時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

お蘭、登場

2018-07-02 | 舞台/役者
現代演劇史に輝く名作『寿歌』の作者
北村想とシス・カンパニーが
日本文学へのリスペクトを込め
オリジナル戯曲を創作する
シリーズ「日本文学シアター」
太宰治「グッド・バイ」
夏目漱石「草枕」
長谷川伸「沓掛時次郎」
能「黒塚」
そして今回
北村想が
『江戸川乱歩』に挑みます

江戸川乱歩と言えば
大正から昭和にかけて活躍した
日本のミステリー界の礎を築いた巨星
その
エンタテインメント要素に溢れた
超ディープな世界観が
今回最大の魅力

あるときは
‘エログロ猟奇的’な小説に度肝を抜かれ
あるときは
妖しげな美女たちが誘う幻惑の物語にドギマギ
そして
またあるときは
小気味良いトリックが冴え渡り
かと思えば
溌剌と少年探偵団が大活躍…


Photo/ステージナタリー

その作風は
実に多彩でスリリング
そんな
‘乱歩テイスト’に彩られた
大胆不敵な七変化
神出鬼没のヒロイン・お蘭が誕生
小泉今日子扮する
謎の女が繰り出す妖のワザに翻弄されながら
堤真一・高橋克実が
舞台狭しと駆け巡る

そして
気が付けば
舞台上も客席も
お蘭が誘う迷宮世界…
さてさて
どんな乱歩作品が全編に見え隠れしているかは
劇場でのお楽しみです

以上
SIS company inc. Web site他より引用・抜粋しています


Photo/ステージナタリー

上演時間
1時間15分
休憩時間のない
舞台観劇は
久しぶりでした
シアタートラムは
キャパが小さいので
チケット取るのが
たいへ~ん
今回の座席は
最後方L列正面
遠いなぁ~
と思っていたんですけど
前席のと段差がそこそこあり
しかも
舞台が
上下二段とでも言えばいいのかな?
奥がかなり高い舞台で
その高さだと
最後方から観て
目線が
ほぼ同じ高さになるんで
ラッキー


Photo/ステージナタリー

江戸川乱歩は…
読んだ記憶がない
ドラマで
『怪人二十面相』
『黒蜥蜴』
見たくらい
舞台も
三島由紀夫の戯曲
『黒蜥蜴』くらいです

江戸川乱歩の作風って
どちらかと言えば
エロス?
色気と言うか妖艶な
雰囲気と言うか
世界観のイメージが
強かったんですけど
違うんですね
小泉今日子さんが
演じているから
そう感じたのか?

江戸川乱歩短編小説
『お勢登場』のお勢を
小泉今日子さんがお蘭として演じ
その脇を
堤真一さんが名探偵・小五郎
高橋克実さんが目黒警部として
かためている?
盛り上げている感じです


Photo/ENJOY THEATER

堤さんと高橋さんの
コミカルな
台詞回しは面白かった
そして
SISカンパニーの闇(?)を
社長のパワハラを
暴露場面も
アドリブなのか
台詞なのか…
高橋さんが
真面目に演じれば
演じるほど
笑いがこみあげてくる

ラストで
明らかに
お蘭だよね
って女性が
小五郎夫人として
登場したものだから
も~
パニック
ラビリンス
迷宮に落されたまんま
劇場追い出された
って感じです

個人的には
お蘭…
深津絵里さんに
演じて貰いたかったかなぁ~



劇団☆新感線 髑髏城の七人 ~Season極~

2018-05-24 | 舞台/役者
関東荒野に現れた一人の美女
渡り遊女の極楽太夫
だが彼女こそ
かつて
織田信長に
最も信用され愛された
凄腕の狙撃手だった

折しも関東では
髑髏の仮面で
素顔を隠した天魔王が率いる
関東髑髏党を名乗る軍団が
難攻不落の髑髏城を築城
豊臣秀吉の天下統一を阻まんと
関東に覇を唱えその勢力を広げていた

その髑髏党に追われる
熊木衆の少女・沙霧を
行きがかりで助けた極楽は
関八州荒武者隊の頭目である
兵庫の口利きで
無界の里に身を寄せる
宿場も兼ねているため
旅人やボロボロの着物を着た
貧相な百姓風の男・ぜん三など
街道を旅する
様々な諸事情を抱えた人々が出入りする
色里・無界では
一番人気の若衆太夫
夢三郎がこの里を盛り立てていた

そこで
極楽を待つ狸穴二郎衛門と名乗る牢人
彼は
極楽に天魔王暗殺を依頼する
二郎衛門の正体は徳川家康
信長を通じ
極楽とも親しい仲だったのだ
秀吉は
天魔王討伐のため
20万余の大軍を率い進軍していた
関東で
大戦が起きる前に
天魔王を倒そうという策に乗る極楽
沙霧をとある山奥にこもる鉄砲鍛治
贋鉄斎とその弟子であるカンテツの元に向かわせる
無敵の鎧を貫く
鉄砲を作るよう頼んでいたのだった

だが
彼女に狙われていることを知った天魔王は
自ら
極楽の前に現れその仮面を取る
その顔は
織田信長と瓜二つだった
貴様こそ信長公の仇
極楽が銃口を向けたとき
天魔王は
意外な真実を告げた
修羅の道を行く女と
天魔の世を作らんとする男
二人の奇しき縁の歯車が
再び回り出す…



season花では
小栗旬さんが
王道と言うべき
捨之介を演じてくれました
season鳥では
阿部サダヲさんが
新たな捨之介を
魅せてくれました
season風では
松山ケンイチさんが
捨之介と天魔王の
ひとり二役に挑戦
season月では
上弦の月と下弦の月
完全Wキャストの構成と言う
試みに挑戦
そして
最後を飾る
season極では
捨之介がいない
(最終的には意外な形で登場しますけど)
しかも
森蘭丸もいない!

