マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

Birth of ANGEL -Across the time-

2022-07-23 21:24:43 | 氷室京介
はい、氷室京介のソロデビュー記念日(7/21)に際し、映像でのイベントがありまして、まあ、少し語ってみようかと思います。
まずは事前(7/7)にやってくれた「Birth of ANGEL -Across the time vol.1-」から。
やっぱ、動く氷室はカッコいい(笑)。
ラスギグ大阪ドームの映像でしたね。その際のレポはこちら↓

KYOSUKE HIMURO LAST GIGS京セラドーム大阪 2016.4.23,24

今更ながら、ダイアモンド・ダストは、キー下げて歌ってるんだよね。
例えば、マイケル・ジャクソンのような「ダンスも見せたい」って人たちはともかく、やっぱロックシンガーは歌ってナンボだよね。生歌に拘るべき、というか。って、この曲はバラードですが(笑)。
そういえば、ANGEL、この日は「♪臆病者にはなりたくない~」でしたね。
個人的には、「♪臆病なオレを見つめなよ、ANGEL~」のほうが好きです(笑)。

で、7/21の「Birth of ANGEL -Across the time vol.2-」のほう。
こちらは、ラスギグ名古屋の映像でしたね。その際のレポはこちら↓

KYOSUKE HIMURO LAST GIGS 名古屋ドーム 2016.4.29

氷室がカッコいいのは言うまでもないとして――やっぱ、歌上手いわ。
サポメンだと、「LOVER’S DAY」における、YTの「泣きのギター」がよかったね。
「SEX&CRASH&ROCK 'N' ROLL」では、DAITAとYTの、ギターによる掛け合いがカッコよかった。イントロのね。
セットリストは、大阪もそうだけど、BOφWYの曲が多かったね。まあ、氷室としては、ファンサービスの一環のようですが。
で、もちろん、BOφWYの曲もいいんだけど、やっぱソロ曲。この映像イベントにおけるセトリだと、





「IN THE NUDE」で、とくに盛り上がったかな、オレ的には。



元々、好きな曲ですけどね。ヒムロックお得意の、「ちょっと陰のある、マイナー調のビート系」と、言っていいのかな? 大別すれば、「KISS ME」や「Claudia」なんかと同系統かもしれんけど、「それらよりもギターサウンドに厚みがある」っつーか。
もちろん、イベントのタイトルにも繋がっているANGELも好きですけどね。こっちはカラッとした、正統派といえるであろうビートロックなんでしょうが。
で、この日のANGELも、「♪臆病者にはなりたくない」でしたね。東京ドームでは「♪臆病なオレを見つめなよ、ANGEL」だったので、氷室としてはファンサービスの一環で、歌詞を替えてたのかな。

やっぱライブ、とくに氷室のライブはいいやねぇ~。ホント、こんなに「ステージ映え」する人、オレにとってはこの人だけです(笑)。まさに、




「ライブの帝王」! (笑)

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「KYOSUKE HIMURO TOUR 2010-11 "B"ORDERLESS “50×50 ROCK’N’ROLL SUICIDE”」・横浜アリーナ

2022-06-25 21:40:08 | 氷室京介
以前、テキストサイトでUPしてた、氷室のライブ・レポの再UPです。
軽く推敲、加筆修正はやっているとはいえ、10年以上前に書いた記事がベースですんで、いろいろとご容赦を(笑)。
ちなみに、初出は2011年2月13日です――。

うい、ライブレポです。
今回は、さすがに、最新アルバム「"B"ORDERLESS」を充分に聴き込んだあとだったので、前回の武道館よりはノリ方がわかってたかな。
それらの新曲も、メロディは覚えてたからね。歌詞はボロボロだけど(笑)。

花は、YOSHIKI、BUCK-TICK、真矢から来てましたね。あとはDAIGOからも。
BUCK-TICKは律儀やな~。もうほとんど会ってないだろうに。西川貴教だって、以前は贈ってたけど、最近は見なくなったし。

今回、ヒムロックは終始、ご機嫌だったのか、やたらMCがおもしろかったです。
いくつか紹介すると――
まずは初日。

ヒムロック「ツアー中、ずっとカミさんがオレのメンテナンスしてくれてんだけど・・・





って、『メンテナンス』って、なんかエロいな



「エロいな」は「やらしいな」かもしれない。
それと、これも初日。

ヒムロック「尖閣諸島とかの話を長々とやったりもしたけど・・・今日はおまえらのレベルに合わせるよ

この辺は笑ったな(笑)。
まあ、ヒムロックとしては、「ボーダレス・トーク」をしたくて、それを展開するための例えを、それまでの尖閣の話から「奥さんが飼い始めた子犬と子猫」へシフトしたんだけどね。
ってか、スタッフ辺りから「尖閣話は評判悪い」っての、聞かされてたのかも(笑)。
まあ、それはいいとして、続いて二日目。
アンコール2の前、ノリがよかった客に気をよくしたんでしょう。

THANK YOU、横浜!





惚れてまうやろー!



――これ、笑ったなぁ(笑)。ホントにヒムロックが言ってた(笑)。
まあ、最終日でテンション上がってた、ってのもあるんでしょう。
ってか、今回、初日も二日目も、





「横浜」いってくれたー!


