時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド~汚れなき瞳~ 16日~19日公演中止

2020-03-14 | 舞台/役者
3月7日(土)から
日生劇場で公演中だった
「イッスル・ダウン・ザ・ウィンド~汚れなき瞳~ 」ですが
11日(水)~15(日)まで
公演中止
16日(月)からの
再演を予定しておりましたが…

新型コロナウイルス感染症対策本部より示された方針等を踏まえ
3月19日(木)まで公演中止の期間を延長することを決定いたしましたので、お知らせいたします
公演を楽しみにお待ちいただいたお客様には大変申し訳なく、改めて深くお詫び申し上げます
劇場におきましては、この休館中に消毒作業を集中して行うほか、サーモグラフィーの設置、
劇場内の換気の強化等の準備を整え、3月20日(金・祝)より公演を再開する予定です
なお
3月20日から3月29日までの公演につきましても、ご希望のお客様にはご入場券の払戻し対応を承ります
詳細につきましては改めてご案内いたしますので暫くお待ちください

【払戻し対象公演回】
3月16日(月)13:00公演/3月16日(月)18:00公演
3月17日(火)13:00公演
3月18日(水)13:00公演/3月18日(水)18:00公演



地球ゴージャス二十五周年祝祭公演
「星の大地に降る涙」に続き
こちらも
観劇できないことになりました

スケジュール的には
「星の大地に降る涙」東京公演は
4月13日まで
「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド」
東京公演は
3月29日まで
予定しているので
何とか
開演までこぎつけて欲しい
と思う次第です
当然
地方公演も
初日を迎えて欲しい!



            
こんな時だからこそ
音楽や舞台は必要!
と言いたいけれど
今回の敵は
目に見えない‘ウィルス’
今は
辛抱するしか
ないのかもしれない

上半期は無理でも
今年は無理でも
早い段階で
延期や中止になった舞台が
再演出来ますように!
今は
その日を待ちます

連日
延期・中止・休演・休止・中断
こんなんばかりですねぇ~

地球ゴージャス二十五周年祝祭公演「星の大地に降る涙 THE MUSICAL」本日開演!のハズが…

2020-03-13 | 舞台/役者
2009年
地球ゴージャスVOL.10公演として
上演された
『星の大地に降る涙』
25周年祝祭
地球ゴージャスVOL.10演
として
再演致します

初演公演での
三浦春馬さん
良かったよなぁ~
あれが
初舞台だったんだよね~
あれから11年
今回は
新田真剣佑さんが
シャチ役を演じます

新田さんの
地球ゴージャス出演は
2018年の
VOL.15『ZEROTOPIA』以来
2作品目
動ける・踊れる・歌える
3拍子揃った
新田さんが主人公を演じます

ご存じとは思いますが
10日11日の
公演中止を経ての
本日13日
公演初日効果不幸か
σ(^_^;)
13日昼公演
タラバシート良席
確保しておりました!

企画サイドから
3月13日(金)以降の地球ゴージャス公演について
地球ゴージャス二十五周年祝祭公演
「星の大地に降る涙 THE MUSICAL」につきましては
公演中止期間に、館内全体の消毒を実施、また感染症予防の取り組みを実施した上で
3月13日(金)以降の公演を実施させていただきます。
なお、現状に鑑み、
ご来場を希望されないお客様におかれましては、チケット料金の払い戻し対応をいたします。

との
アナウンスが
あったんですけど


                        
20日あたりまで
自粛継続延長なんつ~
要請が出てしまい
結果
以下の公演
3月13日(金)14:00~
3月14日(土)13:00~ / 18:00~
3月15日(日)14:00~
3月16日(月)14:00~
3月18日(水)14:00~
3月19日(木)18:00~
が中止となりました

流石に
7公演分の
振替公演は
難しい…
返金依頼させて頂きます!
その代わり
と言っては何ですが
公演のDVD発売された
あかつきには
購入したいと思います!

20日以降
どうか初演
迎えられますようよう
そして
無事
千穐楽を迎えられますよう
お祈り申し上げます

劇団☆新感線いのうえ歌舞伎「偽義経冥界歌」

2020-03-09 | 舞台/役者
~あらすじ~
日の本の国が
源氏と平氏の勢力で二分されていた時代
源頼朝(粟根まこと)が
鎌倉を拠点に力を蓄えていた一方で
国の北方
‘みちのく’と呼ばれる奥州は
どちらにも属さず独立自治を貫いていた
奥州をまとめていたのは
奥華(おうが)一族
その都である奥泉は
黄金の都と噂されており
奥華の民は
死者を木乃伊(ミイラ)にする風習があるため
奥泉のはずれにある洞窟には
先祖代々の木乃伊が眠っていた


photo/ステージナタリー

その地元のものが聖なる場所として崇める洞窟で
ある若侍が暴挙を行った
彼の名は 遮那王牛若(早乙女友貴)
頼朝の義理の弟で
平氏の追っ手から逃れるため
奥華によりかくまわれていたのだ
素行が非常に悪い
牛若は
お目付け役や
奥華次郎泰衡(やすひら/中山優馬)の制止を無視した挙句
切りあいに…
中に割って入った
次郎の兄
玄久郎国衡(げんくろうくにひら/生田斗真)は
はずみで牛若を死なせてしまう


photo/ステージナタリー

はずみとは言え
牛若を殺してしまったのは
大問題と
奥華当主
秀衡(ひでひら/橋本さとし)は頭を抱える
ところが
牛若の護衛
弁慶(山内圭哉)と海尊(三宅弘城)は
牛若はそこにいる!
と玄久郎を指さす
更に
奥華の金塊を軍資金として差し出せば
頼朝は騙せると踏んだのだ
あまり深く考えず
牛若成りすまし計画案を受け入れた玄久郎は
元服し
源九郎義経を名乗り
頼朝の元へ…


