韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

ますます人気の韓国料理!

2010-04-03 00:47:10 | 韓国料理の世界
 昨日も書きましたが、3月の中旬に日本の研究者の人たちと5日間ほど一緒に過ごしました。最終日を除いて、だいたい1回か2回はいっしょに食事をしましたが、みなさん韓国料理はおいしいといってくれて、ほっとしました。4大河川視察団の時もそうですが、日本から来る皆さんに韓国料理は口に合うようです。(もっとも、激辛は外しましたが…)

 今回の研究者の皆さんと何を食べたのか、報告しましょう。写真があれば良いのですが、いちおう通訳だったので料理の写真はまったく撮りませんでしたので、僕の説明で想像してください。

 まず、初日の夜がホテルの近くにある「テバクチッブ」という何でもありの食堂で、ヘムルタンとサンギョプサルという変な組み合わせで夕食を楽しみました。結構、この組み合わせ、好評でした。やはりサンギョプサルは見た目よりしつこくなく、サンチュなどの野菜で包んで食べるのも、いまや常識ですね。お店の人がキムチを焼いてくれて、これも美味。
 ヘムルタンも貝、エビ、イカなどの魚貝類が適当な辛さ、まあ日本人向けの辛さで出てきます。ダシが利いていて、おいしですね。最後、ご飯を炒めたのですが、みんなでお鍋にこびりついているおこげ部分をこすって食べて…。こんなところも韓国料理の楽しみです。

 次の日の朝食&昼ごはんも同じ食堂でペッパンを頼みます。これは、4大河川のときにも食べたメニュー。ご飯、おつゆ、目玉焼き、魚、キムチ、ナムル、オデンの炒めたもの、ソーセージの卵の付け焼き、ノリなどかなりのボリュームで5000ウォン。ご飯のお代わりもサービスなので、これはお得です。ソウルの中心でこれだけの定食、まずないですよ。 
 その日の夜はご招待のお供(通訳)で、フグを食べましたが、その食堂、日本人もかなりいました。日本のガイドブックに載っているそうです。

 次の日はテジョンに現地調査。お昼ごはんが、釜飯スタイルのビビンバ。ちょっと珍しいですね。まあ、アイデアのお店でしょうが、味のほうも洗練されていて、さっぱりタイプでした。その日の夜は、徳山温泉に泊まりましたが、底で食べたのがジャガイモが入っていないカムジャタン。もともと、豚の背骨にカムジャピョという部分があり、この部分を使った料理だったので、カムジャピョ・タンという意味でカムジャタンという名前になったそうです。材料費を抑えようとしてジャガイモ(カムジャ)を入れるようにない、いつの間にかジャガイモ入りがスタンダードになったとか。

 4日目の朝は、スケソウダラを真冬に干して作ったファンテを利用した、プゴック。昼は渡り鳥で有名な浅水湾で牡蠣ごはんと牡蠣のジョン。夜、ソウルに戻ってからはポッサムキムチと、本当に良く食べました。そのうえ、晩御飯のたびにマッコリを飲んで。
 でも、韓国料理はなぜ、日本人に人気があるのか、ちょっと考えて見ましょう(続く)

3月は忙しかったです

2010-04-02 00:59:35 | 環境保護&エコツアー(2011まで)
 久しぶりの書き込みです。

 3月中旬から2週間ほど、めちゃくちゃ忙しい日が続きました。
 まず、3月18日から5日間、日本の自然研の調査のお手伝い。去年、SATOYAMAイニシアチブの調査で通訳をしたのが契機で、また通訳をすることになりました。今回は、鳥インフルエンザの調査です。仕事をしながらなんですが、とても勉強になりました。環境保護、とくに湿地保護などと鳥インフルの感染防止をどのようにすり合わせるか、なかなか興味深いものがあります。

 そして、23日には日帰りで全羅南道のムアン干潟まで行って通訳です。これはWWFジャパンとパナソニックが黄海エコリュージョンプロジェクトという膨大な環境保護のプロジェクトを日本、韓国、中国の3カ国で行っているのですが、関連のシンポジウムがありました。ちかくのシナン郡には行ったことがあるのですが、ムアン干潟は初めて。立派なセンターもあり、これから注目のポイントです。

 最後に25日から29日まで「第5回日韓NGO湿地フォーラム」。朝から夜遅くまで通訳です。今回は通訳だけでなく「生物多様性と文化の多様性-水田と伝統文化」というタイトルで発表までしたので、準備が大変でした。上のスケジュールの合間をぬって、発表原稿の翻訳はしなくていはいけないし、韓国から10名近くが参加したので、飛行機のチケットの確認をしたり、忙しかったですね。

 4月になったので、少しヒマになるかなと思いましたが、そうでもないです。ムアン干潟の関連で、5月15日から1ヶ月ほど行う干潟の写真展の実務担当を行うことになりました。詳しいことは来週ぐらいにはお知らせできると思います。

 また、藤前干潟の「カニくん」からは日韓文化交流基金の援助が決まったという嬉しい知らせが来ました。これで7月に日本の子供たちが韓国を訪れ、10月には韓国の子供たちが日本を訪れることになります。これも手伝うことになりますので、どんどん忙しくなりそうです。
 
 このほかにも7月に「4大河川日韓市民調査団」の第2弾(ナクトンガン)を行うことになりましたし、10月の生物多様性CBD-COP10のとき、稲作関連の日韓の芸能をステージイベントでぜひ行おうと考えています。

 ということで、ブログの更新もマメにしなくてはいけないし、4大河川のブログもキチンと立ち上げないといけないし、やることがたくさんあります。だんだん環境問題専門の通訳&イベント仕掛け人みたいなところの仕事が増えています。これからももっと勉強して、日韓の環境問題の「プロ」になりますので、よろしく今年度もよろしくお願いします。