庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

高縄山系右回り

2005-04-23 07:58:57 | 自転車
昨日の定例サイクリングは、行きを海岸道路で、帰りを山道で、高縄山系を右回りに一周する形になった。これは当初予定していたわけではなく、西風が思ったより強かった為だ。
トップブローは10mを超えていたろう。行きは労なく帰りは大変・・・また高縄山のブランケに助けてもらおうと考えた。上り坂に使うエネルギーと向かい風で使うエネルギーは、質は違うが量は同じだ。更に耳に付けたヘッドホンは風切り音を巧みに拾ってDVDの音声を消してしまうということもある。


あらゆる自然の造形が光を放つ季節になった。弁当を食べた海岸ではオフショア気味に入ってくるブローラインがキラめきながら水面を走る。


今治では、浅いが清んだ流れの中で少年たちの声が弾んでいた。


山道にはこんな人工の滝がある。この季節の山水は殊に清冽だ。


しかしまた、こんな可憐な野花のちょっと奥にはゴミが散乱していることもある。
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ロック岩崎の死

2005-04-21 19:58:08 | 大空
今朝、突然、岩崎さんが亡くなった。分野は異なるが、全く知らない人ではないので少し書いておかなければならない。産経新聞ニュースには、事故の状況として「目撃者らの話によると、岩崎さんの機体は高度約百五十メートルからきりもみで降下し、地上付近で失速したという。」とある。

ある意味で、アクロバット飛行は飛行技術の極限で行うものだから、その危険度は通常フライトの比でないことは言うまでもない。しかし、そんなことは彼にとって問題外だったろうし、安全マージンの取り方の基本や詳細については充分すぎるほど知悉していたことも明らかだ。およそ厳しいフライトほど、安全への対策は二重三重、これでもか!と呆れるほど念入りな注意と準備を重ねているものだ。

それでも事故は起こる。何故か?・・・・大空の世界にはやはり人智をはるかに超えた「何ものか」が厳として存在しているだろうことを、私は直感せざるを得ない。

事故原因はこれから精査されるだろうが、恐らく「何らかの原因で失速した。」という範囲を大きく超えることはないだろう。

ともかく、多くの人に夢を与えたロック岩崎の冥福を衷心より祈る。

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優しいタザディー

2005-04-19 20:00:03 | 大空
私が人生の多くを捧げた航空の未来は、航空機の完成よりも、世紀に渡って変化してきた生物環境を守ることに拠っているということ、そして、それは全ての科学技術の発展についても言えることであるということが分かった。
≠b.リンドバーグ 「優しいタザディー:序文」7 Apr 1974

タザディーとはフィリピン・ミンダナオ島の原住民のことで、リンドバーグは彼らの中に入り交流を続けた。1974年4月といえば、彼がハワイのマウイ島で静かに亡くなるわずか数ヶ月前のことだ。


リンドバーグの墓(aloha-hawaii.com)

I realized that the future of aviation, to which I had devoted so much of my life, depended less on the perfection of aircraft than on preserving the epoch-evolved environment of life, and that this was true of all technological progress.
The Gentle Tasaday (foreword, 7 Apr 1974)
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サイクリングブルース

2005-04-17 08:02:09 | 自転車
例年のことだが、全く忙しい年度替わりだ。随分久方ぶりの書き込みになる。自転車には相変わらず乗っている。定例の金曜日サイクリングはGIANTにトレーラーを付けて一泊キャンプに出かけてみた。やはり以前のノーブランドよりはかなり軽く走る。50kmの距離を平均15km/hだから私には充分な速さだ。



先日、私の影響で自転車にはまり始めた友人がBE-PALの3月号をくれた。表紙に「自転車でジンセイ、変わります。」というコピーが出ていて、BE-PALらしい記事内容になっている。今のところパソコンに縁のない友人だが、ここに忌野清四朗の新曲「サイクリングブルース」がインターネットで聞ける情報が載っているということで、彼が我が家に遊びに来た際にダウンロードして(MP3ファイルに変換して保存)一緒に聞いた。清四朗が見事に自転車にはまった理由や沖縄ツーリングの映像もあり実に面白かった。


目障りな立て看板に
「海は浜辺を汚しません 浜辺を汚すのは私たち人間です」
とある。この看板自体が浜辺を汚していないのか?
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