photo/ステージナタリー

義経らが
頼朝の元に向かっている間
奥泉では
先祖代々の木乃伊が並ぶ洞窟内で巫女たちが歌い踊り
酒宴が行われていた
主・秀衡の妻でありながら
奥華の巫女長として
彼と対立する立場でもある
黄泉津(よもつの方/りょう)は
義理の息子である義経ではなく
実子の次郎が正当な後継ぎであると主張する


photo/ステージナタリー

壇ノ浦へ進軍を続けていた義経は
平氏一門との戦いの中で
大陸渡りの歌歌い 静歌(しずか/藤原さくら)と出会う
彼女が六絃(ろくしん)を奏でながら歌う歌には
現世と冥界を繋ぐ不思議な力があった
偽りの身分を盾にしつつ
常に
ポジティブシンキングと機転とで
数々の苦難を軽々と乗り越えていく義経
その目に映るのは
日の本の天下の光か
はたまた冥界に広がる闇か…!?


photo/ステージナタリー

メタルマクベスシリーズ
回避したので
劇団☆新感線
360度回らない
劇団☆新感線
東京公演
久しぶり~
待ってたよぉ~
生田斗真ざちょう~~~
しかも
源義経!
烏帽子似合うんあなぁ
斗真さんは…

COVID-19の影響で
公演休演になる前に
公演3日目に観劇して参りました


        

奥華の資金源が
ご先祖さんのミイラ!?
ご先祖さんを
金に変えちゃう
黄泉津怖っ!

オリジナル
遮那王牛若の崩壊キャラ
前代未聞!
品行方正
清く正しく勇ましくの
イメージは何処へ!?
でもって
冒頭で
死んじゃった…

奥華の次期当主
玄久郎国衡が義経に成り代わる
なるほどね~
偽義経は
こういう展開だった訳だ
でも
偽義経
ちょいと脳天気?
素直なのか
単なる阿保なのか


photo/みんなの口コミ

黄泉の国から
蘇った
奥華のご先祖&オリジナル義経は
‘地獄の怨霊軍団黄泉がえり一族+義経’として
現世を我が物にせんと
やりたい放題
その真っ白衣装に
かつらにメイク!
奇抜過ぎるけど面白い
黄泉がった怨霊の隈取が
グレーから青に変わった?
でも
偽義経の隈取は赤!?
この違いにも
深い意味が
あるんだろう

多分

奥華のド田舎で
の~天気に生きてきた
玄久郎国衡が
偽義経として生き
死してなお
己の存在意義を問い
何を成すべきか考え
その存在をどう生かすか
自問自答する
その成長の過程を
生田斗真が
好演しとりました

演出家
いのうえひでのり氏と
作家
中島かずき氏の
意図するところを
心得てらっしゃる
劇団☆新感線
大好きだけのことはある!

この世は合わせ鏡なんですよ
ラスト
冥界の白い霧へ消えていく偽義経
もう
神々しい 

そうそう
奥華秀衡の妻でありながら
奥華の巫女長でもある
黄泉津の方
筋が一本通っていて
全然ぶれない
生き様が
素敵!
カッコ良かったぁ~

2020年劇団☆新感線40興行・秋公演は
新作伝奇時代劇「神州無頼街」
『髑髏城の七人』Season月
‘上弦の月’‘下弦の月’で
座長として捨之介を務めた
福士蒼汰&宮野真守が
再び
劇団☆新感線の舞台に立ちます
こちらも
今から楽しみです

NODA・MAP第23回公演『Q:A Night At The Kabuki』

2019-11-26 | 舞台/役者
野田秀樹が
2年半ぶりの新作舞台
『Q:A Night At The Kabuki』 で描くのは
‘禁断の恋’
シェイクスピア不朽の名作
『ロミオとジュリエット』をベースに
なんと
‘2人のロミオ’と‘2人のジュリエット’が登場
その‘4人のロミジュリ’を演じるは
松たか子
広瀬すず
上川隆也
志尊淳

『Q』:A Night At The Kabuki SPOT映像


そして
音楽は
あの世界的ロックバンド
Queen
歴史に残る名盤
『オペラ座の夜』の世界観を
前代未聞の
豪華キャストと共に
野田秀樹は
舞台上に
どんな世界化を
構築するのか


Photo/rockin'on.com

NODA・MAP
お得意の
色彩と
言葉遊び
役者陣の
独特な
身体表現
痛烈な社会風刺

その先に見える
真実を
見極められるのか
σ(^_^;)!?


Photo/rockin'on.com

~ものがたり~
12世紀の日本
激しく敵対する
源氏と平家が
唯一休戦する
12月24日
パーティー会場で
偶然出会った
源の愁里愛(広瀬すず)と
平の瑯壬生(志尊淳)は
一目惚れ
敵同士でありながら
転がりだした恋は止まらない


Photo/ORICON NEWS

愛する人のため
家も名前も捨てると
思い詰める
若気の至り的な
ふたりを見守るのは
それからの愁里愛(松たか子)

それからの瑯壬生(上川隆也)

この恋を
悲劇で終わらせないために
あの手この手を尽くす
はたして過去は
変えることができるのか!?


Photo/rockin'on.com

たった5日間
432000秒の恋が
死という悲劇に終わらないよう
躍起になって
運命の先回りをしようとする
それからの愁里愛

それからの瑯壬生
なんですけど
より積極的なのは
それからの愁里愛
といった印象


愁里愛と瑯壬生は
実は
死んでいなかった
生きてたのに
何故
互いの生死を知ることく
愁里愛は
七里ヶ浜の尼寺へ
北鎌倉の
東慶寺
じゃないのね?

瑯壬生は
極寒の北国でへ
離れ離れに
成らなければならなかったのか


Photo/rockin'on.com

演出家
野田秀樹氏が
舞台に
‘2人のロミオ’と
‘2人のジュリエット’を
登場させたのは何故か

キャピュレット家 vs モンタギュー家
この構想を
源氏 vs 平氏
とリンクさせ
後に
シベリア抑留シーンがあることから
第二次世界大戦を
彷彿させる展開
その意図は何?


