その頃
その国には2つの王朝があった
北の王国・通称‘幕府’は
若く愚かなギセン将軍を王に据えていたが
実質的に牛耳っているのはモロナオ執権
王宮の警備には侍所のキョウゴク官僚と
その部下で若くして守護頭を務める息子ラギがあたっていた
先代の王の十三回忌の日
王宮に忍び込んだ敵国の刺客を仕留めたのは
闇の任務を司る
暗殺集団・狼蘭部隊(ローラン族)の中でも腕が立つ毒使いシレン
キョウゴクに呼び戻され
北の王国に戻ってきたシレンは
20年前
敵国・南の王国でかつての独裁者・ゴダイ大師を
自然死と見せかけて暗殺
その武勇伝が伝説となっていた
しかし
ゴダイが生きていたという事実に
再びシレンはラギと南の王国へと向かう
呼び戻されたシレンの任務は
20年ぶりに仮死状態から目覚めた
南の国王の暗殺だったのだ
かつての暗殺から20年の月日が流れ
一時は衰退していた南の王国は
ゴダイが目覚めたことにより
勢いを盛り返していた
シレンと
その従者として潜入したラギ
シレンは
かつて国王の愛妾として
南の宮廷にいた頃を知るゴダイの正妻モンレイと
幹部シンデンに迎え入れられる
そこで2人が目にしたのは
20年前の独裁者の面影は一切ない
赤子のようになってしまったゴダイだった
その頃北の王国では
キョウゴクと娘のミサギが
モロナオによって
謀反の罪をでっち上げられ
窮地に立たされていた
そこへ
南の王国一の武闘派ダイナンが現れ
窮地を救われる
キョウゴクは
ダイナンからゴダイとモロナオを倒し
北と南を1つにしようという提案を受ける
一方
暗殺行の中
シレンとラギは次第に惹かれあう
しかし
この恋が
2つの王国の運命を大きく動かすことになる…
これまでの劇団☆新感線とは違う!
これまでの演出とは違う!
これまでの舞台美術や装置とも何か違う!
派手な殺陣や演出が抑えられ
定番のコミカルな要素を入れつつも
ドロドロとした愛憎劇が展開!
かなりヘビーな世界観
演出家いのうえひでのり氏と
脚本家中島かずき氏が描いた
挑戦状の如く打ち出した「シレンとラギ」を
演技力と
一癖も二癖もある役者陣が
真っ向から受けて止めております
その相乗効果と言ったら…
蜷川幸雄の秘蔵っ子
藤原達也さんが
遂に劇団☆新感線に参加!
1幕は
蜷川ワールド特有の台詞回しが出て
違和感を感じましたが
流石に上手い!
2幕
新教祖・ロクダイとなってからの
演技はお見事でした
時にハムレットの苦悩を
時にひた向きにジュリエットを愛したロミオの如く
心の機微を表現されておられました
高橋克実さんが
劇団☆新感線と
これまた異色のコラボレーション
克己さんの舞台は
離風霊船時代から拝見させて頂いておりますが
あんな克己さん見たことない!
カッコいい~
古田新太さんと対峙しても
全然負けてない!
永作博美さんが
かつて劇団☆新感線に所属していたとは
存じませんでした
ロウラン族の毒使いシレン
毒使いゆえに
人を愛せば殺してしまう業を背負ながら
愛した男が…
気付いたときには
時既に遅し
禁断の扉を開けていたシレンの苦悩は
余りにも過酷でありました
そのシレンをまぁ~永作さんが
美しくも強く演じておられました
たとえ穢れた血だろうと
人のためになるのなら
せいぜい流してやろうじゃないさ!
行くよラギ!
今の(言葉)は母親として?
それとも女として?
人としてさ!
きゃ~
虫好きでおつむの弱い北の王様・ギゼン
第1幕と第2幕の切り替えには驚きました
テレビドラマでしか存じませんでした
三宅弘城さん上手いです
もう一回見た~い!
中島さん!