雑賀のお蘭の別名が
極楽太夫なんですけど
‘無界の里’にいた
これまで極楽太夫とは別設定
無界屋蘭兵衛も
‘無界の里’にはいない!
竜星涼さん演じる
夢三郎が無界屋蘭兵衛的
ポジションかと思いきや
女物の着物きて登場~
ええ~
男遊…
そっち系の設定なの?
夢三郎が
単身
髑髏城に乗り込むの?

織田信長が
唯一愛した女が
雑賀のお蘭(極楽太夫)
しかも
凄腕スナイパー
刀持たないと
最後の対決どうするの?



これまでの
織田信長を頂点に
捨之介 天魔王 森蘭丸らが
天地人の三角関係?を
構成していましたが
地人がいない!
信長に愛された蘭丸もいない

森蘭丸的な
雰囲気を竜星さんに期待していたのに
女装だし台詞まわしも女言葉だし
極楽太夫に惚れてた兵庫は
なに?
夢三郎が好きなの
兵庫もそっち系???
狸穴二郎衛門(徳川家康)が
極楽太夫に
天魔王暗殺を依頼?

これまでの
髑髏城の七人のイメージを
かなり崩した
ニュー髑髏でございましたよ
その結果
小生の脳内に記憶してあった
登場人物のバックボーン
相関関係が
邪魔してパニック
1幕は
混乱気味で終わりました

夢三郎が作ったと思われた
‘無界の里’
実は
天魔王の息子
情報収集のために作った里
そうなんです
夢三郎って
天魔王の息子だったんです!
夢三郎って
どんな立ち位置なのかと思ったら
息子だったとは…
竜星さん
悪い人側なのですね


後半
蘭兵衛と極楽太夫が
対決するシーンは
夢三郎と兵庫の
対決シーンに
なってました
竜星さんの甲冑姿
素敵!
様になっててね~
ちょっとちょっと
良いんでないかい?

竜星涼vs福士誠治
ずっと見ていたかった



でもって
福士誠治さんの
兵庫ですけど
七人のまとめ役
とでも言えばいいのか
リーダー的なキャラクターに
昇格していました
兵庫に
捨之介のカリスマ性が
プラスされたキャラクター
とでも言えばいいのかな?
好演してました
‘花鳥風月極’の中で
一番カッコいい
キャラ設定となった
福士兵庫
元々
好きな役者さんでしたが
改めて
良い役者だなぁ~
思いました

天海祐希は
言わずもがなです
殺陣なしで
場が持つと言う
驚くべき演出!
違和感なく
舞台を駆け回る
天海さん…
素敵!

そうそう
これまでなら
それぞれが
新たな未来に向かって
旅立っていくシーンで
終わりますが
今回は
違います!



極楽太夫(雑賀のお蘭) 兵庫 沙霧 カンテツ ぜん蔵 嘘つき三五 
そして
徳川家康からお蘭を守れと
護衛として側にいた
隠密の清十郎が家康の元を離れ
七人目の最後のひとりとして加わり
総勢七人で
関東平野に
新たな‘無界の里’を作るべく
決意するシーンで終わりました

その決意のお蘭の台詞が

浮き世の義理も昔の縁も三途の川に捨之介

雑賀のお蘭は
極楽太夫から捨之介になって
終わりました

支離滅裂な文章ですね
スイマセン
一年近く
観続けてきた
髑髏城の七人全5シリーズ
まもなく
大千穐楽を向かえます
360度回転する
壮大な舞台
観客を笑いと涙と感動の渦に
引きずり込む
エンターテイメントが
あっと言う間に
終わってしまう…


まだまだ終わらない!
メタルの後は
どうか
阿修羅城の瞳か
阿弖流為
あたりの再演を
お願いしたい!

地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15「ZEROTOPIA」

2018-05-02 | 舞台/役者
Story

大きな大きな船が沈んだ…
生き残った人間たちが辿り着いたその島は
地図に無い…色彩も無い…島だった。


目覚めると…気がつくと…意識を取り戻すと…
そこは島であった。
感覚が…おかしい。
五感が…変だ。
確かな事は…自分は、島にいる。

そんな感覚に取り憑かれ、島を見渡しているのは自分だけでは無かった。
何人かの人間が島に生きていた。
否、生き残っていた。

彼等は自分と同じ豪華客船に招かれた人々。
沈むはずのない客船が沈んだ。

打ち上げられた数名の命・・・男と女。
彷徨い徘徊している内に出逢いを重ねる人々。

罪を隠す女
恨みを隠す男
悲しみを隠す男
狂気を隠す女
何も隠さない男
そして、企みを隠す男…

一つ一つ剥き出しになっていく彼らの隠された過去。
そして、彼等は知る。
この島に流れ着いたのではなかった…。
客船は沈没したのではなかった…。
「俺達は、沈没させられ!流れ着かされたのだ!この島に!」