Photo/日刊スポーツ(上) ORICON NEWS(下)

いっそ
名前をお捨てになって!

その言葉に従い
瑯壬生が
すべてを捨て
名もなき存在達と共に
戦場そして
極寒の北国へ…

過酷な労働
粗末な食糧
人としての存在価値を
否定されながら
それでも
生きようとする
愛する人・家族
希望が力となって

この流れ
この展開

「エッグ」しかり
「逆燐」しかり

演出家
野田秀樹の
作品に込めた思い
作品を通して
訴えたいこと
徹底してます


Photo/rockin'on.com

しかも
バックに流れるのは
クイーン
4枚目のアルバム『オペラ座の夜』

運命
時代
社会といった
とてつもなく
巨大なものによって
一度は
葬り去られた
自分の‘存在’を
‘自分の生’を
取り戻そうとする
その瑯壬生の姿が
クイーンの
伝説的ボーカル
フレディ・マーキュリーの
死生観とも
リンクしてたりする

どんだけ
つめこんでくるだ
野田秀樹
消化しきれません


Photo/ORICON NEWS

ラストシーン
届かなかった
真っ白な手紙を
読む(語る)くだり
流れるは
Love Of My Life

Love of my life- you've hurt me,
You've broken my heart and now you leave me,
Love of my life can't you see,
Bring it back, bring it back,
Don't take it away from me,
Because you don't know-, what it means to me.
Love of my life don't leave me,
You've taken my love, you now desert me,
Love of my life can't you see,
Bring it back, bring it back,
Don't take it away from me
Because you don't know- what it means to me.

You won't remember-
When this is blown over
And everything's all by the way-
When I get older
I will be there at your side to remind you
how I still love you-
I still love you.

Back-hurry back,
Please bring it back home to me,
Because you don't know what it means to me-
Love of my life
Love of my life...

後で
和訳検索して泣けた
(リアルタイムで理解できてらなぁ~)
 

Photo/rockin'on.com

広瀬すずさん
伸びやで
とても響く声質をお持ちです
時折
「ちはやぶる」の千早!
出てきてた?
最初の一声で
あっ
野田さん好きな音質だ!
なるほど
起用する訳だ

と納得した

とは言え
舞台役者としての才能
その片鱗
確かに感じました
願わくば
舞台
好きになって欲しいです

海外の古典作品なら
若手の登竜門?
シェークスピアの
「ロミオ&ジュリエット」のジュリエット
「ハムレット」のオフィーリア
を経て
ジャンヌ・ダルク
とか
日本の古典作品なら
「春琴抄」の春琴
あと
「飛龍伝」の神林美智子
見てみたいです


Photo/rockin'on.com

NODA・MAP
初参加
志尊淳さん
志尊さんの舞台と言えば
「ミュージカル・テニスの王子様」の
イメージが強い
役者さんですが
白井晃氏演出の
「春のめざめ」をはじめ
着実に
舞台キャリア積んでます
テレビや映画でも
色んなキャラクターを
見事に演じ分けてます

志尊さんのオーラって
基本的に
無色透明なんじゃないかな?
アクの強さがない
ニュートラル
でも
与えられた作品・役柄
演出家によって
自由自在
変幻自在に
変われるタイプの
役者さん

これからの活躍
楽しみでしょうがないです




今年は
この舞台が
最後の観劇です
来年は
どんな
作品に合えるんだろう
どんな役者さんが
出てくるんだろう
心おきなく
観劇できる
年になりますよ~に!

今年も
支離滅裂な感想
お読み頂き
ありがとうございました

カリギュラ

2019-11-22 | 舞台/役者
ローマ帝国の若き皇帝
カリギュラ(菅田将暉)は
愛し合った妹
ドリュジラが急死した日に
宮殿から姿を消し
その3日後
戻ってきた
その日を境に
それまで
非の打ち所のなかった皇帝は豹変
貴族平民問わず
何らかの財産を持つものを
区別なく殺し
その財産を没収する
という驚くべき宣言を出す

しかし
それはほんの序章でしかなかった

それから3年後
カリギュラは
彼を深く愛している
年上の女性セゾニア(秋山菜津子)
忠臣のエリコン(谷田歩)を従い
残虐非道な行為の数々を
繰り広げていた
やがて
貴族たちの怒りと怖れは
カリギュラを
殺害することへと向かっていき
カリギュラに
父を殺された
若き詩人シピオン(高杉真宙)も
彼を
殺したいほど憎んでいる
だが
カリギュラの思想の危険さを
いち早く感じていたケレア(橋本淳)だけは
今は時期尚早だと
‘その時’が来るのを待つように
貴族たちを諌めるのだった

カリギュラは
自らの命の危険を知ってもなお
止まることなく
さらに暴走を続ける
彼は革命をもたらす王か
それとも
ただの殺人者か
カリギュラが探し求めた
「不可能なもの」とは・・・?

舞台『カリギュラ』PV


遂に
演じますか
菅田将暉
ここまで来ましたか!
菅田将暉

‘カリギュラ’と言えば
小栗旬版‘カリギュラ’(2009_09_13)
インパクトありました
当時
「情熱大陸」の密着されていた
小栗旬さんが
兎に角
超多忙なスケジュールに追われ
舞台の台詞が
全然覚えられず
中途半端な状態で
舞台稽古に突入
思うように
演じれない自分に
イライラムカムカ
ストレスマックス!
ブッチ切れてる姿を
蜷川幸雄氏が
いいぞいいいぞ
とほくそ笑みながら
見つめていた光景を
思いだしました


Photo/週刊女性PRIME

10年の時を経て
菅田さんが
カリギュラを演じます
とは言え
正直なところ
今回の役は
当然!必然!
と思ってもいます
『ディストラクション・ベイビーズ』の
北原裕也役しかり
『溺れるナイフ』の
長谷川航一朗役しかり
『あゝ、荒野』
新宿新次役しかり
これまで演じてきた役は
カリギュラ役を
演じるための
伏線だったんじゃないか!?
と…(大げさかな?)