ようやく新横も「東京の一部」ではなく、「横浜」として認識してくれた!
 (笑)



それまでは「愛してるぜ、東京ベイベ!」だったのが(笑)。
ただ、やはり両日、口にしてたこの台詞については・・・

ヒムロック「横浜アリーナは一番好きな会場で、毎回、回ってるんだけど・・・





嘘つけ! (笑)



毎回は来てねぇよ(笑)。ってか、好きな会場の割には、前回まで「東京の一部」扱いだったやん!
まあ、この辺は氷室さんらしいですよね。ある種の天然っつーか。

今回のセトリはこんなんでした――

11日
1.Rock’n’Roll Suicide
2.Doppelganger
3.BANG THE BEAT
4.PARACHUTE
5.Weekend Shuffle
6.SILENT BLUE
7.ONE
8.STORMY NIGHT
9.MOON
10.MISSING PIECE
11.Sarracenia
12.Claudia
13.Say something
14.The Distance After Midnight
15.My Name is "TABOO"
16.忘れてゆくには美しすぎる...
17.NO MORE FICTION
18.LOST WEEKEND
19.TASTE OF MONEY
20.WILD AT NIGHT
21.Wild Romance

EN1
22.SWEET REVOLUTION
23.IN THE NUDE ~Even not in the mood~

EN2
24.ANGEL 2003
25.SUMMER GAME

12日
1.~21.前日と同じ

EN1
22.23.前日と同じ

EN2
24.25.前日と同じ

EN3
26.DREAMIN'

今回、バラードがやたらグッときた。とくに「STORMY NIGHT」は、イントロのギターが流れてきただけで、泣きそうになった。
年のせいか、なんかやたらと染みるよな~。
ってか、やっぱ氷室は歌上手いんだよな。それもあって、余計に染みる。「♪きりがないー、氷の雨が~」「♪もうどこへも行かないで、このまま瞳閉じて~」――この辺の歌い上げは圧巻。
続いて披露してくれた「MOON」なんかだと、「♪なぜ孤独は、消えないのだろう~」「♪なにもーかもー、ひとつになれるまで~」辺りは、マジでグッとくる。
それと、「SILENT BLUE」は歌詞を替えてたね。「♪この場所がHEAVENか砂漠なのか~」のあと、「♪ジーザスにも、わからないままさ~」のトコ、「♪いま自分で、決めるしかないぜー」だったのかな。
対するビート系は、やっぱOPナンバーの「Rock’n’Roll Suicide」なんかは燃えるよなぁ。ホンット、カッコいいわ、この曲。
「PARACHUTE」は、「♪イェイ、イェイ、イェ」ってトコがノれるね。ただ、ギターソロのトコの客による「HEY! HEY!」コールは、個人的にはちょっと勘弁してほしい気がする。
この曲の間奏は、とくにベースがカッコいいんであって、でも、ベースってちょっと聴き取りにくいので、「HEY! HEY!」コールでさらに聴こえなくなって・・・
ってか、全体的にギターソロ、間奏のトコで、そのコールはどうなの? 「LOST WEEKEND」なんかもギターソロのギターがカッコいいのに・・・(って、ギターはそれでもまだ聴き取りやすいですが)。
「WILD AT NIGHT」はやっぱ盛り上がりますね。この曲における「HEY! HEY!」コールはあり(笑)。ってか、ギターソロやベースの見せ場の邪魔はしてないもん。
そんでもって、アンコール。
スイレボも、なんだかんだでカッコいいよなぁ。今回、あったかわからなかったけど、「♪I’m gonna break on through~」ってトコの氷室ステップは見どころです!
そして、「IN THE NUDE」! ライブで聴くのは(多分)4年ぶりなので感動!
「♪ラメのパンツとミュールと憂鬱を脱いで~、ブラのホックと一緒にハメまではずせ~」――もう、こっちもフリースやロンT、脱ぎ出しそうになっちゃいましたよ(笑)。まあ、ジーパン一丁(要するに上半身裸)はさすがにできないので、代わりに熱唱。
アンコール2は「ANGEL」「SUMMER GAME(サマゲ)」。
これらの曲はよく「マンネリ」いわれるけどさ、あると盛り上がるって、やっぱ(笑)。
いや、毎回、アンコールや本編ラストはどうかと思うけどさ、それでもね。ってか、たまにはOPナンバーでどうだろ?
で、初日はこれで終わりだったんですが・・・二日目は・・・・・・
舞台袖から現れたヒムロックによる、





最後に夢を見てる奴らに贈るぜ! DREAMIN'!



これ、マジでビビッたわ。





まさにサプライズ!



先日、布袋さんがBOφWY――それも、歌詞も曲も氷室さんが書いた「CLOUDY HEART」やったのと関係あるのかはわからんけど(対して、この『DREAMIN'』は歌詞も曲も布袋さん。って、歌詞は松井五郎さんとの共作だけど)、素直にうれしかったわ。
最っ高に盛り上がった! めちゃめちゃ楽しかった! もう、客全員が大合唱!





氷室の声、ほとんど聴こえなかったもん(笑)。



もちろん、オレも声張り上げて歌いました。
くどいようだけど、これ、ホントにうれしかったなぁ。
ついつい、





氷室、THANK YOUーーー!!



