時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

ロマンス

2007-08-28 | 舞台/役者


兄アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフに
全人生を捧げた妹マリア・パーヴロヴナ・チェーホワ
兄は医者

医師とは言え
ほとんど診療行為を行なっていない
医学を実践するかわりに
兄は数百を数える小説を書いた

看護助手として
薬剤師として
家政婦も
マネージャー役も兼ねていた
ときには兄を甘やかす母親にもなった妹マリア・・・

コンスタンチン・スタニスラフスキーによって
上演された「かもめ」を皮切りに
兄チェーホフの作品は
ヨーロッパの演劇界全体を席巻し
ロシアにおいてその芸術的高みに達する

そして
兄チェーホフは
ドイツ系女優オリガ・クニッペルと結婚する
兄のため
人生をささげた
妹マリアの取った行動は・・・

配役

マリア:松たか子
オリガ:大竹しのぶ
若き日のチェーホフ:井上芳雄
その次の年代のチェーホフ:生瀬勝久
その次の次の年代チェーホフ:段田安則
晩年のチェーホフ:木場勝己

スタニスラフスキー:井上芳雄
トルストイ:生瀬勝久
チェーホフの主治医:段田安則


世田谷パブリックシアターで
「ロマンス」観劇してまいりました
なんとま~豪華な
実力派が一同に集まった舞台ですこと
間の取り方といい
台詞の掛け合いといい
も~
感激

相変わらず松たか子さんの歌声は透き通ってて美しい
井上芳雄ちゃんのスイートボイスも健在
木場勝己さんの染み渡る声
あ~最高

求婚されても拒み続け
兄のために生きてきたのに
当の兄は
オリガという女優と結婚
生涯を共に添い遂げると誓い合ってしまう

それでも
妹マリアは
兄を愛し
オリガと共に兄を助ける
兄の死後も
彼の遺言に従って
生きていく・・・

松たか子さんて
やっぱり凄い女優さんです



まつ座「ロマンス」サイト
http://www.komatsuza.co.jp/kouen_new/index.html

この記事についてブログを書く
« スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ | トップ | 放課後 »
最新の画像もっと見る

舞台/役者」カテゴリの最新記事