主人公のカリギュラは
独り芝居か!?
と思えるほど
台詞の量が多い
しかも
シェークスピア調
難解な台詞が
マシンガンの連射の如く
絶え間なく続く
喜怒哀楽も激しい
肉体的精神的にも
ハードな役です
ですが
菅田さんにとって
むしろ
演じやすい役
得意分野なのでは?
と勘ぐってしまうのであります


Photo/週刊女性PRIME

お客としては
2時間40分の
上演時間内で
カリギュラが
探し求める
「不可能なもの」
何だったのか
カリギュラの
一般常識から
逸脱した行動・思考から
中核となる真理を
突き止めなければなりませんでした
逆に言えば
真理を突き止めることが出来れば
カリギュラの
すべてを理解することが出来る!

舞台「カリギュラ」は
菅田将暉演じる
カリギュラを媒体とした
演出家・栗山民也から
観客に対する
挑戦状なんだと認識しました

思うに
カリギュラの根底にあるのは‘愛’
24時間
全身全霊で
意識し続けなければならない
妹ドリュジラに対する
揺るぎない‘愛’
それは絶対であり
完璧であり
未来永劫不変なモノ

カリギュラが
探し求めた「不可能なもの」とは
1分1秒
24時間
自身に
死が訪れる瞬間まで
ドリュジラを
全身全霊をかけ
完璧に愛し抜く持続性
ドリュジラに対する
愛情が
1ミリ
1グラムたりとも
減ることを許さない
非情なまでの厳格さ
だったのでは?
と言いう結論に
達した次第です


Photo/週刊女性PRIME

この結論が
正しいのか
正しくないのか
その見極めは
もう一度
劇場に足を運んで
自ら
確かめるしか
ないかなぁ~
とは言え
チケット
取れるはずもなく
と思ってたら
2020年3月
WOWOW放送
決定なんですって!

菅田さんが
苦手な役って
あるんでしょうか
役作りで
七顛八倒
頭を抱えてしまう
そんな作品
あるんでしょうか
難題難役
突きつけてみたい!
国内外問わず
役者菅田将暉に
挑戦状を叩きつける
監督・演出家の
登場に期待したいです

菅田将暉
たいした役者です
どうかこのまま
まっすぐに
まっとうに
路を間違えることなく
人生踏み外すことなく
生きてってくれい!





遠くからだったけど
ケレア役の俳優さん
この声
あの立ち方
あの雰囲気
最近テレビで見た気がする
と思っていたら
「これは経費で落ちません」の!
天天コーポレーション
専務取締役の
円城格馬さんでした!

今回の観劇で
10年前
理解できなかったことが
理解できた気がします
掴み切れなかったモノを
掴んだように感じます
σ(^_^;)も
年とったってことか?
久しぶりに
小栗旬版‘カリギュラ’
見てますかね~

ブラッケン・ムーア ~荒れ地の亡霊~

2019-08-25 | 舞台/役者
舞台は1937年のヨークシャー
ハロルド・プリチャード(益岡徹)は
代々
裕福な炭鉱主で
非常に権威的で頑なな男
ある炭鉱の閉鎖により
職を失った炭鉱夫から
家族の窮状について訴えられ
炭鉱の復旧を求められるが
一向に聞く耳を持たない

ある日
プリチャード家に
10年ぶりにエイブリー一家が訪ねてくる
かつては家族同士
仲良くしていたのだが
ロンドンに引っ越し
更に
ある事件をきっかけに
疎遠になってしまっていた

その事件というのは
10年前
1870年代に炭鉱が閉鎖された
ブラッケン・ムーアという場所で
プリチャード家の一人息子
エドガー(当時12才)が
炭鉱跡に落ちて出られなくなり
死んだという事故であった
エドガーが発見された時には
3日が経過しており
すでに手遅れだった



その事故以来
母親である
エリザベス・プリチャード(木村多江)は
家の中に閉じこもり
ふさぎ込むようになり
幸福感が全くない家になってしまっていた

ジェフリー・エイブリー(相島一之)の一人息子
テレンス・エイブリー(岡田将生)は
死んだエドガーの親友だった
事故の直前に
一家は
この地を離れており
それ以来
訪れることはなかったのだが
10年が経ち
傷も癒えた頃と察しやってきた



しかし
テレンスと再会したエリザベスは
息子のことばかり
憑りつかれたように話し出した
ジェフリーと
ヴァネッサ・エイブリー(峯村リエ)夫妻は
気の毒に思い
気晴らしに
ロンドンに遊びに来るように勧め
一家は
プリチャード家に数日
滞在することになった

すると
その夜から
毎晩深夜になると
うなされたテレンスの
恐ろしい叫び声が
屋敷中にこだまするようになる
テレンスは
エドガーの霊が憑依し
囁いてくると言う
やがて
エドガーの霊が憑依したテレンスは
事故現場であるブラッケン・ムーアに向かう
そして
事故当時の知られざる事実が
少しずつ
明らかになっていく
果たして
その先にある真実とは・・・?



ブラッケン(Bracken)とは
植物のワラビ
ムーア(Moor)は原野や荒地を
意味するそうです
劇中では
何十年も前に閉鎖され
今はワラビに覆い尽くされている炭鉱を
‘ブラッケン・ムーア(ワラビの荒れ地)’
と呼んでいて
近代以降
物理的・合理的という名のもとに
人間が封鎖してきた精神性
神秘性を同時に表している
んだそうです

エドガー・プリチャードは
事故で死んだのか
はたまた
殺されたのか!?
殺されたとしたら
その犯人は誰!?

