庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

インフレ・デビュー

2014-04-10 19:10:00 | 海と風
今日も別府。安定した西風8m、ラム12㎡で若干アンダー。

S君は今回初めてインフレを使う。体中に力が入ってガチガチの姿勢ではあったが、かなりのアップも取れて、まあ危なげなく走っていた。

先週あたりから質の良い風が入り始めた。風の質というのは、多分に感覚的なもので、大気密度を決める三要素、気圧・温度・湿度だけでは表現できない種類の要素も含んでいる。

確かに、この季節はまだ気温も低く、何がしかの海の水分も吸収して陸上よりも湿度は高く、今日のように高気圧の圏内となると、空気の密度を上げる要素は満たされる。そして、その運動である風の力用も増加する。

しかし、海面を舐めるように、しかも若干の上昇成分を含んだ風の動きなどを感じ取るのは、全て感覚器官で、私の場合は、風の肌触りから始まって匂いにまで至ることが多い。それは長い空での風読みの習慣が体に染み込んでいるからだ。風は横にも縦にも吹く。

スプリング・ブリーズ

2014-04-08 20:09:00 | 海と風
別府、西風8m前後で安定。ラム12㎡ジャスト。まさにスプリング・ブリーズ・・・春の爽風。

如何に楽にロングジャンプができるか・・・いろいろと試みる。

F君のハイドロ板の上り角の良さに改めて驚く。理論値の限界45度に限りなく近い。側面抵抗を利用して横流れしながら走るツインチップ板ではまず考えられない。

風の冷たき

2014-04-07 09:00:00 | 海と風
別府、西~西南西8~10m、ラム12㎡ジャスト、逆潮にて波は比較的まろやか。痘ァ伸身ジャンプの繰り返し。

山桜揺れ 風の冷たき 別府の海

wild cherry blossoms behind
still a bit chilly west wind
at the usual seashore of Befu 
 
 


年年歳歳

2014-04-03 11:42:00 | 自然
今年も堀之内の桜が満開である。城山の樹々は緑の濃淡が鮮やかだ。

事務書斎の最も目につく柱に鰍ッてある月めくりカレンダーの今月の言葉は『年年歳歳花相似たり、年年歳歳人同じからず』。誰が言ったか知らない。なかなか含蓄のある言葉だと思う。

ちょっと調べてみると、ソメイヨシノの寿命は60年ほどらしい。中には数百年に及ぶ種類の桜もあるそうだ。毎年この季節になると、確実に華やかで清々しい花を咲かせる。花相似たりには違いないが、どんな生物も成長変化しているのだから、厳密にはまったく同じ景色にはならない。

動物の一種である人間の変化は植物よりもはるかに明らかで、幼い子供たちは言うに及ばず、少年期、青年期、壮年期、老年期、どんな年代でも、進歩・成長という尊き変化を忘れない人々がいる。

それでは、人間の集団や社会はどうだろう。その歴史を垣間見れば、進歩も退歩も成長も停滞もあったことは明白だ。

それでは、現今の日本という国家社会はどうだろう・・・個人の変化と国家の変化はどういう関係性を持っているのだろう・・・などと想いの巡るまま、堀之内の県立図書館までの往復一時間の自転車花見でありました。