時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

鳥人計画

2007-09-11 | 読書



「鳥人」として名を馳せ
日本ジャンプ界を担うエース・楡井が毒殺された
捜査が難航する中
警察に届いた一通の手紙
それは
楡井のコーチ・峰岸が犯人であることを告げる「密告状」だった
警察に逮捕された峰岸は
留置場の中で推理する

計画は完璧だった
警察は完全に欺いたつもりだったのに・・・
俺を密告したのは誰なんだ?

警察の捜査と峰岸の推理が進むうちに
恐るべき「計画」の存在が浮かび上がる…


なぜ自分が
犯人なのかわかったのかを犯人自身がが推理する
というのも面白いもんですね
しっかし・・・
作家というものは
どんだけ~の専門知識が頭に入ってるんでしょう
そして
どんだけ~調査してんでしょう
理解できません


近年のスポーツは
根性と努力だけではなく
科学的データを総動員してます
それが
当たり前のような時代・・・
でも
その過程において
「鳥人計画」に描かれたような
ことも
あったんでしょうかね

一秒でも早く
一センチでも高くそして遠くへ
肉体の限界に挑む人間の姿
その裏には
光と影が交差する世界がある


杉江翔が最後にとった行動が切なかった

どんなに科学が発達しても
科学的データを取って
理想的な運動システムを極めても
結局は
人間の肉体があっての事
そこには
人間らしい
感情があることを望む次第です

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