なんて叫んじゃったもん(笑)。

そんなわけで、今回はサプライズにやられましたね。
って、たった1曲だけのサプライズなのに(笑)。
まあ、アンコールの曲は、どれも(少なくともオレにとっては)ある意味、サプライズだったんで・・・(笑)
あー、楽しかった。で、次のライブはいつ? 夏辺りにイベント的なの、やってくれないかな~。やっぱサプライズありのやつ(笑)。

ここからは完全新規記事というか、「あとがき」みたいなものです。
まあ、このライブは、ONSやbhoツアーには行けなかった私にとって、「最高のライブ」だったかもしれません。
セトリも、「定番、(当時の)新曲のバランス」「ビート系、バラード系のバランス」などなど、いずれもよかったと思うし、なにより、サプライズのDREAMIN'ね。
この後(のち)、同曲も歌うようになったけど、このときは氷室にとっても「久しぶりのDREAMIN'」だったんじゃないかな? そして、客のオレらとしては「まさか、やるとは思わなかったレア曲」でしたからね。
「ライブ・レポの再UPをやるのなら、まずはこのライブ」――それらが、その所以かな。
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氷室のバラード・ベストを考えた

2022-02-12 11:36:46 | 氷室京介


↑何となく、バラードっぽいイメージ?

以前、「ベスト盤には入っていない氷室の楽曲で、新たなベストを考えた」という企画をやりましたが、今回は「ヒムロックのバラード限定のベスト盤=バラード・ベスト」というコンセプトで。
まあ、氷室京介のバラード・ベストは、これまでも何枚か出ているんですが(笑)、「オレがチョイスするバラード・ベスト」ってことね。
あ、とくにミディアム・テンポの曲は、バラードといっていいのかどうか、微妙な場合もありますが、「あくまで私がバラードと認識している曲」ってことで。

1.DEAR ALGERNON
2.独りファシズム
3.LOVER' S DAY
4.VELVET ROSE
5.YOU’RE THE RIGHT
6.DON'T SAY GOOD BYE
7.MIDNIGHT EVE
8.DISTANCE
9.炎の化石
10.BELIEVE
11.REVOLVER
12.FOLLOW THE WIND
13.HARVEST
14.STAND ALONE
15.Be Yourself
16.IF YOU WANT
17.NORTH OF EDEN
18.The Sun Also Rises

「DEAR ALGERNON」「LOVER' S DAY」は散々、ベスト盤(バラード・ベストに限らず)に入ってるんですが、個人的にはこの2曲は外せませんね。前者は年取れば取るほど染みる。後者は名曲中の名曲。
「独りファシズム」は、ベスト盤に入ったことないんですよね、たしか。ライブでもやってないんじゃないかな? これも「染みる系」の名バラードなんですが。
「YOU’RE THE RIGHT」は、バラードとしていいのか微妙な気もしますが・・・まあ、オレにとっては「名バラード」(笑)。
「DON'T SAY GOOD BYE」は、BOφWY時代の「CLOUDY HEART」から続く、そして「LOVER' S DAY」なんかと、ある意味で同系統な、





ヒムロックお得意の「未練タラタラソング」ですよね(笑)。



氷室の「未練タラタラ系」は、名曲揃いです。
「MIDNIGHT EVE」は、「未練タラタラ系」と「しっとり系」のハイブリッド、というか・・・やはり好きな曲です。
「DISTANCE」は何つーか・・・ロックバラードですよね。バラードなのに、キーボードやピアノより、ギターのほうが目立つ、「ギターサウンドなバラード」というか。
「炎の化石」はですね、当時、めちゃめちゃハマりました(笑)。メロディも歌詞も、たまらなく好きだった。オレもまだ若かったんで、こういう「ファンタジーと現実、双方の要素を併せ持ったような世界観」が好きだったのかな?
たしか、収録されている「Collective SOULS」のCDをパソコンで再生しようとすると、PVが流れてくるんですよね。
で、その頃というのが、ゲームのファイナルファンタジー7にハマって、その熱がまだあった時期でしてね。天使のような羽を生やした西洋人女性がエアリス、悪魔のような黒い羽を生やした氷室がクラウドなり、あるいはセフィロスなりを彷彿とさせるような気がしてね。
まあ、歌詞の世界観的には、「エアリスとクラウド」か。「たしかにエアリスに惹かれていた序盤のクラウド」ですが。ザックスの人格も含まれていたけど、彼とも本来のウジウジしたクラウドとも異なる、「クールなクラウド」ね。
って、「JULIA」の歌詞なんかも、「クラウドが序盤の彼のままであったら、そんな彼がエアリスとの思い出を」って感じもしますけどね。
ただ、この企画で同曲をリストアップしなかったのは、ちょっと甘ったるい部分もあるから。いや、好きな曲で、最後まで迷いましたが、「REVOLVER」の「キザだけど、たしかに相手を思いやっている歌詞」のほうが、氷室の世界観っぽい気がしてね。最後の推敲中に差し替えました。
まあ、あくまで「いくつか存在する、氷室の世界観のひとつ」であって、「JULIA」っぽいのもまた、彼の世界観のひとつではあるけどね。ただ、何つーか、「より氷室らしい」のはこっち(REVOLVER)かな、と。
ともかく、後にFF7がCGアニメになったとき、エンディングで氷室の「CALLING」や「Safe And Sound」が起用されたんですが、オレとしては「炎の化石」をチョイスしてほしかったですね。
「FOLLOW THE WIND」は、氷室が21世紀に発表した曲の中では、「No.1バラード」かもしれません、オレ的には。ホント、氷室の「未練タラタラソング」はなぜ、オレの琴線に触れるんでしょ(笑)。
「HARVEST」「STAND ALONE」は、情景や歌詞の世界観が自然と浮かび上がってくる表現力が凄いですよね。ユッキー(森雪之丞)や松井五郎の作詞といい、氷室の作曲や歌唱といい。
「Be Yourself」は、「応援ソング系バラード」というか・・・ともかく、ダメ人間なオレは、この曲でちょっと奮い立ったりね。「よぉし、やるぞ!」というよりは、「・・・やるか」という感覚でね。
「NORTH OF EDEN」は、果たして「バラード」といえるかどうか・・・? (笑)
前述した「YOU’RE THE RIGHT」は、それでもまだバラードかもしれませんが、こっちは微妙ですよね。ただ、やっぱり好きな曲であり、バラード系というか、バラード調とも言えなくもないと思うんで。
何つーか、ハードボイルドな感じがしますよね、この曲。映画「藁の盾」の主題歌だけあって。そういうトコも好きですね。
「The Sun Also Rises」は、現時点では「最後のオリジナル曲」かな? 氷室にとって。まあ、氷室ならでの、「氷室流応援ソング」ですよね。なにより、旋律が美しい。もう一回、ライブで聴きたいもんです。