この島は、色を失った、地図にない島。そして、大きな大きな…陰謀渦巻く島。
彼らは、なぜ、集められたのか。
心の奥底に巣食う闇を抱えて生きてきた彼らに、魔の手が近付く…。

Storyは『ZEROTOPIA』より抜粋しています 

己の人生に
世の中の不条理に
絶望し
心に闇を宿した者達が
辿り着いた島
そこでは
(実は意図的に集められた)
秘密裏に
負の感情を持つ人間達から
憎悪や攻撃的な念を集め
密かに
新たな兵器を開発していた

人が持つ
喜怒哀楽の感情を搾取し
最終的に
地球上の人類全てから
感情を奪い
争いを無くし
支配しようとする
権力者と
過去の後悔や苦しい思いに
何度も
押しつぶされそうになっても
己の感情を
人が人たる感情を
奪われてなるものかと
奮起する8人の流れ者との戦い
その闘争心こそが
争いの
戦争を引き起こす
感情だと気付かずに…

花も咲かない
色のないこの島を
俺達が私達が
きっとかえてみせる!
だからもう一度
チャンスを下さい!


他者を憎み争うのではなく
他者を思い敬い愛そう
そして未来を築こう
その時
島のいたるところで
鮮やかな花が咲き始めた



島に流れ着いた8人の
心の闇と言うか
過去の回想シーンに
一幕と二幕最初まで
使うのは
やや長過ぎやしないか?
と言う
気がしないでもない
状況説明が
長くなってしまい
確かに
コミカルなシーン
シリアスなシーン
要所要所
楽しませてはいたが
若干台詞が
やや聞き取りずらい気もした

のらりくらりと
話が進み
陸上トラック
400メートル走
第4コースあたりから
一気に
盛り上がり始め
まとめに入るあたりも
唐突と言えば
言えなくもない

しかしである

気が付けば
ラストはウルウル…

地球ゴージャスは
2009年の
VOL.10『星の大地に降る涙』と
2012年の
VOL.12『海盗セブン』に続き
3作品目でした(多分)
久しぶりだったので
どんな作風だったっけなぁ~
オープニング冒頭で
そうそうこんなだった
と思いだした次第です
岸谷五朗さんは
ほんと多彩な方です
最終的に
心を軽くしてくれると言うか
心を心地よい絹で
包んでくれるような余韻を
残してくれます



でもってですね
今回の収穫は
新田真剣佑くんです!
御存じ
千葉真一さんのご子息です
あのルックス
ロサンゼルス育ちなので
当然
英語はペラペラ
運動神経良いのは
当たり前~
なので
舞台では
難なく
動けるとは思ってました
声も良いんだなぁ~
思ってましたけど
まさか
あんなに歌が歌えるとは…
と言うか
上手い…
声質よし
声量もあるし
そして
よく伸びる
好きじゃないけど
ミュージカル
挑戦すべき!
と思ったら
既に
2016年に
『花より男子』で
踊って歌ってた



そうなんです!
初舞台じゃなかったんです
勉強不足でした
すいません!
コミカルも全然出来るのね
是非
劇団☆新感線
客演お願いします!
ひとりに
ニ物も三物も四物も
与え過ぎです

芸能活動
始める以前のことは
ど~でもよい!
この先
ど~か
ど~か

変な輩に
足を引っ張られることなく
酒や薬や賭博や諸々
溺れることなく
ダークサイドに
のみこまれることなく
願わくば
アイドル路線を回避し
役者として
王道を
歩んで欲しい!

そして
父・千葉真一!
息子の仕事に口出すな~

速報!!NODA・MAP第22回公演『贋作 桜の森の満開の下』

2018-04-06 | 舞台/役者

<公演スケジュール>
2018年9月1日(土)~12日(水)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

2018年9月28日(金)~10月3日(水)
フランス パリ・国立シャイヨー劇場

2018年10月13日(土)~21日(日)
大阪府 新歌舞伎座

2018年10月25日(木)~29日(月)
福岡県 北九州芸術劇場 大ホール

2018年11月3日(土・祝)~25日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

<CAST>
妻夫木聡 深津絵里 天海祐希 古田新太

秋山菜津子 大倉孝二 藤井隆 村岡希美

門脇麦 池田成志 銀粉蝶 野田秀樹

池田遼 石川詩織 織田圭祐 神岡実希 上村聡 川原田樹 近藤彩香 城俊彦 末冨真由

手代木花野 橋爪渓 花島令 藤井咲有里 松本誠 的場祐太 茂手木桜子 吉田朋弘 六川裕史

キタァ~~~

これは観る 観たい 
チケット争奪戦やね~~

劇団☆新感線 髑髏城の七人 ~Season月/上弦の月~

2018-02-23 | 舞台/役者
今回の
捨之助のアイテム
‘番傘’です
何故‘番傘’なのか⁉
因みに
劇中
雨が降っているシーンが
多々ございます
この‘雨’
実は
人の流した涙(涙雨)
人が流した血(血の雨)を
意図的に想像させる演出らしく
その雨を

ために
いのうえひでのり氏は
捨之助に
‘番傘’を
持たせているようです

さて
Season月は
昨年11月23日~2月21日と
花鳥風月の中で
もっとも長く
公演期間が設定されていました
‘上弦の月’‘下弦の月’と
完全Wキャストで挑んだ

ラストを飾る
修羅天魔
ある意味‘別作品’

もちろん
スケジュールの関係も
あるでしょう
あるでしょうが
新感線の舞台経験がない若手
数多く起用しての公演なら
‘鳥’若しくは‘風’あたりに
ぶつけた方が
無難だったのでは?

