はい、相変わらず、「かなり前に読んだもの」も含まれます(笑)。
湘南爆走族ファースト・フラッグ 4巻
マコが湘爆の初代になるんだ。
「彼女やシゲが立ち上げた湘爆が、江口たちに繋がっていく」――熱いですね(笑)。
まあ、4巻ではね、クールビューティなはずのマコがシゲに対して、
「はい、出ました。『なーんも知らねぇ』――バカがよく使う、得意のセリフね」
なんて、小学生のような悪態をついてましたね(笑)。
これは相手に対して、かなり心を許しているってことですよね。
ほかにも、女友達に対し、シゲのことを「目が細くて、かわいいの」なんて台詞もね。
一方のシゲのほうは、マコに惚れてます。ただ、自分の想いを押し殺し、自らの中で、彼女を守ることを誓います。まあ、湘爆の初代親衛隊長になるんでしょうか。
ただ、マコもシゲのこと、満更でもないんだよなぁ。もったいない(笑)。って、どういうラストを迎えるのかは、まだわかりませんが。
そのマコ、親父が警察官っぽいですね。娘は女だてらに走り屋の頭・・・波乱になりそうです。マコもシゲもがんばれ。
大乱 関ケ原 4巻
「センゴク」シリーズの宮下英樹による作品です。
主役は徳川家康と石田三成(といって、いいんでしょうね)。ただ、今回の家康は微妙に情けない部分というか、失策も見せてます。あえて、そう描いてるんでしょう。現時点では、三成のほうがカッコいいかもしれない(笑)。
上杉征伐のために江戸に入った家康を出迎えた秀忠、お江夫妻の描写がちょっとおもしろかったですね(笑)。
秀忠「父上。ご息災、なによりに・・・」
家康「馬鹿者ッ、出迎え無用。
――我ら親子、何処より命を狙われとるか知れぬ身ぞ」
お江さん「出迎えしないと叱られるって、いってなかった?」(あわわ・・・)
秀忠「してもしなくても叱られる。出迎えたほうが、多少マシな𠮟られ方なのです」
このときの秀忠夫妻は、昭和のころの若夫婦のようでした(笑)。
で、毛利輝元が立ち上がり、それを聞いた家康が上杉征伐の軍を停止し、小山評定を経て、おそらくは江戸近辺まで戻った辺りで、
前作の主人公・仙谷権兵衛秀久が家康のもとへ来訪。
帰参を申し出ます。
この権兵衛、ビジュアルも性格も言動も、前作のままでした(笑)。今作ではちょい役もちょい役ですが、充分すぎる存在感。
ストーリーとしては、岐阜城の戦いの直前まで、進んでる感じです。
軍靴のバルツァー 19巻
19世紀ごろのドイツやその周辺国家をモデルにした世界観の架空戦記です。
戦記ですが、主人公のバルツァーがね、飄々としたとぼけた兄ちゃん(でも、戦術家として優秀)なせいか、肩肘張らずに楽しめると思います。って、ウチのサイトでは何度か紹介してますよね。
ヴァイセンで起こった革命が、その中心人物も想定してなかった方向へ進んでしまい・・・。
ただ、バルツァー率いるバーゼルラント軍にとっては、いままで防戦一方だった戦況が、攻勢に転ずるきっかけになりそうですね。
この際、大統領であるアウグストに対し、バルツァーが「侵略者となる覚悟」を決めるよう迫った辺り、戦争の苛烈さを描写した名シーンですよね。
逃げ上手の若君 18巻
雫はやはり人外、というか、神様的な存在でしたね。「神様」いっても、全知全能な存在ではなく、「ちょっと不思議な存在」といった感じです。
まあ、(一応は)史実を扱った作品ですが、話がおもしろければ、また、そのキャラに魅力があれば、ファンタジーなキャラがいてもいいと思います。もちろん、超常的な力で、直接的に事態を打開していくまでは、やりすぎでしょうが。
雫はその辺のバランスも絶妙ですよね。
後醍醐天皇が顔を見せましね。作中では初じゃないかな。「まさに名君」といった顔立ちではありました。
