庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

別府

2011-03-31 19:39:00 | 海と風
快晴。暖かく安定した西風が6~8。19㎡と12㎡。潮加減もちょうど良く、風潮のわりには穏やかな海面を存分に味わう。12㎡でカイトループを試みるが、フロントはともかくバックはまだタイミングが良く分からない。ただ、無難な着水方法はどうやら身に付いたようなので、これからちょくちょく練習してみようと思う。 

しかし、この半年ほどかなりマジメにトレーニングしたおかげで、体重が75kgまで落ち、ジャンプで脚を振り上げたり板を180度ひねるなど・・・身体にかなり負担がかかる動作をしても、腹筋まわりが痛くなることもなくなった。ありがたいことだ。

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別府

2011-03-30 19:38:00 | 海と風
南西、トップで10程度。12㎡。このエリアは潮の具合でいまひとつはっきりしない部分があるのだが、昨日・今日と少し注意深く走ってみて、少し分かってきたような気がする。海域によって変化に富んだ、なかなか面白いエリアだと思う。 

トラックログをグーグルアースで海側1000mちょっとの高度から眺めてみた。

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別府

2011-03-29 16:34:00 | 海と風
南西5~6。19㎡。今日の怪島水道までの道のりは遠かった。じっくりと潮流を観察しながら一体何レグこなしたろうか・・・久しぶりに50km越えの走りとなった。
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塩屋

2011-03-26 09:56:00 | 海と風
西風ドン吹きの一日。今治の用事を済ませて東から西に海を眺めながら、やはり最終的には塩屋に行き着いた。 

10㎡のライン調整を終えたのが5時ごろ。結果的に全てのラインが3m近く短くなったので、デパワーの具合やカイトの安定性など気になる点が幾つかあった。

ほとんど日が沈む6時ごろまで、狭いラグーンフラットでいろいろ試してみたが、予想通りカイトの機動性は幾分上がったような気がするのみで、他はほとんど分からない。
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カイトの魅力(軽便性)

2011-03-24 10:08:00 | 海と風
大自然が生み出す力を使って行う活動は、本来並(な)べて限りない広さと奥深さを持っているものだ。そして、そのフィールド(場)の本質が広大深遠(こうだいじんのん)であるがゆえに、およそ有限の括《くく》りに収まりながら真の自由を希求(ききゅう)する人間は、自ら自然に習って創り出した道具を使って、その融通無碍(ゆうずうむげ)の世界の一分に触れる。他の多くのナチュラル・スメ[ツと同様、カイト(カイトサーフィン)の魅力を、少し哲学的に表現するとこんな風になるのかもしれない。 

ともあれ、カイトの楽しさは私の当初の予想を大きく越えているようなので、いつもの如く適当な思いつきに任せながら、その広大無辺とも言える魅力について様々な角度から考えてみようと思う。

まずは、「軽便性」・・・軽くて便利なこと。横文字(といっても今の日本語の多くは横に書かれるが^^;)にすると「メ[タビリティ」とでもいうか・・・ともかく、その機材がコンパクトで持ち運びしやすいことが、カイトサーフィンの長所的特徴の一つであることは間違いないだろう。 

それはちょうどスカイスメ[ツのパラグライダーに似て、私はよくカイト(サーフィン)とウィンド(サーフィン)をパラ(グライダー)とハング(グライダー)に相関させることが多いのだが、動力源となるカイトやハーネスなどの装備品を合わせても10kg余り。これらは全てリュックサック風のバッグにコンパクトに収めることができる。1mあまりのボード(板)はバッグに固定すれば両手も自由になり、まさにハイキングやトレッキング感覚で歩き回ることもできる。

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別府に寄ったら

2011-03-22 21:12:00 | 海と風

今治からの帰りに別府に寄ったら程よい南西風が入っていた。6m前後で安定している。潮加減もよろしく、順潮にもかかわらず実に滑らかな海面で一人静かな走りを2時間ほど楽しんだ。IMGP0101s1024pix100kb.jpg

途中で怪しい風の揺れを感じたので急いで浜に戻った。南寄り10mほどの突風の後、風はきれいに90度北西に触れてやはり6mほどで安定した。このエリアでこの風は珍しい。