‘月’は
あくまでも
髑髏城の七人オリジナルシリーズ?
‘花鳥風月’としては
ラストの作品
正直
このキャスティンフ構成を
何故
‘月’に持ってきたのか…



上弦の月
2度目の観劇でした
捨之助を演じたのは
劇団☆新感線の舞台はおろか
舞台自体が初挑戦の
福士蒼汰

雪駄に慣れず
子供が
ビーチサンダルペタペタ音立てて
歩いてる…
刀が流れてメリハリのない殺陣
番傘の遠心力に身体が負けてる
腰の位置高い


突っ込み処
満載でした

因みに
夏公開の
映画「BLEACH」では
‘斬魄刀(ざんぱくとう)’なる
刀を操る
黒崎一護を演じるとか?

‘斬鎧剣’以上に大きい
刀でございます



映画撮影が
先だったのか
舞台公演が
先だったのか
はたまた
同時進行
だったか
わかりませんが
同じような時期に
斬魄刀(ざんぱくとう)と‘斬鎧剣’
立て続けに
操る役を演じるとは
不思議な縁…


話をもどします

ほぉ~
捨之助が
贋鉄斎に
アドリブかましてるよ!
殺陣安定してるやん
ペタペタ走ってない!
明らかに
成長されておられました
若者は
吸収が早いです



そっか

これは

継承であり伝承なんだ!

次の

そのまた次の世代が

永久に

演じ続けるための

布石

願い 思い なんだ



新たな解釈で
髑髏城の七人が
飛躍します

極楽太夫・天海祐希 vs 天魔王・古田新太

修羅の道を行く女と天魔の世を作らんとする男
二人の奇しき縁の歯車が再び回り出す…

修羅天魔〜髑髏城の七人 Season極

魅せても
もらおうじゃないの!
劇団☆新感線の
意気込みを!!

         画像及び動画は「修羅天魔〜髑髏城の七人 Season極」他より引用しています

近松心中物語

2018-02-07 | 舞台/役者
~物語~
時は元禄
大阪新町と言えば
一夜の悦楽を追い求める男たちが集まる廓街
そこに
小道具商傘屋の婿養子・与兵衛(池田成志)が
折り合いの悪い姑お今(銀粉蝶)に追い出され
ある廓に身を沈めていた
もともと気弱で
うだつのあがらない亭主だが
女房のお亀(小池栄子)にとっちゃ~
所帯をもってもなお
恋いしい恋しい亭主
行方知らずのダメ亭主を案じ
悲しむ娘をみかねた姑お今が
自ら与兵衛を連れ戻しに新町にやってくる

二度とこの男を廓に近づけないでくれ
と周囲に念押ししながら
連れ戻される与兵衛
そんな与兵衛と対照的に
廓に縁のなかった
飛脚屋亀屋の養子忠兵衛(堤真一)は
店の丁稚が拾った封書に
一分の金が入っていたため
親切心から
その差出人の槌屋平三郎(小野武彦)を訪ね
新町に足を踏み入れる
そこで偶然出会った
飛脚仲間の八右衛門(市川猿弥) の
強い誘いも振り切って
店を立ち去ろうとした忠兵衛だが
折しも
出先から戻って来た遊女・梅川(宮沢りえ)が…



何かに打たれたように
立ちすくみ無言で見つめ合う二人
その瞬間から
忠兵衛は
憑りつかれたように
梅川を追い求め
店の中へと消えて行く

ある日
幼馴染の与兵衛のもとに
忠兵衛がやってきた
愛する梅川の見請け話が持ち上がり
養子の自分には自由になる金もなく
与兵衛に手付の金五十両だけでも
融通してくれまいか
と泣きついてきたのだ
同情した与兵衛は
なんと店の金箪笥をこじ開けて
五十両を忠兵衛に渡してしまう
喜びいさんで新町に戻り
手付金を支払い安堵する
忠兵衛と梅川だったが
運命は二人には微笑まず
飛脚仲間の八右衛門が
梅川の見受け先から預かった
三百両を持ってやってきた

さぁどうする忠兵衛

お店の大金に
手を付けたことで
家を出た与兵衛と
それでも亭主を慕い追いかける妻・お亀
これまた
お客の預り金を
己の持参金と称して
梅川の見受金に
充ててしまい
奉行所から
追われることになった
忠兵衛は
梅川を連れて出奔

忠兵衛・梅川 与兵衛・お亀
崖っぷちの男女二組の運命は…
あてのない
逃避行へと向かう二組の
男女の情念の行く末や如何に



後ろの席のおばはん二人組!
敢えて言う
クソババァ~~
うっせ~んだよぉ


宮沢りえさんが出てくれば
ほら梅川よ!
そうね梅川だわ!

