マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

機動戦士ガンダムBD-BOX 2

2014-01-11 21:53:15 | スパロボ
4月に第三次スパロボZが出ますね。
vitaは持ってるけど・・・いっそPS3ごと買おうかな(笑)。ただ、ほかにやりたいゲームが全くない、っつーか、スパロボさえ、二次ZもUXも途中でやめちゃったしなぁ・・・

それはともかく、本題です。
今回は中盤辺りですかね。アムロとランバ・ラルの邂逅と、死闘です。
まあ、ラルはね、アムロにとっては「越えるべき父親」的存在でしたよね。敵でありながら。
アムロが後にまともな大人になれたのは、戦争という極限状態に叩き込まれたからでしょうね。その中で、





ラルのような「人として強く、そしてやさしい大人」



に出会い、彼と接し、そして戦うことが大きかったでしょうね。






伊達に、30余年後、ラルさんというやさしく、それでいて大物な(?)キャラとして新作に再登場してません(笑)。



初めてビルドファイターズ見たとき、まさかランバ・ラルが、しかもあんなキャラで出てくるとは思わなかった(笑)。
それはともかく。
アムロのほうに話を戻すけど、仮に平和が続き、あんな両親のもとで生まれ育ってたら、絶対、いい年こいて甘ったれた、そのくせ他人には必要以上に厳しい、醜い大人になってたって。
それこそ、大人になってもまだ「○○さんがいってたんですか。自分の言葉で話したらどうです?」みたいなこといってたんじゃないかと(笑)。
親父のテムが酸素欠乏症になろうとなるまいとね。事実、ラルと出会うまでのアムロは、価値のない人間のままだったし。
テムの豹変ぶりにショックを受けながらも、結局は現実を受け入れ、彼と決別するという判断を下せたのも、すでに成長してたからじゃないかな? 成長前のアムロだったら、うろたえちゃって、さらに塞ぎ込んで、心の壁もさらに高く、厚くしてたんじゃないかな?
やっぱろくでもない両親だったら、それを察したところで完全に縁切っちゃうほうが、それは言い過ぎかもしれないけど、少なくとも距離を置いちゃったほうが、子供は成長できるのかもしれません(察する前から、周囲が親と離してあげるのがベストなのかもしれませんが)。
ただし、「ちゃんと世間を知っている常識的な親の、非常識で自分よがりではない愛情」「つまりはまともな親の愛情」を知らないまま大人になってしまうのはやむを得ないことであって、その意味では、家庭人としては苦労するでしょうね。奥さんに対しては、付き合っていたころからの呼吸みたいなものもあるからまだしも、子供に対しては普通の父親以上に接し方がわからない、といった感じで。
ただ、まあ、もしベルトーチカかチェーンと結婚してたら、ふたりともそんなアムロを見かねてなにかとフォローしてくれそうではありますが(笑)。

で、中盤で忘れてはならないのが、カイとミハルのエピソード。ある意味、中盤の影の主人公とヒロインはこのふたりでしょうね。
これは、オレがカイのファンだから、ってのを差し引いてもいえることじゃないかな?
それまでの作品だったら、カイみたいなキャラは「たまにいい奴ぶりを発揮するけど、結局は主人公の引き立て役」「場合によっては没個性化、あるいはフェードアウト」「場合によっては、最後だけ花を持たせ、主人公らの犠牲になって・・・」ってポジションだったと思うのね。
それが、ミハルとの触れ合い(これがまたカイさんらしい、表面上はどっか冷めた接し方/笑)を経ることによって、徐々に成長していってね。皮肉屋のままではあっても、シラケっぱなしではない、嫌なことからも逃げずに、ちゃんと筋は通す大人になっていく、というね。
ただ、「戦闘が終わって、ミハルがいないことに気付いたカイの嘆き」ってシーンについては、劇場版のほうがいいですね。さすがにTV版の再編ということもあり、反省や新しいアイデアが詰まってるだけに。
TV版のカイの嘆きは、案外あっさりしてます。もちろん、尺の問題もあるのでしょうが。
あの、





ミハルの幻影との、涙ながらの会話――





カイ「じゃあ、おまえはどうなっちまうんだよ!」


ミハル「間が・・・悪かったんだよ・・・」




このシーンは劇場版のほうです。
ちなみに、このシーンにおける古川登志夫(カイ役)と間嶋里美(ミハル役)の演技、いいですよね。とくに上の台詞によるやりとり。
普段はすらっとぼけて、どちらかといえば本心を見せようとしないカイが、周りの目が気にならなくなるほどの悲しみにくれてるさまとか、そんなカイのお株を奪うかのようなとぼけた口調――でも、微妙に自身の悲しみも込められているミハルの物言いとかね。
とくに、涙声での「じゃあ、お前は~」は、初めてこの作品見たのが、俳優さんや声優さんの演技がある程度わかるようになった以降だったら、鳥肌立ったかもしれません。ガキのころはさすがにそんなことわかりませんでしたが。

そんなわけで、ホワイトベースはベルファストを経て、ジャブローにてジオンの襲撃を連邦軍の一翼として退けたのち、再び宇宙(そら)へ飛び立ちます。
この間、一度失脚したシャアが、キシリアに拾われ、復活してます。最後、赤いズゴッグでジャブローを急襲し、基本スペックはガンダムとそう変わらないジムをあっさり撃破するなどの活躍を見せます。ただし、アムロはパイロットとしても成長しており、対ガンダムでは退却を余儀なくされましたが。
そういえば、このシャア専用ズゴック、昔は「作るの難しいガンプラ」のひとつだった気が(笑)。少なくとも、オレは手出せませんでした(笑)。
それと、ジム。オレらの世代にとってはボールと並ぶやられ役だったんですが、その後語られている設定上では、スペック高いらしいですぜ(笑)。まあ、よくよく考えればガンダムの量産型ですからね。劣化コピーではありますが。

そういえば、冒頭でスパロボに触れましたが・・・1stガンダムのストーリーをなぞったのって、第二次と第三次スパロボくらいだよね。あ、64もそうなのか(プレイしてないけど)。
ともかく、あまりないことはたしかなんで、またスパロボで再現してくんねぇかな。
もちろん、





カイとミハルのやりとりは、ボイス付きで(笑)。



それか、ミハル生存ルートとか。条件を満たせばミハルは生き延び、「以降、ミハルはカイのサブパイロット扱い(精神コマンド要員)」で(笑)。
ただ、ガンキャノンのコクピットも、要はコアファイターのそれなんで、いくらふたりがスレンダー体型だからとはいえ、ふたりも乗れるのか、ってのはありますが(笑)。
コメント
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