庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

すごいサイクリスト

2004-02-21 10:48:15 | 自転車
自転車を長時間漕いでいると人間の燃料が水と食物であることがよく分かる。喉が渇くのが一番辛いが、腹が減っても体は動かなくなり、従って自転車も動かなくなる。人間の体も内燃機関の一種なのだから当然のことだ。

しかし、平面移動である限り空気が無くなることはないから、基本的に燃料の心配だけしていれば良い。これに縦の移動、つまり空間移動が加わったら当然酸素の心配が出てくるだろうと思って、山岳サイクリング関係を調べていたら、とんでもなく凄いことをしている日本人がいることを知った。

サイクリストの中にはご存知の方も多いだろう、安東浩正さんという方で、チベット高原を初めとして冬季のシベリアを西から東まで14927km自転車で横断したりした方だ。2003年度の植村直己冒険賞を受賞されているが、現在もまた、10度を切ったら「寒い、さぶい~!」とストーブにかじりついている私などの想像を完全に超える極東シベリア(零下40度当たり前)に遠征している。

ともかく彼のHPを見て頂きたい。ここでも人間と自転車の可能性の広大さを確認できてかなり良い気持ちになる。
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東風強し

2004-02-17 10:47:57 | 自転車
昨日は雨になりそうだったので、いつもの日帰りサイクリングを一日前唐オて木曜日に出かけた。予想通り、松山は昨日午後から雨になり今日も降り続いている。

木曜は南方に近づく低気圧に吹き込む東風が7m前後。トップブローは10mを超えていただろう。遍路姿で荷台に一杯荷物を積んだおじさんお二人が、道端に座って休んでいるのに行き会った。向かい風が強くて大変なのだ。追い越しざまに「こんにちは!風・・強いですねー!」と大声で声をかけたらニコッと笑って挨拶を返してくれた。

海岸道路のカーブごとに幾つかある「鼻」の風上側でカモメがホバリングしていたので、写真に撮ってみた。デジタルズームを使ったが小さくて見えにくい。↓


カモメは内陸の鳥と違ってめったにサーマルを使うことは無いように見えるが、リッジソアリングは巧みだ。海岸リッジは大概道路に隣接しているため、車や人と干渉する危険が大きいからだろう、非常にシャープなS字旋回や8の字旋回をして見せてくれる。

カモメの最大翼長での滑空速度はおよそ時速35km/時。何度か並んで飛んだことがある。翼を畳んで翼面加重を変えると速度コントロールはかなりの範囲まで自在になる。リチャード・バックのカモメ(ジョナサン)は、滑空というより“ダイブ(垂直降下)”の練習を重ねて、この世界で340km/時、別の世界で440km/時、更に瞬間移動の極意までマスターしてしまう。しかも、空間だけではなく時間移動まで可能なのだからまさに“何でもあり”の世界だが、空間と時間は「同じものを別の角度から見ているに過ぎない」という理論からすると、充分筋が通ったお話かもしれないと思ったりもする。
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木の歩道橋

2004-02-12 10:47:42 | 自転車
昨日の瀬戸内は西風が冷たいが快晴、日差しの暖かさに春もそう遠くはないことを感じる。いつもの今治行き90km。行きは追い風5mで、帰りは時間が早かったのでまだ西風が残っていて若干苦労する。しかし、軽快バイクの走りはやはり軽く、途中何回かの歩きを含めて3時間ほどで帰宅した。

松山から15kmほど北上すると北条、波妻の鼻に至り、ルートが東向きに変わる。ここには、「珊瑚礁」という洒落たレストランや最近できた「道の駅」があって、この季節でも休日はそこそこ賑わう。国道196をまたぐ歩道橋は珍しく木でできている。↓



道程中ほどの海岸でいつものユリカモメと少し遊ぶ。今回は皆海に漂っていたが、昼飯の合図(握り飯の一部を空中に投げる)をすると、ギーギー鳴きながら急いで集まってきた。直ぐ近くで美しい飛行の姿を見せてくれるので有り難いし、観察していて飽きることがない。



一服セット:食後は一杯のコーヒーとパイプ煙草が欠かせない。持ち歩き用にコーンパイプを使い始めたら、全てこれで間に合うようになってしまった。


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ユリカモメ

2004-02-05 10:47:27 | 自然
昨日も軽快バイクで今治まで。快晴、穏やかな西よりの風。平均速度20km超。ゆっくり走るをモットーにしている私にはちょっと速すぎる。今回は途中で押して歩くということが一度も無かった。これは良いことか否か・・・。

私にとって、自転車に乗る楽しさの一つは、ゆっくり思索する時間が持てるということにもあるのだ。およそ速度が10km/時を超えると思考が大雑把になり、緻密なことを考えるのは難しくなる。20km/時を超えると頭の中は論理から感性へ移行する。30km/時を超えると、感性の世界は運動感覚に支配され、前方注視や即応体制を整えるのに一生懸命になる。

昼飯はユリカモメたちと一緒に食べた。この可愛らしいカモメの故郷はロシアでこの時期はるばる日本に来るらしい。100羽ほどの中に一回り大きいセグロカモメも何羽かいた。近所の人たちが餌付けしているのだろう、かなり近くに腰鰍ッても慌てて逃げるそぶりはなく、弁当のウィンナーの端をャCと投げてやると若干連慮がちに近寄って来る。

海岸で日向ぼっこのユリカモメ


ほんとに可愛い鳥だ 私も横に並んで昼飯を食べる


トレーラーのジョイントがスタンドに当たって具合が悪いのでセンタースタンドを使ってみることにする。安定は決して良くない。そう重いものでもないので、元のサイドスタンドもそのままにしておく。