エドガーを
異様なまでに溺愛していた
母エリザベス?
自分の理想を押し付ける
厳しい父ハロルド
エドガーが
行方不明になった
直後に
ロンドンへ越していった
エイブリー夫妻?
それとも
エドガーと仲が良かった
テレンス!?
誰もが
怪しく感じてしまう
皆一様に
不審人物

テレンスに憑依した
エドガーが
死の真相を
明らかにすべく
‘ブラッケン・ムーア’へと
一同を誘う



真相としては
テレンスは
エドガーの霊に
憑依されていたんではなく
彼の演技でした
ですが
演技をさせた切っ掛けは
エドガーの部屋に
隠されたいた日記を
テレンスが
発見したことに
端を発しています
カーペットの下に
隠されていた日記を
エドガーが
見つけさせた!
と言えなくもない感じです

その日記を読んだ
テレンスは
エドガーに代わり
彼の両親を
プリチャード一家の
心の救済と再生を試みます




残念ながら
その真意に気づいたのは
母のエリザベスだけでした
エドガーが
自らの意思で
ブラッケン・ムーアに向かったように
自らの意思で
一歩踏み出そうと
ロンド行きを決意
しかし
父ハロルドは
エドガーに対する
愛情を認識はしたものの
経営者としての立場を
頑なに誇示
結果
最愛の妻
エリザベスまでも
失ってしまいます

プリチャード邸を離れる朝
テレンスは
エドガーの日記を見つけたこと
憑依は演技だったと
ハロルドに
告白します
エドガーが
自らの意思で
ブラッケン・ムーアに
ひとりの
人間として
あなたは変わるべきだ
と言い残し
エドガーの日記を
ハロルドに手渡し
去ります



息子を失い
妻も去り
独り屋敷に残された
ハロルド
かと思いきや
階段に何かの気配
振り返ると
四つん這いになった何かが
貞子バリに登場
お と う さ ん

ここで
エドガー少年登場!?

エドガー自ら
父ハロルドの前に現れて

まさかの 

え"ぇ"~~


         

この作品で
テレンスと
エドガーの霊
そして
エドガーに憑依された
テレンス
3役を演じた
岡田将生さん
5月の舞台で演じた
ハムレット役の経験が
活かされている気がしました

NHK「あおぞら」の撮影と
並行しての舞台出演
大変だったと思います

エリザベス・プリチャード役の
木村多江さんも
日テレ「あなたの番です」の
収録と並行して出演でした

大変だったろうなぁ~

サスペンス?
ホラー??

         画像はエンタメ特化型情報メディア スパイスより引用しています

恋のヴェネチア狂騒曲

2019-07-19 | 舞台/役者
【あらすじ】
18世紀半ば
イタリア
水の都ヴェネチア
この町の実力者である商人
パンタローネ(高橋克実)の娘クラリーチェ(若月佑美)と
その友人である
ロンバルディ博士(浅野和之)の息子シルヴィオ(賀来賢人)は
家族と一緒に
二人の婚約パーティの真っ只中

実は
クラリーチェには
政略結婚の許嫁
フェデリーゴ・ラスポーニがいて
本来は
この婚約パーティの主役の片割れは
フェデリーゴだったのだが
なんと
フェデリーゴは
婚約パーティの直前に
双子の妹ベアトリーチェ(吉田羊)の恋人
フロリンド(堤真一)との決闘で
命を落としていた
その結果
元々
恋仲だった
シルヴィオとクラリーチェが
めでたく結婚できることになったのだ

ところが
そのパーティに
あろうことか死んだはずの
フェデリーゴ(兄を装ったベアトリーチェ)と
その召使
トゥルファルディーノ(ムロツヨシ)が現れた
せっかく
結婚できるはずだった
シルヴィオとクラリーチェは
生き返った死人に
また引き裂かれてしまうのか!?



一方
ワケありの恋人二人
ベアトリーチェとフロリンドは
バラバラに
逃げるように
故郷からヴェネチアへとやって来た
なんとか
お互いを探し出し
次の手を打とうとするのだが
連絡をとろうにも
すれ違いばかりで
なかなか会うことができない
何故なら
ベアトリーチェもフロリンドも
ヴェネチアの宿屋で出会った
お調子者の
トゥルファルディーノを気に入り
召使として雇ってしまったのだ

何とかうまく
二人相手に奉公して
2倍の給金をせしめようと
両者の間を
バタバタと走り回るトゥルファルディーノ
次第に
ボロが出てくるのを
持ち前の機転と愛嬌で
切り抜けていくが…
愛し合う
ベアトリーチェとフロリンドは無事に巡り会い
新世界へと旅立てるのか?
生き返った(?)フェデリーゴに
引き裂かれた若い恋人
シルヴィオとクラリーチェは結ばれるのか?
そして
二人の主人に仕える愛すべきお調子者
トゥルファルディーノの運命は!?



カルロ・ゴルドーニの戯曲
「2人の主人に仕えた男」を原作に
福田雄一が
上演台本・演出を手掛ける
シス・カンパニー
2019年7月公演
『恋のヴェネチア狂騒曲』

福田さんって
映画とドラマ専門の
演出家だとばかり
思っていたのですが
元々は
演劇界の方で
劇団「ブラボーカンパニー」の
座長だったんですね~
存しあげませんでした

シスカンパニーって何?
ムロツヨシさんが所属しているプロダクションよ


後部座席のマダム達が
そんな会話をしておりましたが
違います!
ムロツヨシは
シス・カンパニー所属では
ございません!