堤真一さんが出てくれば
あれが
忠兵衛ね!


ふたりで
ず~と声出して
確認しあってる
劇中
池田成志さんと小池栄子さん
ふたりの掛け合いに
客席に笑いが出るも
ず~と笑ってるんだなぁ~
後ろのババァ
二人のババァだけが
笑ってるんだ
いつまでも

ラスト
梅川の生れ故郷まで
逃げてきた忠兵衛・梅川の二人が
身を寄せあって
ボロッボロの傘で
吹雪を避けて歩く
本来は
シリアスなシーン
なのに

いよいよね!
いよいよよ!

あらっ!
ボロボロの傘


そう呟いて
笑い出した

何故ここで笑う?
シリアスな
緊迫感のある
静まり返ったこの場面で
何故笑う?
何故に
ボロ傘見て笑う?
逃亡している二人が
小奇麗な傘さしてたら
そっちの方が
可笑しいだろう!
テンションが…
雰囲気が…

最悪だぁ~
ババァ~
貴重な観劇の時間
ど~してくれるんだ!



オープニングの
踊って歌って
盛り上げる感じは
いのうえひでのりさんぽかった

エンディング
忠兵衛・梅川
与兵衛・お亀の二組が
客席に背を向け
舞台後方に
談笑しながら歩いて行く
その先には
煌びやかな廓街が出現
二組は
活気に溢れる廓街の人ごみに
まぎれて…
余韻を残すこの感じ
蜷川幸雄さんっぽかった!

与兵衛役の池田さん
お亀役の小池さん
この二人が
異彩を放っておりまして
素晴らしい
絶妙なコンビなのですよ
劇団☆新感線っぽい演技?
とでも言えばいいのかな?

主役コンビ
忠兵衛役の堤さん
梅川役の宮沢さんは
与兵衛・お亀の演出手法とは
ある意味真逆
古典的と言うか
正統派的な演技を
貫いてました
蜷川幸雄っぽい?
対照的な演出が
印象的でした

梅川の故郷で
心中する訳ですが
共に肌襦袢姿になります
梅川の真紅は‘生命’を
連想させるのに対し
忠兵衛の白は‘死に装束’を
連想させます
‘生と死’
生きるために死す
死して
愛を成就しようとする
そんな二人の感情を
色でより強く
表現している気がしました
いのうえひでのりさんが
意図的に
演出をしたのかなぁ~



二組を
違う演出方法で
登場させたのは
新鮮と言えば新鮮
ただ
与兵衛・お亀コンビのインパクトが
凄まじくて(パワーがあって)
忠兵衛・梅川コンピ
存在感薄かった
あの堤さんと宮沢さんを
凌駕する
池田さんと小池さん
恐るべし

とは言うものの
脇であるからこそ
崩せると言うか
遊べる演出なんだと
思います
そして
堤さんと宮沢さんが
芯となり
ぶれない
演技をしているからこそ
輝く
池田さんと小池さんの演技
であることは
忘れてません!



ただ…
心中モノと言うことで
先入観があった
σ(^_^;)
エロティシズムが
前面に
出てくるもんだと
勝手に想像してました
忠兵衛と梅川が
夜な夜な互いを求め合う
いわゆる
‘濡れ場’的なシーンとか?
そ~ゆ~場面
一切
ございません
なくても問題ないけれど
恋しいとか
愛しいとか
死んでも添い遂げようとする
感情を
言葉で羅列しているだけなので
なんか
綺麗過ぎる?
ドロドロとした愛憎シーンが
描かれず語られず
相思相愛の二人が
あまりにも
美化されし過ぎていたような
気がしないでもない
そ~ゆ~意味で
物足りない感は
残ってしまいました

 
        画像はシアターガイド他より引用しています

劇団☆新感線 髑髏城の七人 ~Season月/下弦の月~

2018-02-01 | 舞台/役者
下弦の月キャスティング

捨之介        宮野真守
天魔王        鈴木拡樹
無界屋蘭兵衛    廣瀬智紀
霧丸          松岡広大
極楽太夫       羽野晶紀  
兵庫          木村了 
贋鉄斎        中村まこと  
狸穴二郎衛門    千葉哲也
頞儞羅の剣布    肘井美佳

この
キャスティング
blogを書くにあたり
確認してみました

元劇団☆新感線所属の役者である
羽野さん
1995年のTPT作品
デヴィッド・ルヴォー演出「チェンジリング」の頃から
舞台拝見致している
千葉さん
小西遼生さんが演じた
冴島鋼牙が愛した
御月カオルを演じられた
肘井さん
でもって
木村さんは
テレビドラマで
良くお見かけする役者さん
この4名しか
存じません

当然のことながら?
誰が何役をするのか
事前に調べることもなく
漠然と足を運んでしまいました
座席は後方
オペラグラスを持参せず
顔の識別が
出来ない!
極楽太夫を羽野さん
狸穴二郎衛門を千葉さんが
演じるのは
すぐわかったけれど
木村さんはどこ?
肘井さんはどこ?
最後の
カーテンコールまで
わかりませんでした




