マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

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氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

あぶない刑事DVDマガジンVol.6

2012-11-11 22:14:59 | あぶない刑事
>衝動

歌手を夢見て都会に出てきた少女が、スナックで歌うことで修業する――80年代半ば、すなわち昭和末期には、まだそういうのあったんだよな~。で、スナックのママも面倒見よくて、大して金になるわけでもないのに歌わせてあげて、ってか、人気が出て歌手デビューなんてことになったら損失になるにもかかわらず、快く送り出してあげたり。
ただ、一方で、「そんな女の子に変な虫がついちゃって、今回の話のように」ってことも、あったようですからね。まあ、必ずしも「あの頃はよかった」とも言い切れない、ってことですかね。
このエピソードは、ラストが最終回っぽい演出なんですよね(笑)。
前述の少女の父親で、でも少女はそのことを知らず、本人もあえて「足長おじさん」を演じていたゲストキャラ野島(苅谷俊介)が、娘を殺した黒幕に復讐しようとするのですが、そんな彼の罪を重くしないように、タカとユージが動きます。
タカは、先に野島をパクることで、彼の復讐を阻止しようとするんだけど、でもそれが叶わず、野島が黒幕――というのはもったいないくらいの小悪党を射殺する寸前までいってしまいます。ただ、寸でのところで、ユージが野島を撃ち(殺してはいない)、それを阻止。
で、その小悪党に対し、その足元に向けて銃を乱射するユージ。
その後、ラストで、

タカ「古いな、おまえも。流行らないんだよ、ああいうの」
ユージ「なにいってんだよ、おまえだって、同じ思いだったんだろ」






タカ「おまえがやると浪花節」



ユージ「じゃあ、おまえはなんなんだ」





タカ「ハードボイルド」


ユージ「どうやって食うんだよ、それ~」


このやりとりのあと、新たな事件が起こり、「あぶない刑事」(OPテーマ)がちょっと流れてエンディングへ。
まあ、放送期間は元々半年を予定していたものの(結果としては1年続きましたが)、場合によっては打ち切りもあり得ますからね。この「衝撃」はちょうど12話で、1クール打ち切りも想定していたものなのかも。


>追跡

ゲストは、





エースのジョー(笑)。


宍戸錠が元刑事(近藤課長の元部下)・沢村という役を演じてます。

第10話の「激突」同様、タカとユージが、今回もまた松山へ飛びます。ってか、今回は近藤課長も松山へいきます。
これ、スポンサーの太陽石油(SOLATO)の本拠が松山だからだそうですね。
それはそうと、ユージのエセ松山弁(笑)。この人はエセ大阪弁もおもろかったよな~(笑)。
あと、タカとユージがやたら俳句(っつーか川柳)読んでたのは、やっぱ正岡子規の故郷だからでしょうか(笑)。

中条静夫と宍戸錠のやりとりがカッコよかったですね~。





ロートル刑事と元刑事の執念と哀愁


って感じで、見応えばっちりでした。
で、最後に、沢村が元女房に対し、「もう一度・・・やり直してくれるか、オレと」――宍戸錠、渋い! もちろん、元女房の答えは「……ええ」でした(笑)。


映像特典の「またまたあぶない刑事スペシャルダイジェスト」のナレーションは、ナカさん役のベンガルですかね? クレジットはなかったけど、声がそれっぽい。
ってか、同時上映が「ふたりぼっち」だったんですね。懐かしいー! (笑)
バービーボーイズのコンタが主演した映画です。ヒロインは古村比呂かな。まあ、私は見たことないんですが(笑)。
コメント (4)
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