と教えて
差し上げたかった
どぇす

何故
シス・カンパニーは
所属でもない
ムロツヨシ主演の
舞台公演を
企画・主催したんだろう



まっ
それは置いといて
吉田羊さんが
出演される舞台は
今回初
ムロツヨシさんは
2011年に
小栗旬さんが主演された
時計じかけのオレンジ(2011_01_29)

2017年に
これまた
小栗旬さんが出演された
ミュージカル
ヤングフランケンシュタイン(2017_08_24)

に続き3本目
とは言え
実は
時計じかけのオレンジ
ムロさんの記憶がない


アハハ



福田雄一氏演出
このキャスト陣で

面白く

ない

訳が

ない

喜劇

主人公である
憎み切れないお調子者の召使
トゥルファルディーノが
2倍の給料をせしめようと
同時に
ベアトリーチェとフロリンドの主人に仕え
何とか
帳尻を合わせようと
悪戦苦闘の奇策を連発
その場の雰囲気で
テキトーなことを言って
その場をやり過ごす
帳尻合わせにも
程度ってもんがあるっしょ?

宿の従業員
ヴェネチアの住人たちをも
巻き込んで
全員
右往左往

どうするんだい
トゥルファルディーノ!

自分の言動と行動には
最後まで
責任持てぇ~~
ムロツヨシ
いや
トゥルファルディーノ!



ムロツヨシが
食ったもんを
最前列の客席に
放射線状に
ぶちまけた!!

演出?
いや
噴出した後
ムロツヨシ
かなり
動揺してたよね?
演出でも
アドリブでもない
想定外のハプニング?

何処までが
演出で
何処までが
アドリブなのか
何が演出で
何が
アドリブで
何が
ハプニングなのか
全然
わからない

すべてのカラクリがバレたのに
誰一人として
トゥルファルディーノを責めない
まっ
元を正せば
死んだ
フェデリーゴになり代わり
大金せしめようとした
双子の妹
ベアトリーチェに問題あり?
いや
そもそも
フェデリーゴを
殺害してしまった
フロリンドが悪い!?



しいて言うなら
賀来賢人さん
その動き
『今日から俺は!!』の
三橋貴志と同じです
そろそろ
賞味期限切れです
動き変えませんか?
いえ
変えていかないと
マズイと思います

ムロツヨシさん
公演中
毎回まいかい
そんなに食べて
大丈夫?
太るよ

堤真一さん
次の公演
『死と乙女』なんですけど
チケット
全然取れません
と言うか
なんで
248席しかない
シアタートラムで上演するの?
チケット
取れる訳ないやんか!

福田さん
『スーパーサラリーマン左江内氏』
『今日から俺は!!』
『斉木楠雄のΨ難】
『銀魂』も
『銀魂2』
どれも
面白かったです
最近
WOWOWで放送された
『銀魂2』なんで
全部見ちゃいました
『銀魂3』
お願いします!

     画像はステージナタリーより引用しています

オレステイア 

2019-06-28 | 舞台/役者
ドクターが
オレステス(生田斗真)に
小さい頃の記憶を尋ねている
二羽の鷲と一匹の野ウサギ
野ウサギのお腹の中には
子ウサギがいる

オレステスの父
アガメムノン(横田栄司)は
戦争の勝利のため
子殺しの神託を実行し
幼い娘
オレステスの姉
イピゲネイア(趣 里)を
生贄として殺害

時は流れ
戦争に勝利し
凱旋の日
夫・アガメムノンの帰還を
盛大に迎えた妻
クリュタイメストラ(神野三鈴)は
その夜
自らの手で娘
イピゲネイアの仇である
夫・アガメムノンを殺す


トラウマのため
混乱するオレステスに
ドクターは
真実を見るよう促す
遂に
オレステスは
父・アガメムノンの仇である
母・クリュタイメストラを殺害

その罪をもって
裁判にかけられる



父親が娘を殺し
娘を殺された母親が
娘の父親にして
自分の夫である男を殺す
父親を殺さた息子が
母親を殺す
その息子の行為は
はたして罪なのか
善なのか
悪なのか
と言うより
この一連の行為を
他者が
裁けるのか?

芝居が進んでいく中で
観客が
舞台の登場人物達と
同化していく
そして
観客のひとりひとりが
裁判員となり
オレステスの行為に対し
判断を問われる
立場となっていることに
気付かされる

元を正せば
古来からの
風習?
神からの神託なんて
不確かなモノの
犠牲になった
オレステス家族に対する
多者への罪は
どうなる?
これは
時として
正義を貫くために
小さな悪には目をつぶらなくてはならない
大義のための犠牲は善?

時代を問わず
国・人問わず
日常・非日常の中で
常に突きつけられる
現実的なテーマ
課題・問いなんだ!
と気付かされる


この問いに対して
今を生きている私は
敢えて
触れないように
考えないようにしている
自分ではない誰かの
行動や意見に同調して
流されればいいと言う
刹那的な生き方をしてきている

こんなところで
自己の内面と
対峙させられてしまった

痛いところを
ほじくり返されたぁ~
突かれてたぁ~

オレステス家族の
悲劇の発端は
愛する感情と
その感情から生まれた
憎しみの感情でした
愛から生まれた憎しみは
氾濫する情報を吸収し
肥大化拡散していく
それはやがて
復讐の連鎖となり
悲劇的な結果となってしまいました
でも
感情の選択が
憎しみに向かわなければ
まったく違った
別の結果になった可能性もある

常に
表裏一体の存在である
二つの感情は
とても厄介で
しかも
早急に二者択一を
迫られたりするから
尚更
手に余る

そして
こうも言える

個々の気持ちの持ちようで
人生は
世界は
どうとでもなる
変わる




なんか
支離滅裂ですね


 
上演時間
4時間越えてる?
2回
休憩のある舞台
久しぶりに
観劇しました


とは言え
出演者が
出演者なもので
絶対的な
信頼感と申しますか
安心感がありました

生田斗真さん
期待を裏切らん!

