時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

クライマーズ・ハイ

2008-08-27 | 映画


「ジャンボが消えた?」
1985年8月12日
日航機墜落事故発生

乗客乗員524名
うち生存者4名
死亡者数520名…

未曾有の悲劇を前に
全権デスクを命じられた悠木と
地元新聞記者たちの
壮絶なる1週間が幕を開ける

                  東映「クライマーズ・ハイ」イントロダクションより抜粋



1985年8月12日
北関東新聞社の遊軍記者で
販売部の人間が多く所属する
「登ろう会」メンバーの悠木和雅(堤真一 )は
同じく登ろう会の安西耿一郎(高嶋政宏)と一緒に
県内最大の難関である谷川岳の衝立岩に登山へ向かう予定だった



帰宅しようとしたその時
社会部記者の佐山達哉(堺雅人)から
「ジャンボが消えた」と連絡が入る
翌朝
悠木和雅は粕谷編集局長から日航全権デスクを命ぜられる
同新聞社にとって
「大久保・連赤」以来の大事件を抱えることになる

                   フリー百科事典『ウィキペディア』より抜粋



横山秀夫氏著者が
上毛新聞記者時代に遭遇した
日本航空123便墜落事故をもとに
事故時の群馬県の
架空の地元新聞社を舞台にした
小説の映画化



事故の何を取材し
何を伝えるべきなのか
情報が錯綜し
社内も現場も混乱する中
紙面作りの重責がのしかかる



極限状態に追い詰められた北関編集局では
ゆがんだ人間関係も露呈されていく
悠木和雅は
上司との対立
同僚の嫉妬
部下の信頼喪失…
事故発生の日に倒れた
販売局の親友・安西耿一郎の容態や
離れて暮らす妻子の問題も頭から離れない



堤真一扮する悠木和雅と
遠藤憲一扮する等々力庸平の
男の報道記者としての理想と現実とのギャップだけでなく
男の意地・妬み・嫉妬など
醜い感情が衝突する場面は
迫力があった



悲惨な現状を目の当たりにし
精神が崩壊した記者は
現状を見た自分達こそが
真の記事を
真実を伝えることが出来ると豪語する

しかし
リアルに
総てを伝えることが
本当に正しいのか…



中央紙と地方紙との対立もさることながら
北関編集局のフロア内で
繰り広げられる
策略・工作と言った攻防も
緊迫感があった

人間のドロドロとした
エゴが凝縮され
溢れていく



なんだけど…



最期の落ちは…



なに??



悠木和雅と
その息子の間に
長年確執があったことは
想像つくけど
それと
時折出てくる
安西耿一郎の息子(小澤征悦)の
シーンは
どう言った意図があるのか…



原作を読めば
そのあたり
理解できるのだろうか



山崎努扮する社長白河頼三の
悠木和雅に対する
異様なまでの執着とか…



東映「クライマーズ・ハイ」
http://www.toei.co.jp/movie/details/1174249_951.html

読むといいよ

堤真一頑張りました



映画「クライマーズ・ハイ」公式サイト
http://climbershigh.gyao.jp/