せっかくだからと、別府湾(と勝手に呼ぶ^^;)の中ほどにある小島まで少し足を伸ばした。まだよく分からないこの辺りの潮の様子を見ておきたいということもあった。ここまで来ると対岸まですぐそこだ。ちょっと行ってみようかという思いも頭を横切ったが、クロスカントリーにはまだ季節が早すぎる。夏の楽しみに取っておくことにした。110322b.JPG

海のカイトを始めて何年かが過ぎ、この世界の驚くべき^^;可能性が徐々に分かってきた。そのうち「カイトの魅力」とでも題して、その原理や付き合い方、楽しみ方の多様性についていろいろ書いてみたいと思い始めている。





春分の日

2011-03-21 09:34:00 | 海と風
春一番を待っているうちに春分の日が来た。庭の樹では雨宿り中のハトが静かに鳴いている。春の到来を告げる南寄りの強風はそもそも立春から春分までの間のものらしいから、今年の松山に春一番はなかったということか・・・過去の記録を見てみると、去年は2月25日だが、観測されない年もけっこうある。 

昨日から春の雨空。今朝も空は暗いが、前線が下がって北寄り風が徐々に上がってきている。すでに冬の寒気ではない。雨が落ち着いたら堀江の海に出かけることにしよう。もう手袋は必要ないだろう。
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春一番

2011-03-18 20:42:00 | 海と風
昼前にAマリーナの気象データを見てみると、なんと10mの北風が入っている。今日は休みにするつもりだったが、これでは出かけないわけにはいかない。こないだ初めて成功したカイトループの練習を繰り返して、もう少し安定したものにしたいのだ。たいがいはナマケモノの私も、ほんとに好きなことには自分でもあきれるほどの努力家になるらしい^^;; 

しかし、今日の気象で10mの風が続くはずもなく、12㎡のセットアップを終えて海に出た頃には、19㎡でもしんどいほど・・・・まあ、天気が良くて風が弱ければそれだけ暖かいということだ。F君と防波堤スレスレを数往復して本日終了。 

未だ足踏みしている春一番を心待ちにしているのだが、今夜の天気図を眺めてみると、どうやら今週末辺りそれらしい風が吹きそうな気がする。明日は少し早めの塩屋になるだろう。
 
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初春の雪

2011-03-17 22:27:00 | 海と風
“Sunshine is delicious, rain is refreshing, wind braces us up, snow is exhilarating; there is really no such thing as bad weather, only different kinds of good weather. ” IMGP0094s1024pix100kb.jpg

 
「日光は香(かぐ)わしく、雨は清新、風は元気の元、雪は爽快・・・悪い天気などというものはない、ただ異なった種類の良い天気があるだけだ」

 
・・・とはJ・ラスキンの洞察だが、3月も下旬を迎えようとしているのに今朝の松山は雪が降った。昼過ぎからの塩屋にも、北西から近づく暗雲がパラパラと雪粒をまいた後、明るい日差しが戻り、昨日よりは幾分柔らかい北西の風に変わった。12㎡で充分走れる風。

19㎡と同様、12㎡も一応標準の位置にライン調整してみたが、この設定は私のスタイルには全く合わないことが分かった。FS(フライサーファー)のラムエア翼はサスペンションライン数本の長さを微調整することでカンバー形状を変え、カイト翼に自分好みの特性を持たせることができる。パラグライダーほどシビアな安全性を要求されないカイトの世界だからこそできる自由度の高さで、こういうメーカーの趣向を私は大いに歓迎する。

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忍耐

2011-03-16 23:52:00 | 海と風
昨日は暖かい南西順風。塩屋の安定した南西風は格別なものがある。F君と二人、久々に海の感触を存分に味わった。 

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今日は冷たい北西風。少し遅めの3時頃から。西に傾きつつあるお日様がちょうど進行方向にあり、海面反射が目に入って眩しい。アウトへのレグでは大きく波立つ海面がよく見えないほどだ。こういうことも珍しい。時々、目を細め、かじかむ指先を口に含みながら、ほとんど忍耐の走りを1時間ほど・・・東北地方の海の冷たさはこんなものではない。

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