ってわけで、バラード・ベストを妄想してみました。
まあ、「魂を抱いてくれ」「ダイアモンド・ダスト」なんかも好きな曲であり、とくに「魂を~」は、(多分)氷室のバラードで最もセールスを伸ばした曲で、「バラードにおける氷室の代表曲」かもしれませんが・・・





これらは放っておいてもベスト盤や、ライブDVD(BD)やらに入るでしょう(笑)。



あと、何気に「永遠」も好きなんですよねぇ。
最初はそうでもなかったんだけど(そこまでキャッチ―な曲調、アレンジでもないせいか、当時はまだ若かったオレにはピンと来なかったかな)、最近、ちょっと癖になっててね(笑)。
ただ、この曲はアルバム「MELLOW」の一環として、聴いていたいかな。
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KING SWING presents 33rd Birth of ANGEL -20210721-

2021-08-01 10:11:35 | 氷室京介

氷室の「LAST GIGS」の映像(大部分は京セラドームの映像でしょうか)を再編集して、配信してくれました。7/21の、氷室のソロデビュー記念日にね。
当日、私はタイムラインで入りました。オープンルーム、よくわからんかったんで(笑)。
内容としては――近年の曲はバラードで、ビート系は初期やBOφWYの曲、って感じでしたね。
「LOVE & GAME」は、アレンジを変えて成功した例やね。マジでカッコいい。アレンジ変更した曲って、(氷室の楽曲に限らず)オリジナルのほうが好きだったりするんですが、この曲は別かな。そういう意味では、稀有な例かもしれません。いずれの印象も「個人的には」ですが。
ANGELは、「♪臆病なオレを見つめなよANGEL」の歌詞でいってほしかった。
また、個人的には「MISS MYSTERY LADY」も見たかったなぁ(笑)。
やはり個人的な印象ですが、今回の配信、





バラードは「ダイヤモンド・ダスト」が最も印象に残りましたね。



いや、ほかの曲もいいのよ。「The Sun Also Rises」なんかも、もちろん、よかったんだけど、「ダイヤモンド~」における氷室の熱唱が、妙に印象強かったというか、「沁みた」というか。
ビート系は、BOφWYの曲だけど、「MARIONETTE」のときの氷室のステージングが、この配信の中では最もキレキレだったように思えました。
で、ラストには、





「Himuro is deep creating now」のメッセージが。



「アルバム制作中」と受け取っていいのかな? 期待してます(笑)。
近年(といっても、だいぶ経ってますが/笑)の氷室の曲って、「WARRIORS」が「ゴリゴリのギターサウンド」、「NORTH OF EDEN」が「ミディアムチューン(歌詞は結構、ハードボイルド)」、「The Sun Also Rises」が「メロディアスなスローバラード」って感じなんで、それらの性質の曲が、バランスよく収録された感じになるんですかね?
個人的には、前作「"B"ORDERLESS」の楽曲群のような「ゴリゴリのギターサウンド」がメインで、数曲、前述のようなミディアムナンバーやスローバラードも、って感じになってくれるとうれしいかな。

おまけ

ようやく来た。そして、ようやく着た。




この配信に間に合ってほしかった(この配信、これを着て参戦したかった/笑)。
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氷室京介・アルバム総評 「FOLLOW THE WIND」「IN THE MOOD」「"B"ORDERLESS」

2021-03-06 21:22:03 | 氷室京介
はい、以前、テキストサイトでUPしてた氷室のアルバムレビューの復活企画、今回は標記の3タイトルです。
軽く推敲、加筆修正はやっているとはいえ、いずれも10年以上前に書いた記事がベースですんで、いろいろとご容赦を(笑)。



FOLLOW THE WIND (2003.8.20)

