「勇気と智慧なき愛は感傷である、普通の教会の人々のように。
愛と智慧なき勇気は軽率である、普通の兵士のように。
愛と勇気を欠いた智慧は臆病である、普通の知識人のように。
したがって、100万人に一人の愛と勇気と智慧を持った人間が世界を動かすのだ、
キリストや釈尊やガンジーのように。」(1949年の感謝祭の日に)
<Aモン・ヘネシー(July 24, 1893 - January 14, 1970:アメリカ、オハイオ州生まれ。平和主義者、社会活動家、キリスト教的アナキスト、カトリック・ワーカー・ムーブメントのメンバー。第一次、第二次世界大戦に反対して納税を拒否し、投獄される。1951年8月には広島に原爆を落とし更に原爆を作り続ける国民の一人であったことへの懺悔のために6日間断食。)
LOVE without COURAGE and WISDOM is sentimentality,
as with the ordinary church member.
COURAGE without LOVE and WISDOM is foolhardiness,
as with the ordinary soldier.
WISDOM without LOVE and COURAGE is cowardice,
as with the ordinary intellectual.
Therefore one with LOVE, COURAGE, and WISDOM
is one in a million who moves the world,
as with JESUS, BUDDHA, and GANDHI.
原文の大文字表記をボールドにしてみた。"one in a million"は「滅多にいない」と訳す方が適当かもしれない。どんな人の中にもある勇気や智慧や愛をバランスよく備えるのは至難であることなども彼は知悉していただろう。 アモンは独居房で唯一読書を許されたバイブルで新しい人生を開くことになるのだが、次のような一言も印象深い。
「ああ、裁判長。あなた方の法律が、善人にとっては必要ないものであり悪人は従わないものであるなら、そのどこに良いことがありましょうや? 」
"Oh, judge, your damn laws: the good people don't need them
and the bad people don't follow them so what good are they?"