これまで
何度もこの作品を見てきた!
役者が変わる度
足を運んだ!
当然
花鳥風月(月は上弦の方)も
パーフェクト

癖のある
キャラクターを
歴代の役者たちは
独自の解釈と表現力で
個性豊かに演じてきました
本当に
個性的に
魅力溢れる人物を
作り上げ
楽しませてくれました

特に
捨之介/天魔王/無界屋蘭兵衛
この3役は
作品の要 の中の 要

劇団☆新感線の看板役者
古田新太が演した
この3役に追随
或いは
対等に張り合える
若手はそういない!
一心不乱
遮二無二
もがき悩み
悪戦苦闘しながら
自分たちの
捨之介/天魔王/無界屋蘭兵衛を
作り上げてきたんだと思う

小栗旬や松山ケンイチの捨之助
早乙女太一の無界屋蘭兵衛
成河や森山未來の天魔王
実に
魅力的な
独自のキャラを作りあげました
阿部サダヲの捨之助は
視点を替えた
まったく新しいキャラクター
これまた良かった

例えば
小栗旬が演じた捨之助の
覇気が 感情が
客席にいる
小生の内に伝染し
拳を握りしめ
グォ~~~っと
突き上げたくなる
一緒に
髑髏党と
戦うテンションになってくる
心の奥底から
感情が
ゴォ~~~
火山噴火の如く
湧き上がってくるんですよ
一応に
湧き上がってきたんです!

早乙女太一演ずる
無界屋蘭兵衛の悲哀
森蘭丸として
亡き織田信長を想う
切ない思いに
感じ入ってしまうのです
愛されなかった
森山未來が演する
天魔王の孤独に
涙しそうに
なっちゃうんですよ





今回は

全然

そう言った
感情の高ぶりが
キャラクターとの同調性が
湧いてこなかった
衣装が違うだけで
捨之介/天魔王/無界屋蘭兵衛
3役をひとりが演じてる?
ってくらい
同じオーラだったなぁ~
「上弦の月」は
早乙女天魔王の存在感が
絶大でして
新参者の役者陣に
ビシビシ
ヒシヒシ
緊張感を緊迫感をまき散らし
ぶっちゃけ
上手い役者と
未熟な(へったくそな)役者との
格差が
あり過ぎるが故の
不安定感
ちぐはぐさ
ハラハラ感が
面白かったり
したんですが
「下弦の月」は
役者が普通
だったのかもしれない
大きなヘマはしないかわりに
大きく化けたりもしない
可もなく不可もない
相乗効果がない

小栗旬の
捨之助が見たい!
無界屋蘭兵衛は
早乙女太一じゃなきゃ!とか
絶対的な魅力
魅了する何かがない
あなたじゃなくても
演じれるよね?
みたいな…

全体を通しても
「下弦の月」ならではの何か
は感じられませんでした
これまで見てきた
劇団☆新感線の
「髑髏城の七人」に登場した
捨之介/天魔王/無界屋蘭兵衛とは
明らかに違う
あまりにも
‘普通’
無難な仕上がりとなっております
個人的には
物足りない!魅力がない!
面白みがない!
そつなく
まとまっているが…
これまでの役者が
濃過ぎただけで
単に
σ(^_^;)が
それに毒されているだけ?

とは言え
久々の羽野さん
劇団☆新感線の羽野さんは
良かった~
ソロバージョン
聞き惚れた

プルートゥ PLUTO

2018-01-15 | 舞台/役者
~あらすじ~
ロボットと人間の物語ではない…
これは
全人類に叩きつけられる
愛と憎しみの黙示録!!

人間とロボットが共存する時代
世界最強といわれるロボットが
次々と破壊される事件が起こる
高性能刑事ロボット
ゲジヒトは
犯人の標的が
自身を含めた
7体の大量破壊兵器となり得る
ロボット達だと確信
日本に渡り
限りなく人間に近い存在であるロボット
アトムと共に謎を追うことに



内戦で
家族を失った
世界最高峰の頭脳を持つ科学者
アブラー
人間を殺害した唯一のロボット
ブラウ1589との接触により
核心に迫っていく
ゲジヒトは
日々
忌まわしい悪夢に苛まれ
妻ヘレナも
彼の不調を感じ不安を隠せない

アトムもまた
お茶の水博士に
愛情豊かに育てられながらも
自身の生みの親である
天馬博士との複雑な関係が
その心に影を落としている
葛藤を抱えながらも
事件の解決に向けて
尽力するアトムとゲジヒトであった

時を同じくして
アトムの妹で
悲しみを察知する
能力を持つウランが
廃墟の壁に
花畑の絵を描く
不思議な男と出会う
そこにアトムが駆け付けると
男に異変が起こり…… 



今年
最初の舞台観劇は
プルートゥ PLUTO
手塚治虫氏の
『鉄腕アトム』に含まれる
「地上最大のロボット」の回を
原作としている
浦沢直樹の漫画

熱烈な
手塚ファンだった
浦沢氏が
この作品の
リメイクを切望
手塚治虫氏のご子息
手塚眞氏に許諾を求めたそうな
一度は断るものの
最終的に
リメイクを了承
『ビッグコミックオリジナル』にて
連載がスタートした
と言う作品です

