「仲の良いスズメ夫婦の巣作りは 熱き瓦の裏の楽園」・・・などという下手な歌を詠んだのが7月2日だった。屋根の東端に一つがいが巣作りを始めて何日かたっての頃だと思う。
少し細めと少し太めの2羽が、実に嬉しそうに枯れ草やワラ屑をくわえて瓦の下を出入りする様を見て、スズメのカップルというのはずいぶん仲の良いもんだなぁ・・・などと妙に感心しながら、その後もちょくちょく覗いていた。
それから間もなく産卵し、ヒナが誕生したにちがいない。瓦の奥に丸くできているはずの巣は外からは見えないが、餌を運ぶ2羽の出入りはますます頻繁になった。
そして昨日の朝、遂にヒナ鳥が姿を現した。全部で3羽。瓦の下の日陰部分に身を隠して寄りそい、親鳥からの餌を待っている。大きく開けたクチバシの縁はまだ黄色だ。餌の中には10cmほどもありそうなカマキリもいる。時にはヒナの糞をくわえて飛び立っていく。
しばらく観察していると、ヒナたちの動きが少しずつ活発になり、瓦の影から身を乗り出して周囲をうかがう様子を見せ始めた。しかし、まだまだおっかなびっくりの表情で、このぶんだと巣立ちは明日あたりだろうと思えた。
ところが、昼食を挟んで午後一番・・・すでにそこに彼らの姿はなかった。巣の奥から外界に出てきてほんの数時間後の巣立ちだ。カラスなど外の世界の危険については、巣の中で親鳥たちから十分に聞かされていたのかもしれない。
今朝は巣の傍の屋根に3羽そろって元気な姿を見せた。外の世界は浮「ことばかりではない。自然世界の優しさや大空の楽しさなどについても、これから充分に味わってほしいと思う。
7月30日・・・巣立ちから3日、時計草の茂みに親子がやってきた。親鳥はベランダの手すりに置いたエサ皿からパンを取って、まだクチバシの黄色い子鳥に与えている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/b1/b9336b667122fb51ce60c1f1ef653714.jpg)
少し細めと少し太めの2羽が、実に嬉しそうに枯れ草やワラ屑をくわえて瓦の下を出入りする様を見て、スズメのカップルというのはずいぶん仲の良いもんだなぁ・・・などと妙に感心しながら、その後もちょくちょく覗いていた。
それから間もなく産卵し、ヒナが誕生したにちがいない。瓦の奥に丸くできているはずの巣は外からは見えないが、餌を運ぶ2羽の出入りはますます頻繁になった。
そして昨日の朝、遂にヒナ鳥が姿を現した。全部で3羽。瓦の下の日陰部分に身を隠して寄りそい、親鳥からの餌を待っている。大きく開けたクチバシの縁はまだ黄色だ。餌の中には10cmほどもありそうなカマキリもいる。時にはヒナの糞をくわえて飛び立っていく。
しばらく観察していると、ヒナたちの動きが少しずつ活発になり、瓦の影から身を乗り出して周囲をうかがう様子を見せ始めた。しかし、まだまだおっかなびっくりの表情で、このぶんだと巣立ちは明日あたりだろうと思えた。
ところが、昼食を挟んで午後一番・・・すでにそこに彼らの姿はなかった。巣の奥から外界に出てきてほんの数時間後の巣立ちだ。カラスなど外の世界の危険については、巣の中で親鳥たちから十分に聞かされていたのかもしれない。
今朝は巣の傍の屋根に3羽そろって元気な姿を見せた。外の世界は浮「ことばかりではない。自然世界の優しさや大空の楽しさなどについても、これから充分に味わってほしいと思う。
7月30日・・・巣立ちから3日、時計草の茂みに親子がやってきた。親鳥はベランダの手すりに置いたエサ皿からパンを取って、まだクチバシの黄色い子鳥に与えている。
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