フロリダのマーカスさんの詩に感じるものがあったので、まったくの拙訳であるが、楽しみながら翻訳させて頂いた。基本的に七五調の散文詩にしようとした。
なるべく「和語」を使い、それなりの「韻」を踏みたかったが、漢字表現やその他の外来語表現は、もう既に「日本語」の中に吸収され、それなりの熟成をみている。
ほどんど下書きみたいな祖訳なので、見直し聞き直しを重ねればもっとマシなものになるとは思うが、現在のところの私の能力では、この程度のものである。
なお、マーカスさんからは快諾を得ているので、将来、出版する予定の本のどこかに何らかの形で掲載させていただく。下に原文も載せてあるので、「こうしたらああしたら」・・・というご意見があれば、ぜひ聞かせて頂けるとまことにありがたい。
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「この踊り」
たっぷり日にちがあったなら
あなたと共にこの踊り
習って一緒に踊りましょ
東の海の深みから
ゆっくりのぼる*脚灯(あしび)のように(*私の造語)
イカロスみたいに天駆け上り
イカロスみたいに地に落ちる
いく度もいく度も繰り返し
これは私の夢なれど
脚は土から埃(ほこり)たて
古くて粗(あら)き厚板の
冷たく裂かれてすり切れた
果てに残ったホンマもの
熱き想いや昔の言葉
あるいは単に粗雑なる
造りを隠す楢(なら)イチイ
フォーク・ランドの二の舞か!
あの善(よ)き人が鐘(かね)鳴らし
盗人(ぬすっと)たちは正体を
さらし出されて責められる
叡智(えいち)の炎は我々の[飾りで満ちた通り道]
顔を照らして過(あやま)たず
影の暗さをぬぐい去り
我らの傷あと隠すに足りて
慈悲を求めるあらゆる兆し
満てる灯(あか)りを残しつつ
これが我らの踊りです
ステップン、ツイストン、ターン
二人の共に必然(たまたま)の
出会いを祝う踊りです
互いにしっかり知っている
決して去らない光の元を
ロウが燃え立つ中心で
よじれねじれるロウ芯の
さらにそれなる踊りのように・・・。
マーカス・ブラウン
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“This Dance"
If there were days enough...
I would learn this Dance,
to dance with you.
The floodlight from the east...
slowing rises from the depths of the ocean.
like Icarus - we ascend to the heavens,
like Icarus - only to fall to the earth again...
and again.
This is my dream...
our feet shifting the dust,
ancient and coarse,
cold and splintered planks, worn and true...
do they selfishly hide the passion and words from years past?
Or simply crude constructs of oak...and yew.
Another stage to attend Sir Will!
where genius rings true...
and the plagiarist is found and scorned.
Gnostic flames (our path embellished)
illuminate our face,
certain to displace the darkest of shadows...
while leaving enough to hide our scars,
and portend any claim to grace.
This is the Dance,
when steps and twists and turns,
left us both to chance,
and we knew the Light never to leave...
while the wax and wick....contorts, spits and burns.
Much like this Dance....
Marcus Brown