滝沢秀明を使ってぇ~
その国には2つの王朝があった
北の王国・通称‘幕府’は
若く愚かなギセン将軍を王に据えていたが
実質的に牛耳っているのはモロナオ執権
王宮の警備には侍所のキョウゴク官僚と
その部下で若くして守護頭を務める息子ラギがあたっていた
先代の王の十三回忌の日
王宮に忍び込んだ敵国の刺客を仕留めたのは
闇の任務を司る
暗殺集団・狼蘭部隊(ローラン族)の中でも腕が立つ毒使いシレン
キョウゴクに呼び戻され
北の王国に戻ってきたシレンは
20年前
敵国・南の王国でかつての独裁者・ゴダイ大師を
自然死と見せかけて暗殺
その武勇伝が伝説となっていた
しかし
ゴダイが生きていたという事実に
再びシレンはラギと南の王国へと向かう
呼び戻されたシレンの任務は
20年ぶりに仮死状態から目覚めた
南の国王の暗殺だったのだ
かつての暗殺から20年の月日が流れ
一時は衰退していた南の王国は
ゴダイが目覚めたことにより
勢いを盛り返していた
シレンと
その従者として潜入したラギ
シレンは
かつて国王の愛妾として
南の宮廷にいた頃を知るゴダイの正妻モンレイと
幹部シンデンに迎え入れられる
そこで2人が目にしたのは
20年前の独裁者の面影は一切ない
赤子のようになってしまったゴダイだった
その頃北の王国では
キョウゴクと娘のミサギが
モロナオによって
謀反の罪をでっち上げられ
窮地に立たされていた
そこへ
南の王国一の武闘派ダイナンが現れ
窮地を救われる
キョウゴクは
ダイナンからゴダイとモロナオを倒し
北と南を1つにしようという提案を受ける
一方
暗殺行の中
シレンとラギは次第に惹かれあう
しかし
この恋が
2つの王国の運命を大きく動かすことになる…
これまでの劇団☆新感線とは違う!
これまでの演出とは違う!
これまでの舞台美術や装置とも何か違う!
派手な殺陣や演出が抑えられ
定番のコミカルな要素を入れつつも
ドロドロとした愛憎劇が展開!
かなりヘビーな世界観
演出家いのうえひでのり氏と
脚本家中島かずき氏が描いた
挑戦状の如く打ち出した「シレンとラギ」を
演技力と
一癖も二癖もある役者陣が
真っ向から受けて止めております
その相乗効果と言ったら…
蜷川幸雄の秘蔵っ子
藤原達也さんが
遂に劇団☆新感線に参加!
1幕は
蜷川ワールド特有の台詞回しが出て
違和感を感じましたが
流石に上手い!
2幕
新教祖・ロクダイとなってからの
演技はお見事でした
時にハムレットの苦悩を
時にひた向きにジュリエットを愛したロミオの如く
心の機微を表現されておられました
高橋克実さんが
劇団☆新感線と
これまた異色のコラボレーション
克己さんの舞台は
離風霊船時代から拝見させて頂いておりますが
あんな克己さん見たことない!
カッコいい~
古田新太さんと対峙しても
全然負けてない!
永作博美さんが
かつて劇団☆新感線に所属していたとは
存じませんでした
ロウラン族の毒使いシレン
毒使いゆえに
人を愛せば殺してしまう業を背負ながら
愛した男が…
気付いたときには
時既に遅し
禁断の扉を開けていたシレンの苦悩は
余りにも過酷でありました
そのシレンをまぁ~永作さんが
美しくも強く演じておられました
たとえ穢れた血だろうと
人のためになるのなら
せいぜい流してやろうじゃないさ!
行くよラギ!
今の(言葉)は母親として?
それとも女として?
人としてさ!
きゃ~
虫好きでおつむの弱い北の王様・ギゼン
第1幕と第2幕の切り替えには驚きました
テレビドラマでしか存じませんでした
三宅弘城さん上手いです
もう一回見た~い!
中島さん!
滝沢秀明を使ってぇ~