収録曲
1. VIRUS
2. Weekend Shuffule
3. FOLLOW THE WIND
4. MONOCHROME RAINBOW
5. LOVE SHAKER
6. Claudia
7. FOOLMAN’S PARADE
8. SACRIFICE
9. RAP ON TRAP
10. ARROWS

All songs written by YUKINOJO MORI(word)・KYOSUKE HIMURO(music)

「I・DE・A」同様、「“ビート系”、“聴き手にやさしくない系”、“メロディアス系”とすべて詰まった感」はするんだけど、「I・DE・A」が「そのうち“ビート系”寄り」だったら、今回はどちらかというと、「“聴き手にやさしくない系”寄り」かな? (笑)
すなわち、初心者にはちょっととっつきにくいです(苦笑)。
個人的には、「『NEO FASIO』をいま風、かつ、もうちょっとだけわかりやすくしたアルバム」って気がしてます。
少なくとも、いわゆる「氷室らしさ」に乏しいかもしれませんね。
このアルバムで特筆すべきは、何といっても、ラップ的要素を採り入れているところでしょうね。
もうね、初めて聴いたときは、「ヒ、ヒムロックが、やたらと韻を踏んでるぅ~・・・!」なんて思っちゃいました(笑)。
正直、「この“なんちゃってラップ”さえなけりゃ、めちゃめちゃいいアルバムなのに・・・」っていうのが、私の本音だったりします(苦笑)。
まあ、それを踏まえても、個人的には、「捨て曲のない、結構いいアルバム」とは思いますけどね。2ch辺りで叩かれていた「雪之丞朗読」も、オレは気にならんし(「愛してるといったときから・・・」/笑)。
それと、これも2chの氷室スレでは評価低かったんだけど・・・オレはタイトル曲の「FOLLOW THE WIND」、お気に入りです。





「やっぱミディアム・バラード書かせたら、そして歌わせたら、ヒムロックの右に出る者はいない!」



――改めてそう思っちゃったくらいだもん(笑)。
たしか、COH(ライブ)が初披露だったんですよね。客席にいましたが、初めて聴く曲なのに、すっげぇ染みてきた、っつーか。
そのほかには、ラスト・ナンバーの「ARROWS」。これも好きですね。
「FOLLOW THE WIND」同様、メロディアスなんだけど、こっちはもうちょっとスローテンポで、「FOLLOW~」が「キーボードを(比較的)メインに、しっとりと聴かせる」って感じなのに対し、「アコギの乾いた音で情緒を表している」って感じがして、これはこれで好きです。
「SACRIFICE」なんかも好きですね。メロディアスなミディアム曲(といっても、『FOLLOW~』とは違い、『バラード』ではないと思われる)なんだけど、やっぱり氷室って人は、ビート系よりも、こういうミディアム系や、あるいはバラード系のほうが、作曲(&アレンジ)のセンスがあるのかな、なんて思ってます。
と、まあ、「なんちゃってラップ」がちょっとだけ気に入らない以外は(まあ、それももう慣れたけど)、たしかに名盤だとは思えるんですが・・・「3年ぶりで10曲」は少ないかな? (あと1,2曲はほしかった・・・)



IN THE MOOD (2006.12.20)

収録曲
1. EASY LOVE(IN THE MOOD EDITION)
2. IGNITION
3. BITCH AS WITCH(ALBUM MIX)
4. WILD ROMANCE(ALBUM MIX)
5. HARVEST
6. SAY SOMETHING
7. IN THE NUDE -EVEN NOT THE MOOD-
8. SWEET REVOLUTION
9. SHADOW OF YOUR SMILE
10. PAIN
11. MISS MURDER
12. STAND ALONE

Songs written by――1.2.12.GORO MATSUI(word)・KYOSUKE HIMURO(music)、3.~5.7.~9.YUKINOJO MORI(word)・KYOSUKE HIMURO(music)、6.TAKURO(word)・KYOSUKE HIMURO(music)
10.JAMES ADKINS、THOMAS D.LINTON、RICHARD BURCH、ZACHARY LIND(word & music)、11.HUNTER BURGAN、ADAM CARSON、DAVID MARCHAND、JADE PUGET(word & music)