面白かった
と言う
表現をして
良いものか
若干の戸惑いを
感じずには
いられない
作品です
過去に起こった
悲惨な出来事
そしてこの先
再び起こる可能性が
大いにある争い
実に
現実的な
問題定義をされた気が
致します
これは
もっと沢山の人に
観劇して欲しい
作品っです

初めて人間を殺害したロボット
ブラウ1589ロボットが
身体に
突き刺さった槍を引っこ抜いてもらい
自由の身となります
その時
アトムから
ある頼みごとを受けます
プルートウとの一騎打ち?
地球崩壊を回避するため
アトムは
自らの死を
覚悟していたのかもしれません
実際のところ
プルートウによって
地球が救われたます

一方
地球が崩壊した後
新しくロボットの時代が始まると宣言
と宣言した
トラキア合衆国大統領
アレクサンダーのブレーンにして
ぬいぐるみ型の端末を通じて会話する
Dr. ルーズベルトは
アトムが
引き抜いた槍により
破壊されます
人類を救ったのは…

まさに
全人類に叩きつけられる
愛と憎しみの黙示録!!



専門的なことは
全然わかりませんけど
コンピューターが
様々な情報を
無限に吸収し理解し
さらに
自ら学習していく
その先にあるものは
行きつく先には
一体
何があるんでしょう

部屋の掃除をしてくれる
ルンバとか
バーテンダーのように
カクテルを作るロボットとか
最近では
ソニーの犬型ロボット「アイボ」が復活
人工知能が搭載されているとか?
どんどん
ドンドン人間の生活を浸食
もとい
人が生活するに
不可欠なモノに
なってきています
その知能が
人間にとって
最高のパートナーとして
共存し続けるのか
はたまた
凌駕してしまうのか
こればかりは
わかりません

わかりませんが
共存?
穏やかな世であって欲しいと
願うばかりです

今回
初舞台だった
土屋太鳳さん
良かったですよ
アトムの妹ウランと
ゲジヒトの妻ヘレナを
演じています
純真無垢なウランと
大人の女性ロボットヘレナ
いい感じに
演じ分けていたと思うし
台詞も聞き取りにくい
なんてことはなく
滑舌も
全然悪くない!
流石
現役日本女子体育大学体育学部
運動科学科舞踊学専攻
ダンスシーン
周囲の
ダンサーさんにも
引けを取ること
なかったように感じました

何故か世間の
土屋太鳳に対する
批評が厳しい

来月8日から始まる
イギリス・ロンドン公演
オランダ・レーワルデン公演
ベルギー・アントワープ公演
大阪公演
約1ヶ月公演
頑張ってきて欲しい!

          画像はシネマトゥディより引用しています

劇団☆新感線 髑髏城の七人 ~Season月/上弦の月~ 11

2017-12-20 | 舞台/役者
~上弦の月~
捨之介(すてのすけ):福士蒼汰
天魔王(てんまおう):早乙女太一
無界屋蘭兵衛(むかいやらんべえ):三浦翔平
兵庫(ひょうご):須賀健太
霧丸(きりまる):平間壮一
極楽太夫(ごくらくたゆう):高田聖子
狸穴二郎衛門(まみあなじろうえもん):渡辺いっけい 

花鳥風月
遂にきました‘月’
この後
‘極’が控えていますが
その内容は
大きく変わりますし
やはり
髑髏城の七人の
大トリとしての
位置付けが‘月’でしょう
そこへ
初舞台の役者を
突っ込んでくるあたり
チャレンジャーです
いのうえひでのり
中島かずき
受けた方も
相当
勇気言ったと思います

しかも
Wキャスト



冒頭
本能寺の変の後
安土城天守閣が炎上
織田信長を
‘天’と仰ぎ
崇拝していた小姓が
自ら
信長を意思を継ぐ者と
宣言する場面から始まりました
早乙女天魔王登場で
一気に
テンションあがります

6年後(8年後?)
天魔王と名乗り
関東の地に
髑髏城を築城
イギリスと手を結び
大阪城を攻め落とすと画策

そんな中
市井に身く
‘地’の者して
織田信長に
使えた男
捨之助と名乗る男が登場
天魔王の野望を
阻止せんと
関東の地へ…

と言う
おおまなかな
ストーリー
展開は同じです



天人地の
キャラクター設定は
劇団☆新感線 髑髏城の七人~Season鳥~
と同じ
織田信長が
自由に生きて欲しいと
願ったのは
無界屋蘭兵衛(森蘭丸)
心から信頼し
後の事を託したのは
‘地のひと’捨之介

小姓として
森蘭丸と共に
常にいたのに
最期まで
傍らにいたのは
自分なのに
報われない!
我こそが
‘天’の人の意思を
継ぐべき存在と
南蛮渡来の鎧を身に纏う姿は
虚勢を張っているだけで
孤独な奴でした

捨之助との
戦いで
鎧が徐々
剥ぎ取られていくごとに
弱々しくなっていく
天魔王
両膝を抱えて
小さくなるなんて…
天魔王の
内面を
掘り下げた
新たな演出⁉
早乙女太一さんは
流石だねぇ~
機会があれば
早乙女捨之助も
見てみたい!

