時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

千里眼 美由紀の正体

2008-02-24 | 読書


新・千里眼シリーズの7作目と8作目になるのかな?
今回はタイトルの如く
主人公岬美由紀の記憶
友里佐知子によって
故意に封印されたいた過去の真実が
明らかにされます
そして
その過去が
実は
24年の歳月を経ても尚
継続していたという事実

その事実を前に
美由紀が取った行動とは…

美由紀の母親は
友里佐知子なのか

美由紀のこめかみに
残されていた手術痕とは

これまで
謎とされたいた
美由紀に関する様々な事柄が
ついに解き明かされるのです

壮絶な過去です
すべての事実を知ってなお
下巻の最後の章「二か月後」に登場する岬美由紀

も~最高です



今回も
メフィスト・コンサルティング・グループ
クローネンバーグ・エンタープライズ特別顧問
グレート・ダビデ(ってなが…)が登場します

「すべての過去があって、いまの自分がある。
それを受け入れろ。そして未来を手に入れることだ。」

と美由紀に語りかけるコヤツは…
宿敵
宿命のライバル
ある意味同士

一体全体
何なんでしょう
まったく…

美由紀が
自分の過去と対峙し
その過去を乗り越えて終わりました
取り合えず
作品の区切りが付いたように思うのであります

と言うことはですね~
次回作からは
新しい局面を迎えるのです(絶対!)
そうです
恐らくメフィスト・コンサルティング・グループとの戦いが…
再び読めるのです(希望)

待ち遠しい