           画像はSPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイスより引用しています

ハムレット

2019-05-23 | 舞台/役者
デンマークの王子ハムレットの父王が急死
その2ヶ月足らずの後に
新国王となった王の弟
クローディアスと
ハムレットの母
王妃ガートルードが再婚した
父の死と
早過ぎる再婚により憂いに沈む
ハムレットのもとへ
腹心の友ホレイシオが
父王にそっくりの亡霊が
城壁の上に現れたと知らせにくる
真相を確かめるべく
出かけたハムレットの前に現れた亡霊が
私はクローディアスに毒殺された
と告げる
クローディアスへの復讐を誓ったハムレットは
周囲の目を欺くため狂気を装う
その突然の変貌ぶりに憂慮する
クローディアスとガートルード
顧問官ポローニアス
その原因を
娘オフィーリアに対する恋煩いだと言う
狂気の真相を探ろうと
一同は
偶然を装い二人を出会わせるが
ハムレットは
心配するオフィーリアを冷たく突き放すのだった



やがて
ハムレットが
亡霊の言葉が真実であったと確信を得たその夜
ガートルードの寝室に呼ばれるが
母と口論になり
物陰で身を潜めていた
ポローニアスを刺殺してしまう
この事態に
身の危険を感じたクローディアスは
ハムレットをイングランドへ送り出す
悲しみのあまり
オフィーリアは狂乱
復讐に燃える兄
レアーティーズは父の仇を討つことを誓う
その頃
討たれた父の土地を奪還する為
ノルウェーの王子・フォーティンブラスの軍隊が
ポーランドへ侵攻しようとしていた



ご存じ
シェークスピア『ハムレット』です
演出:サイモン・ゴドウィン
ハムレット:岡田将生
オフィーリア:黒木華
レアティーズ:青柳翔
フォーティンブラス:村上虹郎
ボローニアス:山崎一
ガートルード:松雪泰子
クローディアス:福井貴一

言わずもがな
岡田さんは
映画『天然コケッコー』で
鮮烈なデビューを飾り
コンスタントに
映画やドラマでご活躍
そして
こちらも言わずもがな
名門
追手門学院高等学校・演劇部を経て
京都造形芸術大学
芸術学部映画学科俳優コースで演技び
野田秀樹 蜷川幸雄 栗山民也
名だたる演出家のもと
キャリアを積んできた
近年珍しく
基礎からしっかり学んだいる
エリート女優
黒木華さん

お二人の舞台は
皆既食~Total Eclipse~(2014_11_30)
THE CRUCIBLE るつぼ(2016_10_28)
以来の観劇となります
同学年の二人が
シェークスピア『ハムレット』
ハムレットとオフィーリア
演じますかぁ~



2014年 皆既食
2015年 ウーマン・イン・ブラック〈黒い服の女〉
2016年 ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン
2018年 ニンゲン御破算

岡田さんは
ほぼ年に1本の割合で
舞台出演していたようですね
今年は
「ハムレット」の後
「ブラッケン・ムーア~荒地の亡霊~」
シアタークリエ(2019.8.14~8.27)

控えております

あぁ!
『皆既食』再演するなら
アルチュール・ランボー役
北村匠海さんか中尾暢樹さんに
お願いしたいかなぁ~
美しさだと
新田真剣佑さんなんだけど
ちょいと鍛え過ぎ
『きのう何食べた?』のジルベール役を
演じている
磯村勇斗さんもいい!
菅田将暉さんは
無難に演じてしまいそう…



ハムレットに
尼寺へ行け~
と拒絶され
父親を
ハムレッ0トに
刺殺され
精神を病んでしまう
黒木オフィーリア
流石です
狂気を好演(と言うのも何ですが)
良かったです
ただ
黒木さんは
ウィリアム・シェークスピアより
アントン・チェーホフっぽい
それだけ
『るつぼ』での好演が
強烈に
残っているからなのかも…

そして
デンマーク港近くて
ポーランドに向かう
ノルウエイ王子フォーテインプラスと
イングランドに向かう
ハムレットが遭遇
その後
最後の場面に
再び
フォーテインプラスが登場します
しかも
悲惨な殺戮の後…
『ハムレット』の空気感を
ワンランクアップさせるか
現状維持に留めるか
ワンランクダウンするかは
村上虹郎さん演ずる
フォーティンブラスに
かかっていました

大丈夫でしたよ
と言うか
アルチュール・ランボー役
村上虹郎さんもあり!

と思考が
あらぬところに
飛んでしまいました



気になったところでは
オフィーリアが埋葬さえる所に
ハムレットがあらわれて
オフィーリアを愛していた
と叫ぶんですけど
すみません
σ(^_^;)には
岡田ハムレットが
黒木オフィーリアを
愛していたようには
思えません(見えません)でした

『ハムレット』の時代は
1600年から1602年
近世ヨーロッパの頃です
ですが
後半
ハムレットとレアティーズが
剣の試合をするシーンでは
ふたりとも
現代のフェンシング防具を身に纏い登場
勝負と言うより試合
衣装や舞台背景を含め
あまり固執していないようでした
それはそれで
良いんですけど
陰謀関係者
全員死んた所に
古典的な衣裳の
フォーティンブラスが
登場しちゃいてて
これは
正直
違和感ありました


                   

そして
今更なんですけど
前国王殺害のシーンを
役者に上演させ
義理父・クローデイアス王を殺す
絶好のチャンスも自ら放棄
ボローニアスを殺したことで
イングランドへ逃亡

義理父・クローデイアス王の企みで
身に危険が及ぶことを知ったハムレットは
デンマークに引き返しました
その後
偶然
オフィーリアの死を知り
レアティーズと剣を交える展開となりますが
実のところ
帰国したハムレットは
何をしたかったんでしょう
前国王殺害に
ハムレットの母関与していたんでしょうか
ハムレットは
狂気を装う必要あったんでしょうか