約3年半ぶり(笑)のオリジナルアルバムです。しかも、「内6曲がシングル(及びc/w)、内2曲が洋楽カバー」なんで、実質、新曲は4曲だったりします(苦笑)。
で、まずは全体的な印象なんですが、前作「FOLLOW THE WIND」が「『NEO FASIO』をいま風、かつ、もうちょっとだけわかりやすくしたアルバム」って印象だとしたら、この「IN THE MOOD」は「『FLOWERS FOR ALGERNON』をいま風にしたアルバム」っていう気がしてます。
すなわち、前作とは異なり、かなりわかりやすくなっています。まあ、それでも氷室ファン以外からすれば、「まだわかりにくい」のかもしれませんが(笑)、少なくとも前作(あるいは「NEO FASIO」辺り)と比べれば、全然とっつきやすいので、もし「(いまから)氷室を聴いてみたいんだけど」って人がいたら、このアルバムから入るのもアリだと思います(もちろん、最もわかりやすいのはベスト盤でしょうが)。
あるいは、「わかりやすい」という意味では、「MEMORIES OF BLUE」なんかも近いのかもしれませんが、同アルバムはかなりメロディアスなイメージがありますからね。やはり「わかりやすいビート系が多い」ということから、個人的には「FFAをいま風に」って感じがしてます。
ただね・・・これは「FFAと『NEO~』との比較」でもいえることなんだけど、氷室の場合(ほかのミュージシャンもそうなのかな? 少なくとも、オレがかつて聴いていた“80年代組”は、そういう傾向にあった気がしてますが)、「ヒムロックの趣味が全面に出てる」「ゆえに、“聴き手にやさしくない”、“初心者には非常にとっつきにくい”」系のほうが、「あとに残る名盤」だったりするんですよ。
なんつーかね、「噛めば噛むほど味が出る」って感じで(笑)、リリース当初はさほどでもないんだけど、何年経っても「不意に聴きたくなる衝動にかられる(しかも、その回数が意外と多かったりする)」って感じでね。
個人的には「氷室って人は、ミディアム・テンポな曲や、あるいはスローバラードのほうが、センスがある」「じつは、ビート系は当たり外れが大きい」なんて思ってるんですが、“対外的なイメージ”としては、やはり「氷室=ビート系」なんでしょう。
で、そのビート系なんですが、スイレボと「IN THE NUDE」は、やっぱり文句なくカッコいいですね。





とくに「IN THE NUDE」は、「氷室が久しぶりにエロかっこいい曲を!」って感じがして(笑)。



ライブでも、イントロの時点で盛り上がっちゃう、というか。
ただ、「Wild Rmance」と「SAY SOMETHING」は・・・。それでも、前者は「あくまでスイレボや『IN THE NUDE』と比べれば」って感じであって、好きなことは好きではあるんですが・・・
で、そろそろヒムロックお得意のミディアム・テンポな曲へ。





「IGNITION」、好きですね~(笑)。



前述のとおり、世間的には「氷室=ビート系」っていうイメージなんだろうけど、オレはむしろこういったミディアム・ナンバーのほうが、“氷室節”っていえると思ってます。
「ハードすぎず、ポップすぎず」「アップ・テンポすぎず、スロー・テンポすぎず」って感じのね。
同様に、「HARVEST」や「STAND ALONE」といったミディアム・バラードもいいですよね。って、「STAND~」は(どちらかといえば)「スローバラード」に分類されるのかもしれませんが(笑)。
「スローバラード」といえば、「SHADOW OF YOUR SMILE」。これも好きですね。
いや、(「Wild~」のc/wだったんですが)それまでは「なんか退屈なバラードだな」なんて思ってたんですが(笑)、改めて聴いてみると、やっぱいい曲だわ。ユッキーの歌詞も、なんていうか“深い”ものがあるし(ラブソングではありますが)。
で、いまちょっと挙がった歌詞についてなんですが、今回、やはり「作詞:森雪之丞」と「作詞:松井五郎」が「共存」してましたね。私個人としては、もちろん、「SHADOW~」を始めとするユッキーの歌詞も好きではありますが(「HARVEST」の「♪なにか今、いいかけて~」っていうフレーズなんて、めっちゃお気に入り/笑)、「あるいは、オレはユッキーの歌詞より松井五郎の歌詞のほうが肌に合うのかも」なんて気もしてたりします(笑)。
やっぱ、この辺の「ミディアム系」は、不意に頭の中でメロディが流れてきたり、あるいは(メロディを)口ずさんじゃったりするほどお気に入りです。
それと、今回、洋楽のカバーが2曲収録されてます(『PAIN』と『MISS MURDER』)。まあ、ヒムロック、英語ペラペラですからね(発音はどうなのかわかりませんが/笑)。
じつは、私にとっては「“英語詞を歌うヒムロック”って、『PSYCHOPATH』(BOφWY)以来」だったりします。いや、2ndシングル「DEAR ALGERNON」のc/wがデビット=ボウイの「SUFFRAGETTE CITY」のカバーだったんですが・・・「シングルは買わない主義」だったんで(片や「PSYCHOPATH」はアルバム曲)、2,3回聴いただけでしてね(それも遥か昔に)。
まあ、「『PSYCHOPATH』=BOφWYのオリジナル(作曲・氷室、アレンジ・布袋)」「『PAIN』&『MISS MURDER』=カバー曲」ではあるんですが。
ともかく、私にとっては実質、「初めて聴く、全編英語詞の氷室ソロ曲」といえることから、たしかに新鮮味みたいなものはありましたね。そして、いまでも好きかな。当初はは、「MISS~」のほうはちょっと違和感を覚えていましたが。
そんなわけで、今回、ちょっと長くなってしまいましたが、まあ、私個人の印象・感想としてはこんな感じです。
前述のとおり、今回は(比較的)わかりやすいアルバムなんで、「入門編」にもなるし、“ベテラン・ファン”にとっても、(『わかりやすい』とはいえ)「ヒムロックが、L.A.での生活の中で、いま現在最も影響受けてる“音”を参考に」って感じらしいので、「聴き応えのあるアルバム」になってると思います。


"B"ORDERLESS(2010.9.8)

収録曲
1. My Name is "TABOO"
2. PARACHUTE
3. Rock’n’Roll Suicide
4. Doppelganger
5. The Distance After Midnight
6. 忘れてゆくには美しすぎる...
7. Sarracenia
8. Time For Miracles
9. Never Cry Wolf
10. Traumatic Erotics
11. BANG THE BEAT
12. Across The Time
13. Safe And Sound

