ってわけで、行ってきました。
東京ドームは、氷室のラスギグ以来かな?
まあ、1Rから衝撃的でしたよ。
尚弥、まさかのダウン。
初っ端からだもんなぁ。オレも周りの客も、いや、ドーム内の全員が静まり返った瞬間でした。
その後、ネリがラッシュを浴びせてきてね。会場はもう、悲痛の声も混じった声援になってましたね。
尚弥としては、キャリアで初めてダウンを奪われたかもしれませんね。
ただね、ダウンを喫した直後、モニターに映った尚弥が冷静な表情を見せてたのよ。また、ネリのラッシュに対しても、やはり冷静に捌いてた感じがしてね。
なにより、まだ1Rなので、見てるオレのほうも比較的、冷静でいられましたね。
もちろん、それでも緊張感はありましたけどね。今まで見てきた多くの試合と比べれば。ネリはパンチがあるからね。
とはいえ、
ドネアとの初戦を見てたときの緊張感のほうが、圧倒的に上でしたね。
ドネア戦(初戦)は、尚弥が眼窩底骨折を喫するほどで、ドネアの強さが際立ってましたからね。
で、2R、尚弥が左フックで早くもダウンを奪い返した瞬間、「ああ、勝ったな」と思いました。
その後は尚弥のペースでしたよね。まあ、ネリも強いから、そして1Rのダウンもあるから、会場全体に微妙な空気みたいなものは流れてましたけどね。
尚弥がノーガードでネリを挑発するシーンもあったもんだから、オレの隣に座ってた兄ちゃんなんかは、「お願い! ガードして!」なんて声も上げてたし(笑)。
尚弥が二度目のダウンを奪ったあとも、「もう決めちゃって!」って雰囲気があったんじゃないかな。それくらいの緊張感はありましたね。
で、6Rに三度目のダウンを奪って、尚弥のTKO勝ち。最後は右フック、ショートフック気味のパンチだったかな。
正直ね、「尚弥を止められるとしたら、ネリかな?」なんてことも思ってましたが・・・モンスターの快進撃は、まだまだ続きそうですね。
この日は、弟の井上拓真(やはり世界チャンピオン)も防衛に成功しましたね。ってか、拓真も1Rにダウンを奪われつつも、ね。
また、武居由樹が世界王座奪取に成功。ユーリ阿久井政悟も王座防衛。
それぞれの対戦相手であったマロニー、桑原拓、石田匠も、めっちゃ強かったです。
それにしても、日本のボクシングシーン、盛り上がってますよね。個人的には、中谷潤人、寺地拳四朗なんかにも注目してます。このふたりと尚弥は、今後も勝ち続けていくと思います。