今日も別府。安定した西風8m、ラム12㎡で若干アンダー。

S君は今回初めてインフレを使う。体中に力が入ってガチガチの姿勢ではあったが、かなりのアップも取れて、まあ危なげなく走っていた。
先週あたりから質の良い風が入り始めた。風の質というのは、多分に感覚的なもので、大気密度を決める三要素、気圧・温度・湿度だけでは表現できない種類の要素も含んでいる。
確かに、この季節はまだ気温も低く、何がしかの海の水分も吸収して陸上よりも湿度は高く、今日のように高気圧の圏内となると、空気の密度を上げる要素は満たされる。そして、その運動である風の力用も増加する。
しかし、海面を舐めるように、しかも若干の上昇成分を含んだ風の動きなどを感じ取るのは、全て感覚器官で、私の場合は、風の肌触りから始まって匂いにまで至ることが多い。それは長い空での風読みの習慣が体に染み込んでいるからだ。風は横にも縦にも吹く。