また、尊氏が時行のことをバシバシ意識するようになってますね。尊氏の気色悪いまでの狂気、マンガの悪役としては魅力的ですよね。
だんドーン 5巻
中村半次郎が出てきましたね。後の陸軍少将・桐野利秋です。
で、作者さんとしては、連載前の構想時、この半次郎を主役にする話も考えていたんだってね。
ただ、彼の人生というか、彼にまつわるエピソードが、「ヤンキーマンガのようなノリ」だったため、彼を主役にすると「ヤンキーマンガになってしまう」ということから、川路利良が主役になったそうです(笑)。
この半次郎と川路が、まるで合わなくてね。任務をともにしたふたりですが、とくに川路のほうが相手を疑いまくってます。
それはそうと、ヤンキーマンガといえば、早く斎藤一と新選組、出てきてくれないかなぁ。いや、新選組のキャラ配置って、まんま「ヤンキーマンガにおける、ゾクの幹部」って構図でしょ(笑)。
とくに斎藤は、維新後は川路の部下なんでね。多分、重要キャラとして出してくれるでしょう(笑)。
ふしぎの国のバード 12巻
維新直後の日本を冒険したイザベラ・バードの紀行の記録をマンガ的にアレンジした作品です。って、これもウチのサイトでは紹介済みですね。
イト(伊藤)を伴うバードさんの旅も、北海道のアイヌ集落に。
イギリス人のバードさんから見れば、本州(とくに寒村)における風習だけでも刺激的だったのに、アイヌ集落のそれらに触れたとあっては、その好奇心や探求心も、さらに刺激されますよね。
このバードさんと、彼女が通訳兼従者として雇ったイトは、ふたりとも実在した人で、作中の旅行路も彼女らが辿ったものに沿っているようですね。
実在のバードさん、軽く調べた限りでは、日本人に対して好意的な記録もありますが、一方で辛辣な言葉による記録も残しているようです(笑)。ただ、客観的な観察と考察によるものではあるんでしょうが。
湘南爆走族ファースト・フラッグ 4巻
マコが湘爆の初代になるんだ。
「彼女やシゲが立ち上げた湘爆が、江口たちに繋がっていく」――熱いですね(笑)。
まあ、4巻ではね、クールビューティなはずのマコがシゲに対して、
「はい、出ました。『なーんも知らねぇ』――バカがよく使う、得意のセリフね」
なんて、小学生のような悪態をついてましたね(笑)。
これは相手に対して、かなり心を許しているってことですよね。
ほかにも、女友達に対し、シゲのことを「目が細くて、かわいいの」なんて台詞もね。
一方のシゲのほうは、マコに惚れてます。ただ、自分の想いを押し殺し、自らの中で、彼女を守ることを誓います。まあ、湘爆の初代親衛隊長になるんでしょうか。
ただ、マコもシゲのこと、満更でもないんだよなぁ。もったいない(笑)。って、どういうラストを迎えるのかは、まだわかりませんが。
そのマコ、親父が警察官っぽいですね。娘は女だてらに走り屋の頭・・・波乱になりそうです。マコもシゲもがんばれ。
大乱 関ケ原 4巻
「センゴク」シリーズの宮下英樹による作品です。
主役は徳川家康と石田三成(といって、いいんでしょうね)。ただ、今回の家康は微妙に情けない部分というか、失策も見せてます。あえて、そう描いてるんでしょう。現時点では、三成のほうがカッコいいかもしれない(笑)。
上杉征伐のために江戸に入った家康を出迎えた秀忠、お江夫妻の描写がちょっとおもしろかったですね(笑)。
秀忠「父上。ご息災、なによりに・・・」
家康「馬鹿者ッ、出迎え無用。
――我ら親子、何処より命を狙われとるか知れぬ身ぞ」
お江さん「出迎えしないと叱られるって、いってなかった?」(あわわ・・・)
秀忠「してもしなくても叱られる。出迎えたほうが、多少マシな𠮟られ方なのです」