三浦翔平さん
予想以上に
素早い身のこなし!
人を切りまくシーンで
気持ちいい
と叫ぶんですけど
映画「あずみ」で
オダギリジョーさん演ずる
最上美女丸が
やはり
「気持ちいい~」
と叫ぶんです
参考にした?
ってくらい似てた

これぞ蘭兵衛の見本
と言ってもいい
人物がまじかにいて
プレッシャー
相当あったと思います
太刀まわり?
立ち回り?
相当
努力されたと思います
その成果
出てたと思います




福士蒼太さん
いまだ
雪駄に慣れず?
子供が
ビーチサンダルペタペタ音立てて
歩いてるみたいで
可愛かった
殺陣は
やっぱり止めが
不十分!
刀がどうしても
流れてしまい
全体的に
メリハリのない
切れのない
動きになってしまってます
基本的に
番傘を
刀代わりにしてるんですが
番傘振りまわす度
遠心力で
身体も振り回されちゃう
腰の位置高いし
って
これは三浦さんもですけど
重心のかけ方が中途半端だから
型が決まらない
力強いさが出ない!
つつきどころ満載でした

とは言え
咽喉つぶしてないし
台詞噛まないし
爽やか捨之助
良いんでない?
これからに
期待したいと思いました
って
素人が
何ほざいてんだか…


今年は
これが最後の
舞台観劇でございます

来シーズンは
Bunkamuraシアターコクーン
PLOUT(プルートウ)観劇

新国立劇場 中劇場
近松心中物語

髑髏城の七人~下弦の月~

髑髏城の七人~上弦の月~(2度目)
どれくらい
上達しているか
比べるかなぁ~
偉そうなσ(^_^;)

修羅天魔~Season極~

と観劇が続きます
楽しみでございます!

       画像及び動画は『髑髏城の七人 Season月』公式サイト他より引用しています

劇団☆新感線 修羅天魔 ~髑髏城の七人 Season極~ キャスティング発表

2017-11-17 | 舞台/役者
もうひとつの「髑髏城の七人」が誕生
奇しき縁に結ばれた
男と女の愛憎劇!!

遂に
ベールを抜いだ
Season極

何と!
捨之介も
無界屋蘭兵衛も登場しない!?

ヒロイン
極楽太夫が
満を持して主役!
修羅天魔

ここにきて
或る意味新作
予想外の展開
ブチかましてきましたかぁ~




~ Story ~
関東荒野に現れた一人の美女
渡り遊女の極楽太夫
だが彼女こそ
かつて
織田信長に最も信用され愛された
凄腕の狙撃手だった
折しも関東では
髑髏の仮面で素顔を隠した
第六天魔王率いる関東髑髏党を名乗る軍団が
難航不落の髑髏城を築城
豊臣秀吉の天下統一を阻まんと
関東に覇を唱えその勢力を広げていた

その髑髏党に追われる熊木衆少女
沙霧を行きがかりで助けた極楽は
関八州荒武者隊の頭目である
兵庫の口利きで無界の里に身を寄せる
街道を旅する様々な諸事情を抱えた
人々が出入りする色里・無界では
一番人気の若衆太夫・夢三郎が
この里を盛り立てていた
そこで
極楽を待つ狸穴二郎衛門と名乗る牢人
彼こそ
極楽に天魔王暗殺を依頼する
徳川家康
信長を通じて
極楽とも親しい仲だったのだ

秀吉は
天魔王討伐のため
20万余の大軍を率い進軍
関東で大戦が起きる前に
天魔王を倒そうという策に乗る極楽
だが
彼女に狙われていることを知った天魔王は
自ら極楽の前に現れ
その仮面を取る

その顔は

織田信長と瓜二つだった

貴様こそ信長公の仇

極楽が銃口を向けた時
天魔王は
意外な真実を告げた



極楽太夫を演ずるは
劇団☆新感線常連の
天海祐希

迎え撃つ天魔王は
当然
古田新太

狸穴二郎衛門/徳川家康    梶原善
沙霧                 清水くるみ
若衆太夫・夢三郎         竜星涼?
兵庫?                福士誠治
雁鉄斎?              三宅弘城
 ?                  山本亨

天海祐希さんの
キャスティングは
なんとな~く
予想してました
となると
女優陣が男役
男優陣が女女役を演じる
なんて展開も
あるかな?
と…


福士さんは
ドラマや映画
舞台でも
殺陣は経験すみ!
実力のある
俳優さんですし
舞台拝見するの
楽しみです
基本的に
‘超’真面目なイメージなので
まずは
劇団☆新感線の気風?
に慣れて頂ければ…
方や
竜星涼さんは
本格的な
アクションあり~の
アドリブあり~の
劇団☆新感線に参戦
しかも
集大成的な作品
‘極’に出演とは…
研音は
福士蒼汰に続き
竜星涼を
ブッこんできました
やるなぁ~
研音
所属タレントの事
考えてくれてます!



他の面子が
舞台慣れしている
しかも
癖のあるキャラ
大丈夫か~
いじられるだろうな~
頑張れぇ~~

ちょいと
期待していた
土屋太鳳の沙霧
生田斗真の参戦は
ございませんでした
残念
しかし
捨之介も
無界屋蘭兵衛も
登場しないとはね~
しかも
公演期間
ながっ!

      画像及びStoryはTBSテレビ『天魔〜髑髏城の七人 Season極』より引用しています