Songs written by――1.2.5.6.TAKURO(word)・KYOSUKE HIMURO(music)、3.4.7.9.10.12.GORO MATSUI(word)・KYOSUKE HIMURO(music)、8.Johannes / Shneider(word & music)、11.SPIN(word)・KYOSUKE HIMURO(music)、13.Gerard Way(word & music)

はい、約4年ぶりです(笑)、オリジナルアルバム。
まあ、ベテランミュージシャンはどうしてもね。クオリティを追求する必要があるし、なによりネタ切れ、っていうか、キャリア重ねてりゃ、簡単に新しいメロディとかも出てこなくなるからね。
ってわけで、無駄に長くやってるウチのサイトも、それゆえに更新が遅くなりがちなのは大目に見てね。

今回のアルバム、発売日が「KYOSUKE HIMURO TOUR 2010-11 "B"ORDERLESS “50×50 ROCK’N’ROLL SUICIDE”」の初日の武道館ライブと、ほぼぶつかってましてね。
普通、新譜が出た直後のライブでも、それなりに期間が空いているんで、ある程度(例えば、『歌詞は無理でもメロディは』って感じで)は覚えていけるんですが・・・今回は、ほとんどぶっつけ本番でした(笑)。

今回、氷室初心者にはおすすめできません。ってか、氷室信者でも、意識が「90年代前半の氷室サウンド」のままでいる人、あるいは「90年代前半の彼のサウンド」が最も好きな人にとっては、とっつきにくいでしょうね。
わかりにくい、というか、氷室さんらしいメロディアスな感覚――バラードはもちろん、「ビート系でもどこかメロディアスなサウンド」というのは、鳴りを潜めている感じがします。
いろんなサイトやブログ(あるいは2chなんか)でもいわれてるけど、今回、ヒムロックはアレンジにあんまり参加してないのかもね。あるいは、「名義貸し」だけで、曲作りのみに専念したか・・・?
まあ、オレ、楽器やってたわけじゃないし、バンド経験もないんで、くわしいことはわからんけど・・・
多分ね、ここ最近のヒムロックの音作りとしては、「アレンジまで自分ひとりでやった」って場合は、FTWみたいな音になると思うのね。あんまりスピーディなビート系は作らず、ミディアムからスローテンポが多くて、どっかメロディアスで、そのくせわかりやすい「ポップなサウンド」ではない、ちょっとだけ難解な(いまどきの)B級ポップって感じでさ。
で、「アレンジに関しては、アレンジャーと共同作業」って場合は、ITMみたいになるんじゃないかな。
ポップな曲はFTWよりはわかりやすいポップさで、ビート系は結構速くて激しくて。何となく、二極化してる感じ。
それらに対して、今回の「"B"ORDERLESS」は、どちらかというとバンドサウンド(あるいはギターサウンド)、それも最近のヒムロックが影響を受けているであろう洋楽(オルタネイティブっていうのか?)的サウンドって感じかと。
いや、元々、氷室さんって人は、「ヴォーカリストのくせにバンドサウンド寄り」っていうかさ、「わかりやすいヴォーカルアルバム」というのはあまり作らない人ではあるんだけど(それこそ、FFAやMOBくらいじゃないかな? 『MELLOW』だって、スティーブのギターに花持たせている部分もある気がするし)、それでもどこかメロディアスなトコは忘れずにいたっていう印象があるのね。
それが、この「"B"ORDERLESS」では・・・いわゆる「氷室らしい曲」ってほとんどないような気がします。強いていうなら、「BANG THE BEAT」「Across The Time」くらいか?
って、まあ、私、洋楽わからんので、あんま偉そうなことはいえませんが(笑)・・・まあ、それはいつものことなんで。

