韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

静けさを楽しめるコチャン邑城

2010-04-14 04:13:32 | 韓国あれこれ
 全羅北道の高敞(コチャン)郡にある朝鮮時代の城、高敞邑城(コチャン・ウップソン)は、韓国で最も元々の形をとどめている事で有名な史跡です。

 ここの城は、岩で造られた城壁が1.7kmも続き、頭の上に石版をのせで1周すると足の病気が治り、2周すると無病息災、3周すると極楽浄土するという話が伝わっています。城壁は5mから10mぐらいもあって、高いところが苦手な人は目がくらみ足がすくむようなところもあります。

 城の中は、楼閣などの建物以外にも鬱蒼とした森があり、映画のロケなどにも使われるそうです。外の世界とは隔離された雰囲気があり、のんびりとゆっくりするのに最適な場所です。僕が行ったときも、静けさを楽しむたちが何人もいました。

 この邑城のすぐ隣に、パンソリという韓国の伝統芸能をまとめたシン。ジェヒョの生家がパンソリ博物館といっしょに残っていて、邑城を楽しんだ後、ぜひ立ち寄ってみてください。このほかにも、禅雲寺、古代の墓石(ドルメン)、ラズベリー畑とラズベリー酒などが有名です。ソウルからちょっと遠いですが、都会に飽きた人、韓国の田舎が好きな人にはピッタリなところですね。ぜひ、行って見ませんか。


  堂々とした邑城の入口。


  外から入口付近を眺めると…。


  こんな感じで城壁がぐるり一周しています。


 シン・ジェヒョの生まれた家。すぐ隣にパンソリ博物館もあります。