前国王の願いである
義理父・クローデイアス王の復讐を
実行したい!
しなければならない!
でも出来ない!
人を殺めることへの罪悪感もある
母の心変わりに対する
憎悪・嫌悪と同時に
母への変わらぬ愛
ジレンマに陥ったハムレットは
オフィーリアを巻き込みたくないが為
彼女を拒み
尼寺へ行け!なんて
辛辣な言葉を浴びせたんでしょうけど
伝わらなかったね~
やることなすこと
何だか
中途半端なハムレット
最後まで
不憫なハムレット

これまで
『ハムレット』何本か
舞台観劇して参りました
岡田版ハムレット
新鮮でした
苦悩の末
デンマークを
フォーティンブラスに託して
死すわけですが
σ(^_^;)
うるうるしてしまいました
『ハムレット』で
泣けるとは思わなんだ

        画像はORICON NEWSより引用しています

良い子はみんなご褒美がもらえる

2019-05-02 | 舞台/役者
日本国内は
ゴールデンウィーク
10連休に突入
その間に
元号は
‘平成’から‘令和’へ
諸々の儀式が続きます

σ(^_^;)の周辺は
いつもと変わらず
流れています



唯一の外出は
赤坂ACTシアターで開演中の舞台
「良い子はみんなご褒美がもらえる」
観劇です
橋本良亮
ジャニーズA.B.Cに
途中から参加
それを機に
グループ名が
A.B.C-Zに変わった記憶がある
加入当時
堂本光に雰囲気が似ているなぁ~
と思っていたんですけど



だれ~この方
橋本良亮ファンさん
ごめんなさい
なんか
随分と顔付
変わってませんか?
おっさん顔?



舞台は
ソビエトと思われる
独裁国家の精神病院の一室
誹謗罪で投獄された
政治犯の男
アレクサンドル・イワノフ(堤真一)と
自分は
オーケストラを連れている主張する
精神病患者
アレクサンドル・イワノフ(橋本良亮)
政治犯と妄想に囚われた
二人の男は
精神病院で同室となる



自身がオーケストラを引き連れていると信じて疑わない
橋本イワノフは
同部屋となった堤イワノフに対し
思い通りに演奏をしないオーケストラへのいら立ちや
どんな楽器を演奏できるのかと執拗に質問する
訳の分からないことを言う橋本イワノフを
呆然と眺める堤イワノフは「楽器は演奏しない!」
と言いながら絶望的な表情を見せる



そんな二人を治療する医師は
一見何でも話を聞いてくれそうな
明るい雰囲気を持ちながらも
医師としての使命より
自分自身を守ることに一生懸命な人間性を醸し出している
「私は病気ではない 意見を持っているだけだ」と言う
堤イワノフに対し
「その意見が病気なんです」と諭す医師



堤イワノフの息子であるサーシャを教育する教師も同様
うつろな表情でサーシャに対し
何かを刷り込む…



タイトルの原題
『Every Good Boy Deserves Favour』は
五線譜を覚えるための英語の語呂合わせで
『語呂で覚えれば問題ない』
『良い子でいればご褒美がもらえる』
二重の意味で
何かに従っていれば大丈夫だと言う
『長いものには巻かれろ』
皮肉を込めたメッセージタイトルらしい



堤イワノフは
自分が間違ってました
すみません
と言えば出してもらえるのに
薬を飲まされようが
拷問をうけようが
自分の思考・意思を
決して曲げようとせず
出される食事も拒否し
ハンストを敢行
息子が心配じゃないのか!?
と半ば脅迫されようとも
権力に屈しない
それだけ
政治への怒りを持ち
人間の尊厳が
脅かされていることに
怒っている言う設定



堤イワノフと同姓同名の
橋本イワノフは
オーケストラを連れている主張する
精神病患者
オーケストラの奏でる
不協和音に
ストレスと感じつつ
頭の中には
常に音楽が流れていて
パッと見
正常な人間に見える
堤イワノフ同様の
膨大な長台詞を発しつつ
夢うつつの世界を彷徨う設定

収監され
しかもハンストしているので
堤イワノフは
やつれています

橋本イワノフの
ふっくら感
差があり過ぎやしないか?
もう少し
細い方が…



後半
精神病院と言う名の
監獄に
党員の幹部・大佐がやってきて
二人のイワノフに
それぞれ質問をする

橋本イワノフには
『すまないと思うか』
堤イワノフには
『オーケストラが見えるか』と

敢えて
堤イワノフに対する質問を
橋本イワノフに
橋本イワノフ対する質問を
堤イワノフにする幹部

橋本イワノフは答える
意のままに『はい』と

そして

堤イワノフも答える
正直に『(オーケストラは)見えない』と

だが
本来の質問は
橋本イワノフ

これで問題ない!
アレクサンドル・イワノフは正常だ
退院(釈放)せよ!



そして
橋本イワノフから
タクトを受け取った
堤イワノフが
指揮者台に立ち
見えたいはずのオーケストラを前に
タクトを振り上げた



堤イワノフは
オーケストラが見えないので
『見えない』と答えたまでで
決して
自分の思考を意思を
曲げてはいない
けれど
大佐によって
いとも簡単に
橋本イワノフの言動が
堤イワノフの発したものだと
歪曲されてしまう
そして
明らかに
矛盾する状況に対し
党員や医師のすべてが黙認
誰一人
異議を唱えるものはいなかった


         

ラスト
堤イワノフが
タクトを振り上げながら
客席に振り替える
と言うシーンで
幕が下りました

とても不気味な
意味深な
ラストシーン
堤イワノフが
橋本イワノフの世界へ?
とうとう
一線を越えてしまったのか?

前半
オーケストラの演奏で
寝てしまいそうになりました
観劇直後は
作品を
どう解釈すれば良いのか
?????

難しかったぁ~
他のお客さんも
多分
そんな印象受けたんじゃないかな?
拍手はしつつも
微妙な空気感が
観客席に漂ってたので


次は
Bunkamura30周年記念
黒木華&岡田将生出演
ハムレット

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