それでは、各曲について――
まず、1.から3.の並びはすぐにはまりましたね。いや、ほかの曲も好きだし、3.から4.以降へつながる流れも好きだけどさ。
OPナンバーの「My Name is "TABOO"」は、ノイズ混じりのイントロからして、なんか「じわじわとした高揚感」みたいなものを覚えます(笑)。
「PARACHUTE」は、ギターソロのとこ、もちろんギターもカッコいいんだけど、なによりベースの音色がマジでカッコいい。
で、「Rock’n’Roll Suicide」なんですが、これは氷室さん自身もとくにお気に入りなんだろうね。
これはホントに、「なにもかもがカッコいい」っていうか・・・なんか久しぶりな気もする、ヒムロックのキレたヴォーカル(とくにギターソロ前のシャウトがたまらなくカッコいい!)はもちろん、トリッキーなんだか王道的なんだかようわからんけど、たしかにカッコいいギターのサウンド、そして、なんか妙にリズムを取りたくなっちゃうベースやドラムの音・・・あと、キーボードなんかもあるのかもしれないけど、とにかく身震いしちゃいそうになるサウンドです。
4.の「Doppelganger」は、サビのトコ――「♪Which side is Doppelganger...?」っていう氷室によるリピートと、それに乗っかって畳み掛けてくるようなサウンドがたまらなくカッコいい。
「Rock’n’Roll Suicide」のすぐ次なんで、あるいは霞みがちかもしれませんが、この「Doppelganger」も「Rock’n’Roll~」同様、CDで聴いてもライブで見てもノれる、っていうか燃える曲だと思います。
5.の「The Distance After Midnight」は、「PARACHUTE」同様、とくにベースがカッコいいと思う。ギターソロのトコといい、そのあとの「♪ときぃはー、迷いー子~、膝を抱え、泣いている~」ってフレーズのトコ。
6.の「忘れてゆくには美しすぎる...」は・・・いかにもTAKUROらしいタイトルやね(笑)。ってか、最初(タイトルしか知らなかった頃は)、バラードかと思ったよ。
7.と10.はですね・・・最初、めちゃめちゃタルかったんですよ(笑)。とくに前者。
CDはもちろん、初日の武道館ライブも、この曲のときは退屈だったんですが、何遍も聴くうちに、逆にないと物足りなくなってった感じが・・・
まあ、ヒムロックお得意の「するめソング」ですね、この7.と10.は。聴けば聴くほど味が出る。
8.はアダム・ランバートのカバーです。前作でも洋楽カバーが2曲ありましたからね。今後も「カバー・シリーズ」続くのかもしれません。
9.と12.は、どっちも名バラードだと思います。
12.については、前々作(FTW)における「ARROWS」のような、なんていうか、「アコギによる乾いた音」が心地よいですね。
最後に11.と13.について。
11.は本人出演のCM(アサヒ・グリーンコーラ)でも流れてたんで、氷室ファン以外の方もご存知かもしれません。
ヒムロックにとっての「名刺代わり的なサウンド」というか・・・いかにもシングル向けな曲ですよね。
でも、そこは氷室さんで、「シングル向け」といっても、いつまでも「KISS ME」「Claudia」といった「おしゃれロック」路線だけではありません。“いま現在のヒムロック”にとってのシングル向けな曲。私はサウンド的にはカッコいいと思います(歌詞も嫌いではないが、曲やアレンジのほうが好きかな)。
13.は、「My Chemical Romance(マイ・ケミカル・ロマンス)」のヴォーカリスト、ジェラルド・ウェイとのコラボです。
って、コラボいっても、曲も歌詞もジェラルド・ウェイですが(笑)。
まあ、FF7ACCで起用されてる曲です。もちろん、同作品のED映像も映えますが、やっぱヒムロックとジェラルドによるPVの映像をバックに流したほうがカッコいいと思います。

と、こんな感じでレビュー(?)してみましたが・・・
次にこのコンテンツを更新できるのって、いつなんでしょう? (笑)
ってか、次のオリジナルアルバム出るころもまだ、このサイトは続いてんのか? (笑)
はっ! もしかしたらこのアルバム・・・ヒムロックのオリジナルアルバムとしては、オレにとっては30代最後の作品・・・?
――なんてことを以前、書いていたら・・・




「30代最後のオリジナルアルバム」になりました(笑)。



っていうか、40代も終わりそうなんですが・・・(笑)。

ここからは、完全新規記事ね。
この前ね、Twitterのほうで、「氷室京介のアルバムで、最も好きなのは?」といった企画が流れてきてね。
オレは「I・DE・A」に投票しました。「アルバム通しで」なら、この作品ですね、私としては。
ただね・・・最近、「一周回って、FFAかも・・・?」なんて思いも(笑)。
っていうか、





収録されているANGELが、シングルverであったなら、このFFAに投票してたかもしれません。



いや、なんつーか・・・やっぱり、「わかりやすいヴォーカルアルバムでありながら、ちゃんと氷室のセンスも凝縮さるてる」っていう気がするんですよ、このアルバムは。
「I・DE・A」や「"B"ORDERLESS」、あるいはITMのビート系などのようなゴリゴリのギターサウンドとは言い難いので、物足りなさはあります。
かといって、MOBやFTWなどの楽曲ほどは、メロディアスなわけでもないので、しっとりとした気分になれるわけでもないと思います。
ただし、それらの分、安定感みたいなものはありますよね。ビート系もバラードも、「氷室初心者が聴いても、とりあえず外れは少ない」というか。つまりは、後のJ-POP、J-ROCKの草分け的なサウンドというか。
そのうえ、「DEAR ALGERNON」や「STRANGER」のように(あるいは、『独りファシズム』なんかもそうかもしれません)、後のNATIVEや「IGNITION」に通ずる、




あくまで内省的で、破壊的ではない、「大人のアウトローソング」



も充実してる気がするので。
考えてみれば、ANGELも「大人のアウトローソング」か(笑)。いま挙げた楽曲と比べると、カラッとした曲調ではありますが。
氷室の楽曲は、「おしゃれでエロい世界観」や「未練タラタラな失恋系ラブソング」だけでなく、「内省的で、あくまで自分の弱い部分への反抗や、社会の理不尽に対する皮肉」といった要素もあり、むしろそれが真骨頂だと思います。
オレ自身、「I・DE・A」が好きで、FFAを再評価しているのは、そういった要素がより強いアルバムだから、って部分もあるのかもしれません。
ってわけで、現時点での「氷室のオリジナルアルバムTOP3」は、「3位=FFA、2位="B"ORDERLESS、1位=I・DE・A」ですかね。オレ的には。
コメント
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