マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

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氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

バクマン(映画)感想

2015-10-12 21:01:18 | 映画
人気コミックを実写映画化した作品です。
サイコー役の佐藤健は、たしか20代半ばくらいなのに、高校生役もはまってました。やっぱイケメンは若く見える(笑)。
シュージン役は神木隆之介。サイコーよりシュージンのほうが背ちっちゃいのに、ちょっと違和感(笑)。
って、剣心と宗次郎が、今度はコンビでマンガ描くわけですね(笑)。

ストーリーとしては、

シュージンがマンガ製作のためにサイコーを誘う。

当初は断っていたサイコーが、亜豆と出くわしたトコで、いきなり彼女と結婚の約束を交わし、声優志望の彼女に自分たちの作品のヒロインを演じてもらうために、シュージンの申し出を受ける。

シュージン&サイコーで「Wアース」描いてジャンプに持ち込み、賞を取るんだけど、やっぱいまのままでは新妻エイジには敵わない、ってことで、福田、中井、平丸たちと団結していく。

サイコーが倒れつつも、「この世は金と知恵」で一位を取る。

ってとこまでです。
まあ、その一位はたった一回であって、すぐに打ち切りになり、高校の卒業式の日に、「PCP」なんかの企画をシュージンが口にし、サイコーが黒板にキャラを描いて、「よぉし、やるぞ!」的な終わり方でした。
ってか、平丸が、





この前まで「ど根性ガエル」のゴリライモ演じていた新井浩文だったのに笑いそうになりましたが(笑)。



いや、そのギャップにね。

で、もちろん、ストーリーもおもしろかったですが、見どころはなにより小畑健の絵
この人はホント、上手いわ。





こういうのを「美少女」というんです。







萌えキャラ描いているマンガ家やイラストレーターは見習うべきだね。




奴らが描いてんのは、美少女ではなく幼女。


幼女に「15,6歳」という設定を与えてるだけ。
まあ、この小畑健の絵は、作中でサイコーが描いた亜豆であり、





また、作中劇「この世は金と知恵」のヒロイン(もちろん、亜豆がモデル)なんですけどね。
この作中劇ヒロインなんて、





かわいくもあり、また、カッコよくもあるもんなぁ。



オレ、小畑健の絵って、とくに興味なかったんですが(『上手いなぁ』とは思ってたけどね)、おもわず帰りに彼のイラスト集を買っちゃいましたよ(笑)。
イラスト集買うのなんて、川元利浩のカウボーイビバップのイラスト集以来ですよ。
いまんトコ、この二冊だけですよ。
まあ、小畑健のは、佐藤健と神木隆之介による対談や、シュージンがメインの、サイコーを誘う直前までの話を描いたマンガなんかも収録されてますが。
ともかく、小畑健の画力に、いまさらながら衝撃を受けてます。近年のジャンプ系作家で、





絵だけでお金取れるのは、小畑健と村田雄介くらいじゃないのかな。



昔の人たちも含めるのなら、原哲夫、桂正和、鳥山明など、結構いるのでしょうが。

それと、エンディング曲もいい感じ。サカナクションというバンドの「新宝島」という曲です。
なんつーか、昭和っぽい曲で、なかなかおもしろいです。まあ、米米の「Shake Hip!」に似てる、っていうか、メロディがかぶってるトコもありますが(笑)、よくあるメロディラインですからね。ってか、「Shake Hip!」もさらにその前時代のロックナンバーのパロディといったコンセプトもあるでしょうし。
それとこの曲、PVがおもろいです(笑)。




ドリフ大爆笑のOPのパロディです(笑)。



ってか、ドリフに限らず、随所に昭和テイストで、




ドラムの人が七曲署のボスと同じようなポーズ取ってんのに笑いました(笑)。



このPVは一見の価値ありますぜ。
っつーか、この曲、ただおもろいだけじゃなく、何気にギターソロがカッコいい。おもわずCD買っちゃいました(笑)。
って、サカナクションって、「男三人、女ふたり」といった構成の男女混成バンドなのね。「バンド内に女ひとり」ってのは、昔からよくありますが。
で、そういうバンドって、大抵は「ヴォーカルかキーボードが女」なんですが、サカナクションも女性メンバーの内ひとりはキーボードであるものの、もうひとりはベーシストなのね。混成バンドで「女がベース」っていうのも珍しいかも。

まあ、最後は曲とそれを演奏しているバンドの話になってしまいましたが、映画自体もおもしろかったですよ。
コメント
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