これがモノを言ったのは砂浜での駐輪で、車重が゙軽いということあるのだろう、今まで無理だったスタンド自立がダブルで使うと可能になった^^。↓

いつもの休息所で ダブルスタンドがモノをいう

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使い分け

2004-02-04 10:47:04 | 自転車
自転車の楽しさにますます「はまり」つつある私がだが、マイバイクは1年ほど前に購入したもう一台、折りたたみ式の20インチがある。毎日夕方の犬の散歩や旅先で使う。リアサスが快適でバッグに入れて何処にでも持っていけるので非常に重宝している。

これで3台になったわけだ。ハンドル周りを新しいバイクに移し変え、これからリアキャリアやバッテリーやプレーヤーだ・・・という段になって、「ちょっと待てよ」と考えた。

この軽快性を、徐々に装備をつまり重量を加えることによって損なっていくのは、やはりもったいないのではないか。前のバイクも随分頑張ってくれたことだし、これはこれで重装備・過負荷バイクとしての使命を全うさせてやるべきではないか。ミニバイクにそれ特有の用途があったように、過負荷バイクと軽快バイクも用途に応じて使い分けすればよいのではないか。

そこで、市内の短距離走行やバッテリーなど重装備が必要な場合は過負荷バイクを。日帰り100km程度のサイクリングは軽快バイクを。キャンプツーリングでトレーラーを引く必要がある場合は、その時の気分で好きな方を選ぶ・・というようにすれば、軽・重の違いや変化をその都度味わえて面白いかもしれない・・・およそこのように考えた。
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山道を40km・道後温泉

2004-02-02 10:46:38 | 自転車
今日は昼から時間ができたので、山道を使って峠の近くまで40kmほど走ってみた。新しいバイクはほんとに呆れるくらい軽く、楽に走る。前回2時間半かかった道程が2時間足らず。いつもは押して歩く坂道も追い風に助けられて10km/時ほどでスイスイ上る。

どうしてこんなに極端に楽に感じるのか。単に車重が軽くなったというだけではなく、これまで過負荷バイクに乗り続けていた為に、たぶん私の脚が予想以上に強くなっているということもあるだろう。何ヶ月か付けていた筋力養成ギブスを外したようなものなのかもしれない。サドルは具合がよさそうなのでそのまま使ってみたが、40km走ると少しおしりに負担がくる。やはりスペシャライズトのデカサドルに替えよう。

それにしても、このバイクは(他の多くは知らないが^^;)全体の作りがほんとうに良く出来ていると思う。バランスの良さを感じるのだ。価格的には最初のパナソニックの半額だが、ハンドル以外はどこを取っても全く遜色がないように私には見える。今日は昨日に続いて、感動した!これがMTB入門タイプなのだから、もっと軽く出来ているバイクの走りは更に素晴らしいのだろう。GIANT愛好家が多い理由も分かる気がする。

何枚か写真を撮った。道後温泉周辺の案内も少し。


↓フロント・マッドガードを付けただけのROCK4500。ハンドルは黒色のスチールで背景が悪いのでよく見えない。



↓ハンドル周りを以前のパナソニックのアルミバーに付け替え、エンドバーや速度計、ライト、ベルを付けた。(画像2枚)↓



↓フロントフォークのライトと速度計のセンサー



↓前から見た



↓道後温泉街入り口の「足湯」(無料)。冬は多少ぬるいが、窮めて気持ちが良い。温泉本館は右に歩いて1分の所にある。



↓足湯の横にあるカラクリ時計。定時になるとマドンナなど、『ぼっちゃん』キャラクターが出てくる。



↓すぐ近くの登り坂にさしかかる辺りに日本庭園風の広い道後公園があり、その入り口に「俳人・正岡子規の記念館」がある。


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GIANT走ってみた

2004-02-01 10:46:14 | 自転車
今朝、松山は雪の薄化粧をしていた。この冬、初めての雪だ。寒い!


向かいの屋根にうっすらと雪


先ほどGIANTの新しいバイクが届いた。フレームもブレーキも現在のものよりはるかにしっかりしている。これなら、そう簡単にはガタが来ることはないだろう・・・と期待する。

これからハンドルやサドルやスタンドを付け替え、リアキャリアやフロントバッグを取り付けながら、徐々に私仕様に姿を変えていくことになる。

ところで、チェーンやスプロケ(ギア)は通常何km位走ったら変えるのだろう?もちろんメンテナンスの良し悪しにもよるだろうから決まった基準は無いのかもしれないが、何か目安があると、ロングツーリングの際などに余計な心配をしなくてすむ。

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とりあえずフロントのマッドガードだけ付けて走ってみた。ともかく、軽い!!!ペダルにかける力が即、車輪に伝わっている感じが良く分かる。自転車ってこんなに軽快に走るものだったのか・・・全く感動した。乗り心地も実にシックリくる。ファーストインプレッションは文句なしに五つ☆だ。

もっとも先のバイクは車体重量18kg。バッテーが8kgに前カゴや折りたたみイス、DVDプレーヤーも付けて全重量30kgほどはあるのだから当然かもしれない。しかし、初乗りの印象自体が大きく違ったものだった。

その前のパナソニックも決して重いバイクではなかったが、私の体や乗り方にこんなにピッタリはこなかった。最初の数週間は「なんか具合が悪いな・・」と思いながらサドルの位置や角度を変えたり、ハンドルを触ってみたりしながら徐々に馴染ませたものだ。

この3年間で自転車適応度が上がってきたのかもしれないが、ひょっとしたら、このバイクは私にとってはかなりの「大当たり」なのかもしれない。
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