このときの秀忠夫妻は、昭和のころの若夫婦のようでした(笑)。
で、毛利輝元が立ち上がり、それを聞いた家康が上杉征伐の軍を停止し、小山評定を経て、おそらくは江戸近辺まで戻った辺りで、
前作の主人公・仙谷権兵衛秀久が家康のもとへ来訪。
帰参を申し出ます。
この権兵衛、ビジュアルも性格も言動も、前作のままでした(笑)。今作ではちょい役もちょい役ですが、充分すぎる存在感。
ストーリーとしては、岐阜城の戦いの直前まで、進んでる感じです。
軍靴のバルツァー 19巻
19世紀ごろのドイツやその周辺国家をモデルにした世界観の架空戦記です。
戦記ですが、主人公のバルツァーがね、飄々としたとぼけた兄ちゃん(でも、戦術家として優秀)なせいか、肩肘張らずに楽しめると思います。って、ウチのサイトでは何度か紹介してますよね。
ヴァイセンで起こった革命が、その中心人物も想定してなかった方向へ進んでしまい・・・。
ただ、バルツァー率いるバーゼルラント軍にとっては、いままで防戦一方だった戦況が、攻勢に転ずるきっかけになりそうですね。
この際、大統領であるアウグストに対し、バルツァーが「侵略者となる覚悟」を決めるよう迫った辺り、戦争の苛烈さを描写した名シーンですよね。
逃げ上手の若君 18巻
雫はやはり人外、というか、神様的な存在でしたね。「神様」いっても、全知全能な存在ではなく、「ちょっと不思議な存在」といった感じです。
まあ、(一応は)史実を扱った作品ですが、話がおもしろければ、また、そのキャラに魅力があれば、ファンタジーなキャラがいてもいいと思います。もちろん、超常的な力で、直接的に事態を打開していくまでは、やりすぎでしょうが。
雫はその辺のバランスも絶妙ですよね。
後醍醐天皇が顔を見せましね。作中では初じゃないかな。「まさに名君」といった顔立ちではありました。
また、尊氏が時行のことをバシバシ意識するようになってますね。尊氏の気色悪いまでの狂気、マンガの悪役としては魅力的ですよね。
だんドーン 5巻
中村半次郎が出てきましたね。後の陸軍少将・桐野利秋です。
で、作者さんとしては、連載前の構想時、この半次郎を主役にする話も考えていたんだってね。
ただ、彼の人生というか、彼にまつわるエピソードが、「ヤンキーマンガのようなノリ」だったため、彼を主役にすると「ヤンキーマンガになってしまう」ということから、川路利良が主役になったそうです(笑)。
この半次郎と川路が、まるで合わなくてね。任務をともにしたふたりですが、とくに川路のほうが相手を疑いまくってます。
それはそうと、ヤンキーマンガといえば、早く斎藤一と新選組、出てきてくれないかなぁ。いや、新選組のキャラ配置って、まんま「ヤンキーマンガにおける、ゾクの幹部」って構図でしょ(笑)。
とくに斎藤は、維新後は川路の部下なんでね。多分、重要キャラとして出してくれるでしょう(笑)。
ふしぎの国のバード 12巻
維新直後の日本を冒険したイザベラ・バードの紀行の記録をマンガ的にアレンジした作品です。って、これもウチのサイトでは紹介済みですね。
イト(伊藤)を伴うバードさんの旅も、北海道のアイヌ集落に。
イギリス人のバードさんから見れば、本州(とくに寒村)における風習だけでも刺激的だったのに、アイヌ集落のそれらに触れたとあっては、その好奇心や探求心も、さらに刺激されますよね。
このバードさんと、彼女が通訳兼従者として雇ったイトは、ふたりとも実在した人で、作中の旅行路も彼女らが辿ったものに沿っているようですね。
実在のバードさん、軽く調べた限りでは、日本人に対して好意的な記録もありますが、一方で辛辣な言葉による記録も残しているようです(笑)。ただ、客観的な観察と考察によるものではあるんでしょうが。