました。
いや、リメイク前はそれでも「冷たい」といった感はあったんだけど、今回の綾波にはそれすらなかったですね。まさに機械。
今回、むしろ人間味があったのはカヲル君。





シンジ君との間に、露骨なまでにホモ臭いやりとりすらあったけど(笑)、



失意の彼をやさしく励ます、友人思いのキャラとして描かれてます。シンジ君がサードインパクトのトリガーになったことを彼に説明したのもカヲル君なんですが、その口調もやさしく諭すようなものでした。
今回のシンジ君の搭乗機である13号機は複座式で、その相棒はもちろん、カヲル君です。
自身がサードインパクトのトリガーになってしまったことから暴走気味になったシンジ君が、ロンギヌスの槍を引き抜こうとした際も、直感的になにかを感じ、それを止めようとしますが・・・
最後、シンジ君の身代わりになるかのように・・・
これらにより、(前述のアスカのトコで触れたように)シンジ君は内に籠ってしまいます。まるでリメイク前のように(笑)。
この際、シンジ君らの作戦(ロンギヌスの槍接収)を阻止すべく出撃し、彼らと戦ったアスカの手で、そんなシンジ君と、完全に自我のない綾波が引っ張られ、おそらくは最後の戦いに赴く形になるのでしょうが――

と、ここで今回は終了しています。
個人的には、あのネルフがああいう形でほぼ壊滅していたのも衝撃でしたね。
ゲンドウと冬月は健在で、彼らが指揮を執ってはいたんですが・・・
それと、加持君が名前しか出てこなかったのは残念(笑)。まあ、次回は最後だと思うので出てくるんでしょうが。

次回、っていうか、最後に期待するのは・・・





前作までのシンジ君のヒーローぶりは、ぜひ取り戻してほしいなぁ。



それと綾波の「微妙な明るさ」。いや、あくまで「微妙な」ではあるんだけど、彼女のかすかではあるけどたしかな人間味ってものも、取り戻してほしい。
そして、





リメイク前とは異なる、救いのあるエンディングを見てみたいですね。



やっぱ少年少女(まあ、実際は14年経ってますが/笑)のストーリーは、暗い作風であっても最後は希望のあるものであってほしいですね。Zガンダムのリメイクだってそうだったんだし(笑)。
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